★MotoGP2017ヘレスGP ロレンソ「ヤマハでの優勝よりも大きな結果」

ヘレスGPの決勝プレスカンファレンスからロレンソ選手のコメントを抜粋でご紹介します。苦しんで苦しんで獲得したDucatiで初の表彰台だけに、パルクフェルメでは喜びが爆発していました。アグレッシブにライディングすること、リアブレーキを多用することなど、徐々にDucatiの乗り方のコツを掴んできたようです。

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ニック・ハリス

「まるで優勝したかのように喜んでいました。あなたにとっては本当に大きな一歩ですね。」

ホルへ・ロレンソ

「最高の順位ですね。30歳の最高の誕生日プレゼントだと思います。ヤマハでの優勝よりも大きな結果です。誰もがDucatiという特別なバイクでドライコンディションで競争力を発揮することの難しさを理解していますから、本当に特別な瞬間です。それに過去数年、ヘレスはDucatiにとっては厳しいサーキットでしたから。ただ、今年はタイヤが昨年よりも少し柔らかく、ヘレスは自分にとっては得意なサーキットです。それが今週末の自分達の戦闘力に繋がりました。予選は少し苦戦しましたけど。ですから、表彰台争いは無理としても5位か6位は争えると思っていました。ただ暑さのせいでレースペースが極めて遅かったので、予想していないことでしたが、徐々に他のライダーをオーバーテイクすることが出来たんです。その後はザルコの後ろについて走り、彼を抜くのには少し時間がかかりました。彼から逃げるのも大変だったんですが、最後は自分のリアタイヤのほうが少しグリップがあったせいか逃げることが出来ました。そうして自分、チームにとって素晴らしいこの結果を得ることが出来ました。」

 

ニック・ハリス

「この結果はあなた自身によるもの、それともバイクによるもの、それともあなたとバイクの理解が深まったことによるものでしょうか?」

ホルへ・ロレンソ

木曜日もお話したとおり、いろいろな物事の組み合わせです。主には走行距離でしょう。このバイクは特別なバイクですから理解に時間がかかるということなんです。2008年に自分がMotoGPで走り始めた時は最初からスピードを発揮出来ましたが、これはヤマハのバイクが自分のライディングに合わせて作られていたような作りだったからです。ただ通常は違うカテゴリーのバイクに慣れるには時間がかかるものです。ですからこのバイクに関してもそれは同じと言えるんです。自分というライダーのライディングやメンタリティーに疑問を持つ必要は無いんです。自分についてあまりにも早くから批判をしていた人達がいましたが、彼らは自分達のその言葉を飲み込まざるを得ないでしょうね。この選手権で走っているライダー達に疑問を持つというのは意味がないことです。皆素晴らしいライダーですし、誰もがフロントで走れる可能性があります。特に何度も優勝し、タイトルを獲得しているライダーであればなおさらね。

 

Q

「今日はザルコの走りが素晴らしかったですが、彼と戦ってみていかがでしたか?そして次は彼の地元レースとなります。」

ホルへ・ロレンソ

「ヨハンのことは好きです。彼はレースのことだけを考えていてトレーニングもしっかりやっていて、バイクの上でもしっかりとした意志を持って走っています。彼がMoto2で2度チャンピオンを獲得したのは、彼が良いライダー、素晴らしいライダーだからです。確かにヤマハはルーキーにとっては自信を与えてくれ、簡単に乗れるバイクです。ただ間違いなく彼は本当に速いわけですしレースに集中しています。ただ、MotoGPバイクはMoto2バイクよりも大きくて思いですから、バトルしていて集中し過ぎている時などはもう少し注意する必要があると思います。ただそれは別として、自分は彼が好きですし素晴らしいライダーだと思いますよ。」

 

Q

「まずは誕生日おめでとうございます。オースティンではDucatiのバイクを理解した瞬間が、予選走行、Q1であったと思うんですが?」(※若干質問が混乱しているので整理しています。)

ホルへ・ロレンソ

「オースティンでは全てのDucatiライダーが苦戦していたと思います。過去はウイングレットの助けが大きかったですから、ウイングレット無しではかなり苦戦すると思っていました。フロントを路面につけていることもそうですし、バンプもありましたし。ただ自分もDucatiで走行距離を増やす中で、リアブレーキを使用しながらいかにバイクを止めるかなど苦戦して改善していき、Q1で新品タイヤを履いて普段よりもアグレッシブに走ったところタイムが出て、それでQ2ではさらにプッシュしてみたんです。そしてそれが実り、クラッシュするのではなく6位タイムが獲得出来ました。レースではリアブレーキを使いながら走るのにまだ慣れていなかったので、ドヴィツィオーゾとペトルッチが最終的に早かったですけど、ここは得意なトラックなので最初からプッシュ出来、金曜日から良い感触でした。そして練習走行ごとに改善していき、レースでは自分が予想していた以上でした。レースペースは遅かったこともあって、考えていたよりも多くのライダーをパスできました。」

 

Q

「今日はヤマハがタイヤに苦戦していたようですが、今日はあなた方は特にレース後半はどうだったのでしょうか?ヤマハは一気にペースが落ちていたようでしたので、あなた方はどうだったのでしょう。」

ホルへ・ロレンソ

「フロントタイヤに関しては、ウォームアップでタイヤ右側にグレイニングが見られたので心配していました。ただ、これは恐らくリアがニュータイヤで、フロントが昨日から履いていたタイヤだからでしょう。レースで両輪ニュータイヤを履いたところ、問題はリアに移り、フロントは全く問題ありませんでした。自分とザルコが非常に戦闘力が高かったのは、フロントにミディアムを履いたのが正しい選択だったからだと思います。フロントにハードを履いたライダー達は、ファクトリーホンダの2人以外は苦戦していました。ただリアは今日は非常に滑りやすかったですね。」

 

Q

「レースの終盤のリアタイヤの消費に関しては、ヤマハよりもDucatiのほうが良い状況にあると思いますか?」

ホルへ・ロレンソ

「それはここだけのものでしょう。なぜか2017年型のヤマハのほうが、ザルコのバイクよりも苦戦していましたね。ただリアタイヤの消耗度合いに関しては、今年のヤマハのバイクのほうが低いようですので、あくまでここに限った話ではないでしょうか。」

 

Q

「レース前にはあまり考え過ぎずに乗ると話していましたが、今日はいかがでしたか?今日はライディングに関して何か考える必要はあったのでしょうか?」

ホルへ・ロレンソ

「自分にとってリアブレーキを使用するというのは、未だに慣れませんので考える必要はありますが、毎回練習走行で使用する中で、より自然に感じるようにはなっています。ただいずれこれも自然になるでしょう。今までは9年間、コーナー立ち上がりのスライドを抑えるのにリアブレーキを使用せずに走ってきましたから。今はバイクを仕上げている中でリアブレーキを使用していますが、恐らくこのまま使用し続けるかもしれません。バイクの最大限の力を発揮するにはその方法を見つける必要があります。そして競争力を発揮するには全てのバイクで異なるやり方が必要なんです。」

 

Q

「ヴァレンティーノがチャンピオンシップをリードしていますが、彼とマーヴェリックのどちらがより強いファクトリーヤマハのライダーだと思いますか?」

ホルへ・ロレンソ

1周のスピードということで言うと、間違いなくビニャーレスのほうが速いでしょう。ヴァレンティーノは経験豊富ですからミスをほとんどしませんし、これはチャンピオンシップにおいては大きな強みだと思います。理論的にはミスをしなければビニャーレスのほうが良い結果を得るはずですが、ロッシに関しては常に優勝争いに絡んでくるということを何度も証明しています。」

 

Q

「今日はどの段階で表彰台を獲得出来ると思いましたか?アルゼンチンの後に施したシート位置の変更の影響はあったんでしょうか?」

ホルへ・ロレンソ

多分ザルコに追いついた時でしょうね。その時点では自分のライディングに集中しながらも、現実的な自分のポジションはわかっていないわけです。ザルコが逃げるかもしれませんし、追いつくかもしれない。彼に追いつき始めた時に表彰台を狙えるかもしれないと思ったんです。彼を抜いてから5周から7周ほど+0と表示を見て走り、その中でタイヤが保つ、彼から逃れられるというのを信じるのは難しかったですね。最後になったその差が+0.3秒、+0.5秒となって、動き回るバイクでさらにプッシュし、そして+1秒、+1.3秒という形で差が広がっていったんです。ですから、その瞬間にこのままプッシュして集中して、Ducatiで初の表彰台を実現するんだと思いましたね。」

(Photo courtesy of michelin)

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