土曜日のプレスカンファレンスからダニロ・ペトルッチ選手のコメントを抜粋で紹介します。前回のムジェロではトラック外を走行したとして2位タイムのラップがキャンセルとなったペトルッチ選手ですが、レースではタイヤの消耗の予想が付かないことから、後半はクレイジーな展開になると予想しています。

ニック・ハリス

「それでは3番手を獲得したダニロ・ペトルッチ。素晴らしい予選でした。前回は3位を獲得し、今回はまたしてもプレスカンファレンスに出席しています。」

ダニロ・ペトルッチ

「こうして皆さんの顔を見ることが出来るというのは良いものですね。つまりプレスカンファレンスに出席してるってことですから。自分は常にプレスカンファレンスは大好きなんです。非常に難しい予選でした。ホルヘが話していたようにリアのトラクションが少し足りなかったんです。明日は特にリアタイヤ右側のトラクションをキープするのが容易ではないでしょう。ムジェロでは素晴らしいラップが出来ましたが、少しトラック外を走行したことで、その周回がキャンセルとなりました。もし1列目からスタート出来ていたらリアタイヤを少しセーブすることが出きていたと思います。明日は同じ戦略が使える事を願っています。ただ、タイヤの消耗は非常に激しいでしょうから難しいレースになるでしょう。レース後半は本当にクレイジーなレースになると思います。」

 

ニック・ハリス

「タイヤのライフを気にしながら、暑さの中でのバトルを行うというのはどれくらい大変なんでしょう。」

ダニロ・ペトルッチ

「これは本当に難しいでしょうし、どうすれば上手く対応出来るのかについて正しい答えを持っているライダーはいないでしょう。自分はスロットルの開け方が少しアグレッシブですしね。他のDucatiのライダー達は明らかに自分よりも経験が豊富ですから、常に彼らのデータを見て学んでいるんです。とにかく難しいと思いますが、まずは序盤にしっかりと落ち着いていること、タイヤをセーブすることが必要でしょう。ただスピードがあるライダーは沢山いますからね。ですから、いつもどおり厳しいレースになると思います。」

ニック・ハリス

「ダニロありがとう。それではフロアからの質問をどうぞ。」

 

Q

「最近はあなたがプレスカンファレンスにいて私達も嬉しいのですが、明日はタイヤをセーブして、またここに戻って来ることを考えていますか?」

ダニロ・ペトルッチ

「正直ムジェロでは表彰台を獲得出来るなんて思っていませんでした。トップ5でレースを終える事が出来れば十分でした。それが実際は優勝も可能という状況だったんです。明日に関してはムジェロとリアタイヤの状況は大きく異なります。ムジェロではラップレコードに近いペースで走行していて、特にトップ4人は昨年レースタイムを下回るスピードで走っていました。明日はリアタイヤのマネジメントが非常に難しいでしょう。ただ、自分もあなた達と明日会いたいと思っています。」

 

スティーブン・デイ

「ダニロ、Twitterからバキの質問です。”あなたは過去に警察の候補生だったことがありますが、どのライダーを最も逮捕したいですか?”」(※会場(笑))

ダニロ・ペトルッチ

「間違いなくミラーですね。(※会場(笑))金曜の朝に飲酒検査をしたいと思います。(笑)」

(Photo courtesy of michelin)