★MotoGP2017ヘレスGP ペドロサ「外部の意見は関係ない。自分が自分のゴールに集中している事が重要」

先週の決勝プレスカンファレンスからペドロサ選手のコメントを抜粋してご紹介します。年齢を重ねると、自分を含めた周りの状況をよく把握した状態なので、優勝の喜びも格別と語るペドロサ選手の言葉は重みがあります。

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ニック・ハリス

「ダニ、27周のレースを最初から最後までリードしましたが、タフなレースだったでしょう。」

ダニ・ペドロサ

「ええ。素晴らしいレースで嬉しいです。簡単に見えたかもしれませんが、そうではありませんでした。今回は実に楽しんだレースでした。序盤本当に集中していました。今日は練習走行ほどの路面グリップがない状況で、こうして集中して走るのが非常に重要だったと思います。今日は恐らく暑い気温のせいでグリップがなく、自分は多くのライダーと同様、ハードをフロントに履いていましたが、序盤に後続との差を作る事が出来ました。少し飛ばし過ぎていたので、ミディアムのリアを保たせるためにペースを抑えていました。その後はマルクが少し距離を詰めてきて、2つか3つのコーナーでフロントが厳しい状況でした。こうしたコーナーでプッシュし過ぎてしまうと危険でしたが、かと言ってプッシュをしないわけにもいきません。ですからペースを維持する事が重要だったんです。スタジアムセクションの後の高速コーナーで、一度トラックから飛び出すかと思った瞬間があって、そこで限界を超えてしまい0.3秒は失ったでしょうね。あそこでトラックに戻ってこれたのはラッキーでした。今週末は素晴らしい形で進みました。こうした素晴らしいライダー達の前で走る事が出来、自分もこのトラックは大好きですから。今日は本当にレースを楽しめました。」

 

ニック・ハリス

「マルクが後ろからついてきて1秒、1.3秒、また1秒という形で、常に後ろに張り付かれていました。本当に集中する必要があったでしょうね。」

ダニ・ペドロサ

「ええ。序盤ギャップが開いたんですが、あまりこのギャップを大きくさせたくなかったんです。自分はリアにミディアムでしたから、あまり序盤にタイヤにストレスを与えたくなかったんです。マルクはリアにハードを履いていましたからウォームアップには時間がかかったでしょうし、中盤から終盤にかけて速さを発揮するとわかっていました。こうしてレースをコントロール出来て良かったと思います。既に昨日の予選の時点で状況をコントロールする必要がありましたけどね。冬期テストから良い状態とは言えませんでしたし、シーズン開幕も良い状況でスタートしたとは言えず、やってきた作業が徐々に良い形でまとまり、今日はチームのために優勝出来て良かったですね。前回の表彰台の後でこうして優勝出来ましたが、こういう形で続けていきたいですね。」

 

ニック・ハリス

「トップ4人の選手が10ポイント内におり、これからル・マンを迎えるわけで、素晴らしいチャンピオンシップですね。」

ダニ・ペドロサ

「ライバルが苦戦する中でこうして優勝出来たのは良かったです。今日はどういうわけかわかりませんが、通常このトラックではヤマハが速いわけですから。アルゼンチンでの自分達のミスの後にこうしてポイントを獲得出来たのは良かったです。チャンピオンシップがさらに面白くなったと言えるでしょう。」

 

Q

「今日のホルヘの結果を受けて、彼の事もチャンピオンシップで意識する必要があると思いますか?」

ダニ・ペドロサ

「彼は非常に強いライダーですが、新しいバイクに飛び乗ってすぐに結果を出すというのは簡単なことではないでしょう。それにバイクの反応もわからない状態ではね。このDucatiにとって難しいトラックで表彰台を獲得するというのは、本当に素晴らしい結果です。また彼にとっては素晴らしい自信にもなったでしょう。自分達にとっては何が出来るか、自分達の手元に何があるかに集中するだけです。」

 

Q

「アルゼンチンではホンダは苦戦していると言っていましたが、そのあと2戦でなぜこのように完璧な週末が遅れたのでしょう?」

ダニ・ペドロサ

バイクのことがよくわかってきたということと、バイクのどこが強みなのかがわかってきたということでしょう。セットアップ、電子制御などの理解が深まり、このバイクに対するライディングスタイルについても理解が深まったということです。ミスや自分達の弱みから学び、どういった形で進めていけば良いのか理解し、またヤマハが今年このトラックでは強くなかったということもあります。自分達に出来るのは少しづつ改善を続けていくということで、アメリカGPから自分達はかなり改善をしました。同じ形で改善を続けていけることを願っています。」

 

Q

「今日はヤマハがタイヤに苦戦していたようですが、今日はあなた方は特にレース後半はどうだったのでしょうか?ヤマハは一気にペースが落ちていたようでしたので、あなた方はどうだったのでしょう。」

ダニ・ペドロサ

「自分はそこまでリアタイヤは気にしていなくて、フロントが厳しく、何度か危ない瞬間がありました。ただフロントはハードを履いていたのでそのほうが安全だと思っていました。リアタイヤは終盤には動きまわっていましたが、最後まで保ちましたね。週末を通じて良い形で機能したと思います。特に大きな問題があったとは思いません。」

 

Q

「2006年にあなたがMotoGPに移籍してきた時には、あなたが次のナンバーワンになるんだと思っていました。いろいろな理由でこれは実現しませんでしたが、ケーシーが来て、マルクが来て、あなたは正直優勝候補という状態ではなくなっています。今の自分についてそういった役割に満足なのでしょうか?」

ダニ・ペドロサ


「君たちはいろいろな意見があるようだけど。。(笑)(※会場笑)これはなんとも難しいですね。ただ今はこの状況に満足しています。今は自分の状況がよりはっきりと分かっています。若い頃はなぜ自分がいきなりこれほど速いのか?なぜこんなに多くの選手が自分の後ろにいるのかなどわからなかったものです。ただ、年齢を重ねるごとに何が起きているのかをよりはっきりと理解する必要がありますし、そういう状況を増やしていく必要があるんです。それは簡単ことではありません。より自分の意識下での作業が必要だからです。ですから、今は良い結果が出ることに関してはより嬉しいですし、外部から見た優勝候補だどうだというのは関係ないんです。自分が自分のゴールに集中していますからね。それに結果は後から訪れるものです。これは人々がそう話している、話していないからではなくて、自分がそういう結果を起こすから起きるんです。そうした背景があるから、今日のような結果が得られると素晴らしい気持ちになるんです。」

 

Q

「ヴァレンティーノがチャンピオンシップをリードしていますが、彼とマーヴェリックのどちらがより強いファクトリーヤマハのライダーだと思いますか?」

ダニ・ペドロサ

「まだ何戦もあるわけですし、2人とも素晴らしいライダーです。バイクもチームも良いですし。ですから今の段階でどちらか1人がどうというのは難しいでしょう。何が起きるかはまだ先にならないとわかりませんし、これはアップダウンがあるものです。」

(Photo courtesy of michelin)

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