★MotoGP2017 マックス・ビアッジ「ロッシの最大の敵は時間」

マックス・ビアッジが先日のヘレスGPの後に、いろいろな内容に答えています。この人がアプリリアのMotoGPチームに招集されなかったのは妙だと思っていましたが、当初はピアジオの会長とそういった約束を交わしていたとのこと。

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マックス・ビアッジは6月26日に彼の46歳の誕生日を迎えるだけではない。6度チャンピオンシップ優勝し、42歳という年齢で最後のレースを走った彼は、誕生日のナンバーと同じ番号の現在38歳のヴァレンティーノ・ロッシよりも高齢でレースをした人物だ。

マックス・ビアッジ

「ロッシは非常に頑張っていますね。彼が最近、最高のバトルは自分とのものだったと話していて嬉しかったんです。本当にロッシとは激しいライバル関係でしたし、今は少し懐かしいですよ。彼の本当のライバルはマルケスでもビニャーレスでもなく”時間”ですね。」

 

Q

「あなたは42歳までレースをしましたが、レースを辞めるべき年齢というのはあるんでしょうか?」

マックス・ビアッジ

「このスポーツに、何歳で辞めるべきという年齢はありません。モーターサイクルライダーは爆発的な筋肉が必要な100mのスプリント選手ではありません。もちろんそうしたものも必要でしょうが、私にとって42歳の時に獲得したWSBKで最後の表彰台は賭けが当たったようなものです。自分にとって想定していないような問題が沢山起こりました。例えば頭では考えているのに、体が言うことを聞かないとかね。スピードがスピードですから、自分が望む軌道にホイールを例えば数cm載せられないと、1/100秒、1/10秒単位でタイムをロスするんです。レースの中で経験などによって上手くいく事もありますけど、全てではありません。数年前は全てがもっとゆっくりと動いていたのにと思ったものです。」

 

Q

「ヴァレンティーノはまだそうした限界には達していないようですが。」

マックス・ビアッジ

「彼はラッキーですよ。けして立ち止まらないですから。」

 

Q

「最近、彼はもしかしたら少し度胸を失ったかもと言います。」

マックス・ビアッジ

「それは普通でしょう。ただそれは度胸ではありません。自分の反応から爆発的な部分が失われるんです。ですからライディングが変わるんですよ。」

 

Q

「その後で引退を決めたわけですが、どうしてそうした決断に至ったのでしょう?」

マックス・ビアッジ

「私はまだ契約がある時に引退を決めた数少ないライダーの1人だと思いますね。ストーナーもそうでしたし、それは理解出来ます。栄光の中で引退を決め、手元には十分な財産なあるわけですから。ただ、もしロッシが何をするのかを聞きたいのだとしたら正直わかりません。引退というのはいろいろな要因が複雑に絡み合った、非常に個人的な決断なんです。」

 

Q

「あなたの現役時代と今と、何が変わったのでしょう?」

マックス・ビアッジ

「変化は非常に少ないと思います。未だに2台のホンダとヤマハがその他のバイクの前を走っていますし。私はいずれのメーカーでも走った事があります。現在どうであるということをお話することは出来ませんが、私が現役の時はHRCはまるで軍隊のような構造でした。中本さんがHRCに来てからフレンドリーな雰囲気になったんです。」

 

Q

「ヨーロッパラウンドの開幕戦の後で、どんなことに気づきましたか?」

マックス・ビアッジ

「まず、ヘレスではロレンソがトップ集団に戻ってきました。暑いレースでしたから、難しいレースだったでしょう。」

 

Q

「誰が最高のライディングをしていたと思いますか?」

マックス・ビアッジ

「2人共スタイルが異なるんですが、私はビニャーレスもマルケスも両方好きなんです。マーヴェリックはカメレオンです。彼は何事もすぐに適応出来ているように思います。マルクはとんでもない男です。彼は常に剣の刃を渡っているように思えますが、彼のバイクのコントロールは素晴らしいものがあります。」

 

Q

「ということは、特に特定のメーカーを指示しているわけではないんですね。」

マックス・ビアッジ

「レースをしている時はヤマハにいた時のほうが快適でした。ただ実際のところは、常にアプリリアのライダーであると感じていました。それに私はアプリリアで最も勝利しましたから。」

 

Q

「実際、私達はアプリリアがMotoGPに戻ってくる際に、あなたが何らかの役割を担うものと思っていました。」

マックス・ビアッジ

「ロベルト・コラニーノが約束したんですけど実現しませんでした。(※ピアジオ会長)特にこれといった提案もなく、未だに”なぜなんだろう?”と思っているんです。」

 

Q

「結果として、今のあなたはマヒンドラのアンバサダーになっているわけですが、イタリアンMoto3チャンピオンシップで1年間チームマネージャーを務め、成長の野望を抱いているわけです。フェンスの外側でのレースというのはいかがですが?」

マックス・ビアッジ

「一番の問題は資金的なリソースを見つけることで、スタートの段階では利益を出せるなんて思えないんです。レースをするというのは、現在は投資なんです。変革をもたらせるライダーを早く見つけられる事を願っています。チャンピオンライダーを発掘するのは難しいですよ。うちのデビッド・バルディーニは僅か14歳ですから。ただ、彼は肝っ玉が座っていますよ。」

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