今回は予選順位が振るわずに14位スタートだったザルコ選手ですが、最終的には5位でレースを終えました。ザルコ選手同様スムーズなライディングが身の上のロレンソ選手が、昨年同じバイクで暑いコンディションで苦戦したのを考えると、こうした状況でザルコ選手が苦戦していないのは不思議ですね。

ヨハン・ザルコ

「今日はこの結果に満足ですが疲れましたね。今日は皆がこの暑さのせいでフィジカル面で苦戦していたと思います。レースに関しては路面のグリップが低く、タイヤも摩耗してしまいました。ただ、自分にとってこういう状況は大惨事というわけではなく、ライバル達と比較して良いフィーリングがありました。14位スタートとなるとレース序盤は複雑な状況でのバトルが必要でした。それにこういう中では他のライダーに接触する可能性も高い状態でした。レースの中でトップ集団を捉えることが出来ると思っていたんです。レース中盤を過ぎても彼らはそこまでギャップを広げていなかったんですが、自分と同じペースだったために追いつくことが出来ませんでした。」

「終盤にかけてはペトルッチが転倒しロレンソに抜かれましたが、彼のほうが加速が良く離されてしまいました。そこからはジョナスが前にいて苦戦しているのがわかりました。ですから集中して良いラインを走行し、最終ラップで彼にアタックしたんです。難しい週末でしたし、この結果は求めていたものでした。今日は良い形でレースを終える事が出来ましたが、将来に向けての大きなモチベーションとなりました。」

(Photo courtesy of tech3 yamahamogirls)

<テック3ヤマハ プレスリリース>