★NTS CEV Repsolカタルーニャ戦「煮詰めきれずに悔しいレース」

2017年6月18日(日)、全長4.655km、挑戦的なコーナー16個から成るカタルニアサーキットでCEV Repsol Moto2 2017 ヨーロッパ選手権の決勝レー ス1、 レース2が開催されました。 NTS Sportscode T.Pro の2名のライダーで確認された新型シャーシの優位性を根拠に、2016年度チャンピオンのスティーブン・オデンダール選手を表彰台に、そしてMoto2ルーキーの尾野弘樹選手をトップ10位以内に送り込むという目標に向かってチームはとても多くの仕事をこなしました。

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レース1、スティーブンは4番手、尾野は10番手スタートとなり、二人とも良いスタートを切り合計17周のレースに向けて攻め始めたところで、スティーブンは集団に飲まれ1周目に7番手まで順位を落とした一方で、1周目を終えた尾野のマシンが突如ストップ。尾野はコース外にマシンを置き、そのままリタイヤとなってしまいました。原因はバッテリーの故障で、尾野にとってはストレスが溜まるレースの終え方となってしまいました。

スティーブンの方は、マシンを限界までプッシュし3位争いを展開。6周目には1分50秒823という予選の自己ベストを上回るペースでバトルを展開するものの、残り周回数が少なくなってくるにつれ、リアタイヤが完全に終わったことが明らかな状態となってしまいました。マシンを前に押し出すグリップが得られないなか、3位を必死に守る懸命な走りをするものの、残り2周のところで#20 D.Ekky選手に3位の座を譲ってしまった後は4位で完走することが精一杯となってしまいました。

レース2ではスティーブンは開始早々マシンを最大にプッシュし、3周目にはトップを走行。一方の尾野も中盤グループの混雑のなか、5周目までは10位前後を激しく競う展開となりました。レース中盤、スティーブンは2位を走行しながらも再びトップ浮上のチャンスを伺っていたものの、レース1に比べて概ね0.5秒ほどタイムが伸びない状況に苦しみました。

主な原因はリアタイヤのグリップ不足。レースが終盤に向かうにつれ、スティーブンは力強いエンジンと空力特性に優れたマシンに助けられコーナーでのタイムロスを懸命に挽回するものの、最終的には今一歩届かず、0.5秒差で3位を逃し4位完走となりました。尾野については、レース序盤以降、フロントに問題を抱えて我慢の走りを強いられ、本人の希望とは別に、無事完走までマシンを持っていくことに切り替えざると得ない苦しい展開となりました。

しかし、レースウィークで尾野が見せたポテンシャルについてはセクタータイムの分析などでポジティブな要素があるとチームは感じています。

#44 スティーブン ・ オデンダール選手コメント レース1 (4位)、 レース2 (4位)

「レース1では、朝のウォームアップで転倒したもののレースに向けては自信がありました。レース中も比較的良いペースで展開することができました。しかし、レース終盤では選択したタイヤ内圧が裏目に出てしまったと分析しています。レース2では、マシンは確実にステップアップしたのですが、レース1に続いてまたも表彰台をあと少しのところで逃してしまう結果となってしまいました。いずれにしても、このまま良い方向のマシンを仕上げることに努力します。開幕戦のアルバセテの時に比べ明らかに良くなっていますので。次のレースに向けての今の一番の課題はリアのフィーリングの向上です。フロントの素晴らしい感触を維持しながら問題を解決していくという方向性です。4位完走という結果については満足していませんが、一生懸命なチームの努力と私たちが今週末達成した進化には満足しています。」

#76 尾野弘樹選手コメント レース1 (リタイア)、 レース2 (12位)

「感じられる自分自身とマシンの両方の進歩とポジティブ要素とは裏腹に、レースの結果は大変悔しいです。特にレース1は2周目でメカニカルトラブルでリタイヤを余儀なくされ、レース2においては7番手から8番手付近を争っているなかでプッシュ出来る感覚は自分にはあったもののブレーキング時のフロントの切れ込みがあり、これ以上プッシュするのは転倒するリスクが高すぎると思い、自身が目指していたリザルトを捨て、完走することに専念して切り替えることが精一杯でした。今回のレースはとても残念でしたが、次のレースで結果をしっかりと残したいと思います。」

生田目將弘 (チームオーナー) コメント

「総じて、スティーブンを表彰台に、そして尾野をもっと上の順位で完走させることが出来なかった悔しさが残る一方で、得られた情報はとてもポジティブな週末となりました。新型シャーシの理解を深めるため懸命に働いてくれたチームとライダーに感謝したいです。マシンの進化を確認することができましたし、特にフロントのフィーリングの安定性と高い回頭性はライダーの自信と武器になると思いますが、一方でリアについては今後更に煮詰めていく必要があることも確認できました。次のレースに向得て更にパッケージを強化できるよう努めていきたいと思います。最後になりましたが、チームとライダー、そして彼らの家族とファンに改めて本プロジェクトの絶大な支援になっていることを感謝したいと思います。」

<株式会社エヌ・ティー・エス プレスリリース>

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