★MotoGP2017フランスGP 予選プレスカンファレンス全文翻訳

予選後に行われたプレスカンファレンスの全文翻訳をお届けします。今回はMotoGPクラス初のフロントローを獲得したザルコ選手に関して、ムジェロから使用が決定された2016年型のフロントタイヤ(70番)についてなどの質問が出ていました。

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ニック・ハリス

「マーヴェリック、予選ではいろいろな事が起きました。全てがポールポジションを獲得したことで報われましたね。」

マーヴェリック・ビニャーレス


「FP4の時点でラップタイムには満足でした。予選ではFP4ほど良い感触ではなかったんですが、ラップタイムは出たので嬉しかったです。チームも常にそこにいてくれましたし。明日は序盤からプッシュ出来ると思いますし、良いセットアップが出来ていると思います。天候が良い状態で保ってくれればと思っています。そうすれば後は自分達の仕事をするだけです。」

ニック・ハリス

「今回は何よりも天候が難しかったと思います。」

マーヴェリック・ビニャーレス

「トラックが乾くのに時間がかかりました。ある部分では素早く乾くものの、ある部分はウェットパッチがずっと残っていました。明日は自分達のベストを尽くそうと思いますが、天候が保ってくれることを願っています。そうして100%を尽くしたいと思います。」

ニック・ハリス

「2勝してオースティンで転倒、ヘレスでは問題があった後で、重要なレースになるでしょうね。ここで挽回しておきたいところでしょう。」

マーヴェリック・ビニャーレス

「もちろんです。最初の2戦で持っていた自信を取り戻す必要があると思います。過去2戦はフロントに問題がありました。ここではフロントに十分なグリップがあるようですので、これはレースに向けて重要なことです。最初から最後までプッシュしていきたいと思います。良いチャンスだと思いますし、持てるチャンスを全て使っていきたいですね。」

 

ニック・ハリス

「マーヴェリックありがとう。ヴァレンティーノ、2ポイントでチャンピオンシップをリードしていますが、2位ポジションを獲得出来てほっとしたでしょう。」

ヴァレンティーノ・ロッシ


「レースでは常にフロントローからのスタートは重要ですから、結果には満足しています。良い仕事が出来ましたし、バイクに加えた変更が良かったんですが、M1はこのトラックと、この新しいアスファルトが好きなようですね。それに今回はタイヤも良く機能しています。初のドライでの練習走行となったFP4でもバイクに対して良いフィーリングがありました。予選もぼちぼちでした。ポールポジションに近いタイムだった時はいつも残念に感じますよね。特に1周目は31秒台が出せたかもしれませんから。ただ重要なのはバイクへのフィーリングで、明日は良いスタートが出来ると思います。あとはしっかりと集中して、天候が良くなることを願いたいと思います。」

ニック・ハリス

「マーヴェリックと同様に残念な結果に終わったヘレスの後で、良いレースをしたいと強く願っていると思います。それでもまだ2ポイントのリードがあります。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「確かにチャンピオンシップでリードがあるのは良いことですが、練習走行ごと、コーナーごとにチャンピオンシップを意識せねばなりません。マーヴェリックも自分、そしてチームとしても、ヘレスの結果の後に良い結果を残すというのは重要です。ただ、良いレースをするのは、ニッキー、そして彼の家族のためにも重要ですし、これが自分達が出来ることの全てです。」

 

ニック・ハリス

「ヴァレンティーノありがとう。それでは3位のヨハン・ザルコ。Moto2で2冠を達成していますが、今日はQ1を通過し、Q2でフロントローを獲得しました。」

ヨハン・ザルコ


「土曜日は良い形でスタートしませんでした。朝に転倒してしまったので心配していました。トラック上に残るウェットパッチによって自信を持つ事が出来なかったんです。プッシュしようとしてもスライドしてしまい、これも自信を持つにはプラスにはなりませんでした。FP4ではバイクのフィーリングが非常に良くて、それがQ1へ大きな自信を与えてくれました。Q1にはドヴィツィオーゾ、ペドロサの他にも多くの有力選手がいました。そこで最後に思いきりプッシュしたところ2番手を獲得出来たんです。Q2には完璧な出来でした。ただ、残り使えるタイヤは1本しかなく、15分間ずっとプッシュするのは無理なのでプッシュする時を待っていたんです。最後になって皆がタイムを上げているのを見て自分もアタックしたんです。ラップごとにタイムを上げていくという難しい土曜日でしたが、こうしてファンの前でフロントローを獲得出来るというのは最高です。」

ニック・ハリス

「木曜日にも表彰台を狙えると話していましたが、この結果がそれを証明していますね。」

ヨハン・ザルコ

「ええ。バイクにはその性能がありますし、昨シーズンを考えると、ロレンソとヴァレが本当に強かったですからね。ですからバイクを上手く扱うことが出来れば、このポジションを獲得出来るはずですし、これは明日に関しては素晴らしいチャンスだと言えるでしょう。自信を持って明日良い天気になることを祈りましょう。今のところはドライですから、このまま完全にドライであれば最高です。」

ニック・ハリス

「ヨハンありがとう。それではフロアからの質問をどうぞ。」

 

Q

「明日はヨハン・ザルコに関してどのような予想をしていますか?彼はホームの観客の前で、1周目からアグレッシブに攻めるタイプなわけですが。」(※会場(笑))

マーヴェリック・ビニャーレス

「1コーナーからバトルになるんじゃないでしょうか?1位で走ろうとするでしょうね。彼は素晴らしい仕事をしていますし、明日は自分達とバトルをする可能性が高いと思います。開幕から僅か4戦、5戦ということを考えると凄いですよ。自分達は落ち着いて表彰台でレースを終えたいと思います。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「彼は2度の世界チャンピオンですから皆期待はしていたわけですけど、それ以上の驚きですね。とても強い走りをしていますし、速いです。FP4のペースも良かったですし、ロングランでのペースもいいですね。ですから、彼は優勝争い、表彰台争いが出来ると思います。」

 

Q

「ムジェロから使用することになるタイヤに関して、どのタイヤを選んだのか知りたいのですが、マーヴェリックはなぜ06番(2017年型)を選び、ヴァレンティーノとザルコはなぜ70番(2016年型)を選んだのでしょう?」

マーヴェリック・ビニャーレス

「投票はプライベートなものなので、自分達が何を選んだのかについては誰も知る必要は無いと思うんですが。。自分は70番がちゃんと機能しなかった場合を考えて、別のオプションを選んだんです。70番では何度も転倒してますからね。70番が機能しない場合を考えて選んだというだけです。ただ、こうなってしまった以上はどうしようもないですからね。20名のライダーが70番を選んだんですから。自分はどのタイヤでも構いませんよ。もしフロントに問題があった場合、全てのライダーのためになればと思いますからこういう言い方をしているんです。06はソフトなタイプですから、ムジェロでは06のソフトタイヤは間違いなく機能しないという事はわかっていますけどね。ムジェロはハードブレーキングが必要なトラックですから。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「これは既に述べていますけど、2つのタイヤの違いはごくわずかなんです。これはライダーのスタイルにもよりますが、小さな違いです。ムジェロに関してはマーヴェリックが話したように、06のソフトオプションは使い物にならないでしょう。ムジェロはミディアムからハードを使用する必要がありますから、誰もソフトタイヤを使うことはないでしょう。あまり大きな差はないと思います。」

ヨハン・ザルコ

「自分はまだ学習を続けている段階ですし、バイクについても色々なフィーリングを感じています。ヘレスで試した時はあまり大きな差はありませんでした。将来的にバルセロナで使用することになるとしたら、ムジェロで試せるというのは良いと思うんです。」

 

Q

「ニッキーの事を考えながら、レースに集中するというのは難しいと思うのですが、それについてはいかがでしょうか?」

マーヴェリック・ビニャーレス

「これは本当に難しいですね。ルイスの時もそうでしたが、レースをするのが難しかったんです。それで100%集中出来ないこともあるんですが、自分達が出来る事は最高のレースをして彼に捧げるということなんです。自分達が出来るのは彼の回復を祈って、戦ってくれという想いを伝えること、とにかく彼のために最高のレースをすることが重要でしょう。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「常に頭の中から離れませんが、残念ながら自分達が出来ることは何もないんです。ですから自分達は集中して良いレースをすること、最高の結果を得ること。ただ、これも残念ながらニッキーを助けることにはならないんですが。。とにかく彼に良いレースを捧げたいですね。」

ヨハン・ザルコ

「昨年のバルセロナでルイスに起きた事は、自分にとってずっと戦ってきた仲だったので辛いものでした。ニッキーのことはルイスほどは良く知らないんですが、とにかく集中して自分がやることに集中するしかありません。昨年の時点で十分に辛かったので、今年はもう少し良く自分をコントロール出来ると思います。」


 

Q

「今日のKTMの予選でのパフォーマンスに関してどう思いますか?2名のライダーがトップ10に入っていましたが。」

マーヴェリック・ビニャーレス

「凄いですよね。ポルとブラッドリーがQ2に進出した時から既に驚いていたんです。ポルが8位でブラッドリーが10位ですよね?素晴らしいと思います。ここは新しいバイクにとっては簡単なトラックではありませんから。彼らはこの調子でバイクを改善して行く必要があるでしょう。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「こうしてもう1つの重要なファクトリーが存在感を発揮するのはMotoGPにとって非常に重要です。KTMは昨年からモトクロス、Moto3、Moto2と素晴らしい結果を出してきています。素晴らしい努力をしていると思います。MotoGPのバイクのレベルは非常に高いんです。全てのメーカーが長いことバイクの開発に力を入れているわけですから、簡単なことではありません。素晴らしいと思いますし、将来的にさらにレベルを上げる事が出来るでしょう。」

ヨハン・ザルコ

「KTMは高い目標を掲げる強力なメーカーです。TVで見ていても彼らの加速は強烈ですね。2速から4速までウイリーしてますし、良い加速をしているのがわかります。これは速さを発揮する上で重要なことだと思いますし、明日どうなるか見てみましょう。彼らがコンスタントに速さを発揮出来るか、トップ10に入れるか、これが彼らの仕事の内容を証明するでしょう。」

 

Q

「ヨハンは素晴らしいルーキーだと思いますが、彼があなたのオフィシャルヤマハの座を継げると思いますか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「そうだね(笑)君はそれを望んでいるということなのかな?もちろん、そういう事もあるでしょう。自分の契約は2年ですし、自分はまだまだ強い走りが出来ますが、かなりの年でもありますから、来年に現役を続けるかどうかは決めないとだめでしょうね。その時点でどうなるかでしょう。」

 

Q

「Q2でなぜユーズドタイヤも使用したのか教えてもらえますか?何かしら戦略的な意味合いがあったのでしょうか?」

ヨハン・ザルコ

「今朝タイヤを履き替える必要があって、十分な数のタイヤが無かったんです。特に戦略的な意味合いがあったわけではありません。1本の新品タイヤをQ1で、もう1本の新品タイヤをQ2で使用する必要があったんです。Q1は良い走行が出来て自信が持てたので、Q2では残り8分の段階まで待ってから新品タイヤを使用したんです。プレッシャーにもなり得ましたが、上手くコントロール出来ました。」

ニック・ハリス

「皆さんありがとうございました。」

(Photo courtesy of michelin)

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