Ducatiはパニガーレに変わるV4エンジンのスーパーバイクを製作していると言われていますが、どうやらパニガーレ最後のモデルとして特別モデルが登場するようです。お披露目はWSBKラグナ・セカ戦が開催される7月7日とのこと。

Ducatiは7月7日のワールドスーパーバイク ラグナ・セカ戦で公開される新型モデルの新たなティーザービデオを公開した。このビデオは「終わりが全てのストーリーを語る」と題したものだ。このビデオからはDucatiパニガーレRの最終モデルになるであろう車両の片鱗が伺える。

Rモデルに関しては未だに1198ccのスーパークアドロエンジンを使用しており、1299パニガーレとパニガーレSは1285ccのエンジンを使用している。Ducatiはどちらも202馬力を発生するとしているが、1299エンジンほうがトルクが6.2lb-ft多いことから、より早く最高馬力に到達する。

レース用のホモロゲーションによって排気量は1200ccに制限されているので、DucatiがパニガーレRをWSBKのベース車両という位置づけに起き続ける限りは、その排気量は1200ccを超える事は出来ない。しかし、Ducatiは新たなV4エンジンのモデルの開発を進めているとされており、今回の新型1199パニガーレRは本当の意味でのファイナルエディションになる可能性が高く、これはビデオのタイトルとしても説明されている。

ヘッドライト、テールライト、ボディワークは現行の1299パニガーレモデルと同様に思える。しかしながら、エキゾーストに関しては1299スーパーレッジェーラに採用されているものと同タイプのアクラポビッチ製エキゾーストが装着されている。このショートツインエキゾーストは、1299パニガーレや、現行の1199パニガーレRと異なり、高めの位置に装着されている。これはEuro4を満たしているスーパーレッジェーラにおける重要なポイントであり、現行の1299と1199パニガーレRはEuro4を満たしていない。そして今後はこのエキゾーストがDucatiスーパーバイクレンジに採用されていく可能性が高い。

ティーザービデオは赤と白のボディワークしか映していないが、同時に公開されたイメージではグリーンが確認され、イタリア国旗のトリコロールカラーとなっていることがわかる。

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