★MotoGP2017イタリアGP 木曜プレスカンファレンス全文翻訳

ご紹介のタイミングが遅くなりましたが、MotoGPイタリアGPの木曜プレスカンファレンスの翻訳となります。今回は参加が予定されていたロッシ選手が怪我の影響で参加できず、その代わりにMoto2のフランコ・モルビデッリ選手が参加しています。また、後半にはイアンノーネが体調不良で途中退席する形となっています。

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ニック・ハリス

「みなさんこんにちわ。ここムジェロからお届けします。シーズンもこれで3分の1を消化したことになります。1976年にムジェロでのレースが始まってから33回目のレースとなります。この時はバリー・シーンとフィル・リードが僅差でゴールしましたが、昨年もマルケスとロレンソが非常に接戦でレースを終えました。今日もスティーブ・デイからソーシャルメディアからの質問が通常のプレスカンファレンスの後にありますので、心の準備をお願いします。」

「センターにはマーべリック・ビニャーレス。チャンピオンシップ1位で、今期3勝を遂げています。ル・マンで優勝。ここでは2013年に優勝しています。2015年は7位。昨年は6位でレースを終えました。横にいるペドロサはチャンピオンシップ2位。過去3戦で3つの表彰台を獲得。ヘレスでは優勝しており、ここでは5度表彰台を獲得しています。2010年に優勝。3度ポールポジションを獲得。ここでは4年連続で4位を獲得しています。その横にはヨハン・ザルコ。チャンピオンシップ5位。ホームレースとなったル・マンでは初のMotoGP表彰台となる2位を獲得しました。昨年はMoto2クラスで優勝。ムジェロではその他に3度表彰台を獲得しています。ダニの右側にはファクトリーDucatiのアンドレア・ドヴィツィオーゾ。カタールで2位、チャンピオンシップは現在6位。MotoGPでは3度表彰台を獲得。昨年は腕上がりの問題がありながら5位を獲得しています。反対側にはECSTARスズキのアンドレア・イアンノーネ。現在チャンピオンシップ15位。ル・マンでは10位を獲得。ここでは素晴らしい成績を残しており、Moto2では2010年と2012年に優勝。2014年にはMotoGPクラスで初のフロントローを獲得、2015年には初の表彰台を獲得し、昨年は3位で終えています。そして反対側にはMarcVDSのフランコ・モルビデッリ。ル・マンでは優勝。今期4勝しており、チャンピオンシップを20ポイントリードしています。昨年はここで8位でした。」

 

ニック・ハリス

「それではマーべリックから始めましょう。チャンピオンシップ1位ですが、多くの選手とDucatiにとってのホームで優勝するのは簡単ではないと思います。」

マーべリック・ビニャーレス

「その通りですね。バレンティーノのファンも大勢いますし簡単ではないでしょう。ただ、自分達が良い状況にあるのは確かですし高いモチベーションがあり、ここではヤマハが強いということもわかっています。まだ多くを学ぶ必要がありますが、ル・マンの後にバイクを少し改善することが出来ました。まだ自分のライディングスタイルはヤマハにとっては100%完璧という状態ではないので改善が必要です。ですからムジェロでそういった部分を証明出来ればと思います。ここは自分も好きなトラックで常に速く走る事が出来ています。良い天候になる事を願っていますし、良いレースが出来ればと思います。」

 

ニック・ハリス

「あなたと入れ替わりでヤマハを出ていったホルへ・ロレンソは、ここで素晴らしい結果を残していますが、これはあなたにとっては嬉しいことでしょう。」

マーべリック・ビニャーレス

「ええ。彼のライディングスタイルをコピーする必要があるでしょう。彼はここで素晴らしいスピードを持っています。過去のレースを調べていましたが、彼は常にフロントにいます。彼のデータは残っていますから、彼から学んで良いバイクを作ること、同じラインを走行することが必要です。ここでは良い形で予選走行を終え、1周目からプッシュしていくことが必要でしょう。」

 

ニック・ハリス

「ここで日曜の朝に晴れているとなると、本当に最高のトラックと感じますね。」

マーべリック・ビニャーレス

「ここは常にとんでもなく暑いか雨が降っているかなので、暑いほうだと良いですね。ただあらゆるコンディションで速く走る事が出来るというのは大事です。ル・マンではレインコンディションでの走りを改善出来ましたが、まだ100%という状態ではありません。強い走りが出来ることはわかっています。どのような天候になるかですが、自分達は戦う準備が出来ています。」

 

ニック・ハリス

「マーベリックありがとう。それではダニ。過去3戦素晴らしい走りが出来ていますね。チャンピオンシップは現在2位ですが、天候も良く良い週末になりそうですね。」

ダニ・ペドロサ

「非常に重要なレースになるでしょう。また今話があったように素晴らしい天候です。というのもこのトラックでは朝のコンディションは時に難しい状態であることがありますから。ただ気温は高いですから、最初から良いフィーリングを得ることが出来るでしょう。このトラックは通常フィーリングを掴むまで数周走る事が必要なトラックでもあるんです。非常に高速なサーキットですから、こうしたフィーリングを掴むというのが重要になってきます。良い天候であればさらに良いラップが出来るでしょう。このレース、そしてこのレースウィークは良い形でスタートすることが重要だと思います。チャンピオンシップにおける過去数戦は重要でしたが、バルセロナで一回テストを行ない改善することが出来ましたから、ここでその成果を確認することは重要だと思います。徐々に良い形になっていますし、フィーリングを掴むことも出来ています。」

 

ニック・ハリス

「良い天候の中、良い予選走行をすることが重要ですね。ル・マンでは3位を獲得するのは本当に大変だったでしょう。」

ダニ・ペドロサ

「ル・マンでは最終的に表彰台を獲得することが出来ましたが、予選順位が悪かったので、今回は予選で良い走りをしたいと思います。特にQ2に進出をすること。そしてそこで良い予選にすることです。同じ状況は繰り返したくありませんからね。」

 

ニック・ハリス

「ムジェロでは素晴らしい記録を残していますが、見る側にとっても素晴らしいサーキットですが、ライディングをする側としては素晴らしいトラックなのでしょうか?」

ダニ・ペドロサ

「ライディングをするのは本当に最高ですね。アップダウンがあって高速コーナーもあり多くのお客さんがいますから。それにこのストレートはMotoGPバイクではとてつもないスピードが出ますから。MotoGPバイクで走るのが楽しいトラックです。」

 

ニック・ハリス

「ダニありがとう。それでは横にいるヨハン・ザルコ。ムジェロをMotoGPバイクで走るというのは、本当に楽しみにしていたんじゃないでしょうか?」

ヨハン・ザルコ

「確かにここでこのバイクに乗るのは楽しみです。ただ毎回レースを終えて家に戻るたびに、次のレースが待ち遠しいんです。MotoGPで走るというのは本当に特別ですから。過去には良い成績を残していますから自信はあります。ル・マンでの決勝レースから得られた内容を明日から試す事が出来ると思いますが、これが上手く機能すれば良い結果を期待出来るでしょう。」

 

ニック・ハリス

「開幕から5戦でこのような結果を得る事が出来ていることを信じられますか?」

ヨハン・ザルコ

「カタールでの6周、そしてアルゼンチン、テキサス、ヘレス、そしてル・マン。2位を獲得出来るなんて事は想像していませんでした。3位でも十分に嬉しかったんですが、最後にバレンティーノが転倒したことで2位を獲得出来ました。ターゲットはもちろんトップですが、一度表彰台を獲得出来たわけなのでもう1つ獲得しにいくというのは当然の流れです。予想してはいませんでしたが、純粋に嬉しいですよね。プッシュを続けてこのレベルに留まりたいと思います。」

 

ニック・ハリス

「ヨハンありがとう。それではドヴィ。ここはあなたとDucatiにとっては非常に重要なレースになりますね。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「このレースは皆にとって素晴らしいレースですが、特にイタリア人ライダーにとっては重要なレースです。ムジェロでのレースというのは本当に全てが最高なんです。Ducatiにとってここで素晴らしい結果を残すということは実に重要なんです。昨年はレースリーダーとの差は非常に小さかったので、高い競争力を発揮出来ると思います。ただ毎年それぞれ別のレースです。タイヤがどうであるのかもそうですが、ここで行ったテストにおけるフィーリングは悪くありませんでした。競争相手がいない状態では正確な戦闘力はわかりませんし、ラップタイム集中して走るというわけでもありませんでした。ただトップに近づけるとは思っています。目標は表彰台の獲得です。」

 

ニック・ハリス

「スタートからそうですが、未だに少し問題があるようですが。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「確かにまだバイクに関する限界と戦っている状態です。そしてこれをまだ改善することが出来ていないという現実があります。ポジティブな点とネガティブな点とがありますが、ライバル達は非常に強く非常に良いバイクを持っています。皆の戦闘力が接近しているのもあって、ダニが言ったようにフロントでスタートするのが難しい状態です。自分達にとってFP3、Q1、Q2そしてレースを迎えるというのは実に難しいんです。ただ、MotoGPでは前の2列からスタートすることが本当に重要でこれが目標です。これが今週の第一の目標で、レースでは表彰台を獲得したいと思います。」

 

ニック・ハリス

「今週末に関しては非常に多くのプレッシャーがあると思います。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「プレッシャーは大きいですし、やるべき事が沢山あります。本当に特別な週末ですし、このトラックでバイクに乗るのは本当に素晴らしいことです。沢山のファンにも会うことが出来ますし、本当に素晴らしいサポートをしてもらっています。ただ今週末を上手に乗り切る必要があって、ファンが皆写真を取りたがったりサインを欲しがったりしますし、多くのイベントがあります。簡単なことではありませんが、自分が実にラッキーな人間のうちの1人なんだということに関しては間違いありません。」

 

ニック・ハリス

「ドヴィありがとう。それではイアンノーネ。まずは良い話から始めましょう。ここではMoto2、そしてMotoGPで素晴らしい記録を残していますね。」

アンドレア・イアンノーネ

「ええ。このトラックでは素晴らしい思い出があります。昨年は表彰台を獲得出来ましたし、2015年にしてもそうです。2010年、2012年もMoto2で優勝しました。自分にとっては素晴らしいトラックであることに間違いはないでしょう。ただ、今年はより困難な状況で到着したと言えるでしょう。バイクに関してはベストと言える状態ではありません。自分の状態も100%ではありませんので、MotoGPにおいてはこれは大きな問題になるでしょうね。ただ常にベストを尽くしていますし、明日からはまたチームと共に良い働きが出来ると思います。トップのライダー達についていきたいと思っています。どうなるかですね。」

 

ニック・ハリス

「最大の問題は何なのでしょうか?」

アンドレア・イアンノーネ

「バイクのフィーリングであることは間違いありません。ただ方向性に関しては理解出来ています。ただこれをレースの中で改善して行くことが難しいんです。日本からのNEWパーツが届くと思うので、この先、3戦4戦で改善が出来るチャンスがあると思います。ただ今の段階ではこのバイクでのベストを尽くすしかありません。このトラックは自分達にとっては悪くないですしね。」

 

ニック・ハリス

「ムジェロを迎えるにあたっての気持ちはいかがですか?非常に自信があるとのことですが、今までは非常にタフな状況が続いています。」

アンドレア・イアンノーネ

「確かにムジェロでは前に乗っていたバイクで、素晴らしいトップスピードの記録があります。ただ、ここでは本当に良いレースが出来る事を望んでいます。もちろん序盤からベストを尽くしことは間違いありません。レース中はトップ5、トップ6を獲得出来ればと思います。」

 

ニック・ハリス

「アンドレアありがとう。それではMotoGPは以上です。次にMoto2のフランコ・モルビデッリに聞きましょう。ホームレースでチャンピオンシップを20ポイントリードしている状態です。素晴らしいスタートになっていますね。」

フランコ・モルビデッリ

「素晴らしいスタートが出来ています。これに関しては本当に嬉しく思っているんです。これ以上の成績は望めないでしょうが、ヘレスでの転倒がなければ良かったでしょうね。ただ常にミスはするものです。そして今回ここムジェロを迎えるわけですが、自分は一度もここで速く走れたためしがないんです。ですから、ここでも同様にスピードを発揮することが大事です。」

 

ニック・ハリス

「ヘレスでの転倒の後、ル・マンで優勝したことは重要だったでしょうね。他の選手達が徐々にギャップを詰めてきていましたし、あそこで優勝したというのは本当に重要だったと思います。」

フランコ・モルビデッリ

「ル・マンで勝利をするというのは実は予想していなかったので嬉しかったです。ウォームアップでスピードがなかったので、レースでは単純に完走することだけ、良いポイントを獲得することだけを考えていました。ただスタートしてすぐに良いフィーリングが得られて良いリズムがあったんです。ですから、優勝を狙わない手はないということで走ったんです。」

 

ニック・ハリス

「ここではチームメイトのアレックス・マルケスも速いと思いますし、トム・ルティもいるでしょう。良いレースになるでしょうね。」

フランコ・モルビデッリ

「ええ。多くのライダーがいるでしょうし、チームフォワードのライダー達も速いでしょう。ここでポイントを獲得することは非常に重要でしょう。そしてフロントグループに留まるということもまた重要だと思います。」
 

ニック・ハリス

「フランコありがとう。それでは私からは以上です。フロアからの質問をどうぞ。」

 

Q

「バレンティーノはモトクロスでの転倒の後で痛みを抱えています。息をするのも痛く100%の体調ではないようです。ここは彼のホームですが、彼はこの状況でも戦えると思いますか?」

マーべリック・ビニャーレス

「もちろん走るでしょう。彼が100%でないのであれば、ファンの応援が彼を100%にするでしょう。彼には回復して欲しいですし、レースには100%で挑む事が出来るかもしれません。ライダーであれば誰しも怪我はしたくありませんから。ただいずれにしても彼は常に優勝争いに絡んでくるでしょう。ホームトラックですし、強い走りが出来るでしょう。彼が100%でないとしてもファンが彼を100%にしてくれると思いますよ。」

ダニ・ペドロサ

「自分は状況については理解していませんが、ここは彼のホームGPでファンも沢山いますし、彼はトラックの事を良く知っています。ただMotoGPは常に厳しい戦いです。ただ彼は常に上位にはいると思いますよ。」

ヨハン・ザルコ

「彼はトラックの事もバイクの事も完璧に理解しています。彼は明日の練習走行から状況をコントロールする事が出来ると思います。今日休んでエネルギーを蓄え、明日自分達を驚かせてくれると思います。彼は常に脅威であると思いますよ。」

 

Q

「ドヴィ、最近優勝出来るようなパッケージではないと話していましたが、モントメロのテストの後に状況は何かしら変化したのでしょうか?優勝は可能だと思いますか?それとも全く無理という状況なのでしょうか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「何事も起きえる可能性はありますから、優勝というのは常に考えている必要があります。バルセロナでは2日間いろいろな事を試しました。ただバイクの基本的な正確は変わっていません。何か大きな内容を変更したということはありません。勿論このトラックは自分達を少し助けてくれるとは思います。このトラックはDucatiの正確に少し合っていますから。ですからライバルに近づくことは出来ると思います。それに似たようなペースでフロントを走る事が出来れば、何事も起きる可能性があります。ただ現状は優勝争い出来る状態では無いことは確かです。」

 

Q

「まだヤマハで100%ではないと話していましたが、ヤマハのバイクを操る上でどういった部分を改善する必要があるのでしょう?」

マーべリック・ビニャーレス

「ブレーキングが深すぎる時があるんです。時には早めにブレーキングして早めにリリースして、立ち上がりでバイクを素早く起こすことが必要なんです。ヤマハにはこれが合っているんですが、あるコーナーではこれが機能しますし、そうでないコーナーもあります。ですからこの2つのライディングスタイルを使い分ける必要があるんです。これが出来るようになれば、新たに1段階前に進む事が出来ます。ヨハンはこれが非常に上手いですね。彼はコーナーに速いスピードで進入して行くことが出来ますが、こうした事もあってソフトタイヤを上手く使えるわけですよね。ですから、こうした事を学習する必要があるんです。バイクを操るという事に関しては100%ではありません。勿論体調は100%ですけど、バイクを操縦するということに関してはまだ改善が出来ます。これが非常に重要なことですし、またポジティブな事でもあります。」

 

Q

「ドヴィ、ここでのテストではストレートエンドでバイクが少し安定性に欠けると話していました。テレメトリー上ではイアンノーネのトップスピードと同じところからブレーキングが出来ると思いますか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「あのトップスピードと同じ速度は出せないでしょう。ウイングレットがない状態だと加速が弱いですからね。それにブレーキングの前のジャンピングスポットでも安定感が低いのも事実です。ここでもウイングレットが大きな違いを生み出しているんです。ですからあそこのジャンピングスポットに関しては、皆が全く違うアプローチで望む必要があるでしょう。ですからスピードに関してはあの記録を破れるとは思いません。それに少し違う方法でアプローチする必要があるでしょうね。ただこれは皆にとっても同じことですから、どうやるかを理解するということです。」

 

Q

「将来的にMotoGPにステップアップするということに関してと、今週の期待に対するプレッシャーにどのように対処するのでしょう?」

フランコ・モルビデッリ

「来年MotoGPで走りたいと思っています。ただ、まだこれに関しては色々な作業を進めているところで、詳細に関してはまだわかりません。ですから現時点ではMoto2で良い結果を残すという自分の目標に集中しているんです。そうすればMotoGPで良いチーム、良いバイク、良い待遇で走る事が出来ると思います。ホームGPに関しては常に他のGPとは異なります。多くの知り合いがここにいるわけですし、色々とプレッシャーを感じることもありますし、イベントもあります。ただ、良いライダーであればこうしたホームGPのプレッシャーを上手くコントロールする事が出来るでしょうし、良いレースが出来るでしょう。」

 

Q

「もう1つ表彰台を獲得する上で鍵となるのは何でしょう?」

ヨハン・ザルコ

「鍵となるのはひたすらにプッシュすることです。もう一度表彰台を獲得すれば、何かしら鍵となることがわかるのかもしれませんが、難しいですからね。自分のフィーリングは向上していますし、今の段階ではコーチとトレーニングをして良いパフォーマンスを得ることが出来ています。今は自分にとっては良い状況なので、それを最大限利用したいと思っています。楽しんで、プッシュし、考え、コンスタントなコンディションであれば予選が非常に重要になります。予選で最初の2列を獲得するということが、もう1つの表彰台を獲得する上での鍵となるでしょう。そして土曜日の朝のFP3からQ1というのは、自分にとってまた新しい経験でもあるんです。」

 

Q

「イアンノーネ、新しいパーツが2戦、3戦で届くという話をしていました。どのようなパーツを望んでいるのでしょう?」

アンドレア・イアンノーネ

「日本ではハードに作業をしてくれていて、新しいシャーシを作り初めてくれていると思います。もちろんこれを将来的に試すわけですが、良い時もあれば駄目な時もあります。開発の方向性は理解出来ていますし、ギャップを埋めるために作業をしたいと思っています。」

 

Q

「ルーキー・オブ・ザ・イヤーになること、ヤマハのバイクに乗ることを理解していると思いますが、ヨハンは今年ノーマルコンディションで優勝出来ると思いますか?」

マーべリック・ビニャーレス

「優勝出来ないということはないでしょう。こうした形で作業を続けていけば可能だと思います。MotoGPで走る上で経験は大事ですが、彼はそうした経験があります。良いバイクも手元にありますし、彼の状況も良いですよね。スタートも良いですし、彼はタイヤを最後まで保たせる事が出来ますからチャンスはあるでしょう。自分の昨年のシルバーストーンのように、ああいった状況は自分達で想定していませんでした。どんな事も起きるのがMotoGPです。特にムジェロやシルバーストーンのような長いトラックではそうです。タイヤを上手く使えればチャンスがあるでしょうね。」

 

Q

「データやフィーリングなどを共有出来るチームメイトがいないという状況は、ハンディキャップになっていると思いますか?今は基本的には1人で作業をしているわけですが。」

アンドレア・イアンノーネ

「もちろんアレックスには早く帰って来て欲しいです。彼は若くて速いライダーですから。それに開幕から共にバイクの改善に一緒に取り組んできました。ただトラック上により多くのバイクがいたほうが確かに良いというのはあります。今は自分のデータに加えて、昨年のマーベリックデータを見たりしていますが、今年はフロントタイヤが今まで違いましたから。現状はブレーキングポイントでフロントにかなり苦戦しています。思うように深いところでブレーキングが出来ないんです。ですからこうした状況を理解するのが難しいんです。ですからアレックスには早く帰ってきて欲しいですし、一緒に作業をしたいですね。」

 

Q

「MotoGPライダーに質問です。モトクロスで練習はしますか?そしてそれはなぜ?」

アンドレア・イアンノーネ

「自分はモトクロスはしません。自分はモトクロスでは酷いライダーなんです。ですからモトクロスで走るからどうこうという問題はありません。」

マーべリック・ビニャーレス

「以前は良くやってましたし、昨年の冬もそうです。ただカタールで優勝した時点ではモトクロスは1ヶ月やっていなかったんです。ですからその後は単純に何も変えたくなくて、同じ練習内容を続けています。実際モトクロスはやりたいんですが、現状はモトクロスをやりたい気分ではないんです。今年はモトクロスは走らないかもしれませんね。ただ、こうした他のスポーツをやるということはそれだけリスクがあるということです。サイクリングだったりランニングをしたりすることもリスクがあるわけなんです。常に集中している必要があると思いますし、こうしたリスクを取らないほうがいいんですけど、ただトレーニングはする必要があるわけです。ただモトクロスは今自分のプランにはないというのは確かですね。」

ダニ・ペドロサ

「自分の最初のバイクはモトクロスでしたからモトクロスは好きなんです。子供のころからモトクロスを見るのも練習をするのも好きなんです。ただ最近はあまりモトクロスはしません。125ccで世界選手権に参戦を初めた頃に大きな事故をしたんです。ですからその後はモトクロスは冬期だけに限ってやっているんです。以前はジャンプのないダートトラックを持っていたんです。自分はジャンプが得意ではないんですよ。ジャンプは他の上手い連中のを見るだけで、自分はジャンプはしないんです。」

ヨハン・ザルコ

「自分は今はモトクロストレーニングはしていません。もしモトクロスをやったとしたら自分はアグレッシブに走ってしまいますからね。それに今はバイクでスムーズでクリーンなスタイルで走ることの練習をしているところなんです。ですからモトクロスのトレーニングはしていません。」(※ここでイアンノーネ選手退席。今週ずっと腹痛を患っているようです。)

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「こうして誰かが怪我をすると、他のスポーツをすることでのリスクという話が常に出てきます。ただ、自分はそういう話には100%賛同出来ません。誰もが最高の形でトレーニングを行うという事が必要なんです。自分達は常に(※MotoGPバイクという)限界と共にいるのだということを忘れてはいけません。こうした限界を手中に収めてコントロールするために、そうした状況でトレーニングをする必要があるんです。ただMotoGPバイクに乗ってトレーニングに時間を使う事は出来ませんから、他のスポーツで似たような状況でトレーニング出来る方法を見つける必要があるんです。モトクロスに集中して取り組んでいるライダーもいますし、その他のスポーツをしているライダーもいます。いろいろなスポーツをすること、楽しむ事が重要だと思いますが、ただスマートにこれをやる必要があります。誰もがリスクを取っているんです。家にこもってジムトレーニングだけをしてレースに挑むというのでは駄目なんです。自分はこれはMotoGPに挑むには良い方法だとは思いません。皆がリスクを取る必要があり、トレーニングが必要です。時にはこうした事が起きてしまいます。自分はライダーにモトクロストレーニングをさせたがらないという人の意見には反対です。」

 

ニック・ハリス

「それでは次はソーシャルメディアからの質問です。スティーブン・デイにお願いしましょう。マーベリック笑っていますね(笑)」

 

スティーブ・デイ

「それではフランコからです。Instagramからルーカスの質問です。あなたはレースで優勝しても、転倒しても、感情的にはならずにリラックスしているようですが、これはなぜなのでしょうか?これがあなたの性格なんでしょうか?」

フランコ・モルビデッリ

「ええそうです。自分はいつもリラックスしています。なぜなのかはわかりませんが、人生の中であまり感情的になるということがないんですよね(笑)(※会場(笑))あまり落ち込むようなタイプでもありませんし。」
 

スティーブ・デイ

「ファンからのもう1つの質問として、なぜピットボードにオウムが描かれているのでしょう?」

フランコ・モルビデッリ

「これは何かしらブラジルを表す動物を選びたかったんです。それにハッピーという意味合いもありますし。」

 

スティーブ・デイ

「次の質問はダニへのものです。どうかそんなに怖がらないで(笑)Instagramからエルフリーダの質問です。今まで戦ってきたライダーの中で
誰が一番手強いライダーでしたか?そしてそれはなぜ?」

ダニ・ペドロサ

「残念ながら1人に絞る事は出来ません。ただバレンティーノとマルクが最も手強いライダーでしたね。彼らはいろいろな状況で強いですから。1周だけのタイムにしても、ポールポジションを獲るにしも、通常のレースも雨のレースも速いですし、フィーリングが良くても悪くても速いですから。この2人が優勝争いをするには最も手強い相手ですね。ただ、自分のキャリアの中には本当に凄いライバル達が沢山いました。」

 

スティーブ・デイ

「ドヴィ、Instagramからジョーダン・ロンの質問です。過去と現在のイタリア人ライダーで、チームメイトに選ぶとしたら誰が一番良いですか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「うーんそうですね(笑)」
(※回答の前にイアンノーネ選手のいる側をちらっと見るが、既に退席している。隣のザルコ選手が、もういないというジェスチャーを返す。 会場大爆笑)
「過去のライダーで凄い好きなのはカダローラです。自分のライディングスタイルに似ている部分があるので、彼のチームメイトになれたら学ぶ事が多いでしょうし、素晴らしい経験になるでしょう。」

 

スティーブ・デイ

「Instagramからコナーの質問です。あなたの年齢はMotoGPにおいてインパクトを及ぼすのに影響があると思いますか?また、ファクトリーチームは若いライダーに傾倒し過ぎだとは思いますか?」

ヨハン・ザルコ

「年齢に関してはMoto2ならいいが、MotoGPでリスクを取るには年を取りすぎていると思っていた部分はあるんですが、今シーズンの始めにそういった考えを改めました。ですから自分の今年27歳という年齢は、トップ争いをするにも将来的にファクトリーバイクに乗るにしても問題にはならないと思います。」

 

スティーブ・デイ

「最後にInstagramのアナ・アレサンドリからの質問です。土曜日にチャンピオンズリーグで優勝するのは誰でしょう?レアルマドリッド?それともユベントスでしょうか?」

マーべリック・ビニャーレス

「モントメロではこうした質問には答えられないでしょうね。もしユベントスなんて言おうものならファンに何か投げられるでしょう(笑)ただ、素晴らしいマッチになるでしょう。マドリッドは素晴らしいプレイヤーがいますしユベントスもそうです。素晴らしい試合を期待していますし、出来れば家で試合を楽しみたいですね。マドリッドのために祈りたいです。」
 

スティーブ・デイ

「スコアの予想は出来ますか?」

マーべリック・ビニャーレス

「2対1でマドリッドの勝ちでしょうか(笑)」

 

ニック・ハリス

「皆さんありがとうございます。それでは良い週末を」

(Photo courtesy of michelin)

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