アメリカではカリフォルニア州でのみ、渋滞の中の車線の間を走行出来る「レーンスプリッティング」という交通法規が存在しますが、これがオレゴン州、ワシントン州、モンタナ州でも可決される可能性が少し出てきました。この先はまだ道のりとして長いようですが、果たしてどうなるでしょうか?


1月に記事にしたようにレーンスプリッティングがオレゴン州、ワシントン州、モンタナ州で紹介され、この上院法案5378はワシントン州の上院で2月28日に可決された。渋滞によってクラッチを握ったり離したりという事に関して、エキサイティングなニュースだと言える。

この法案はアメリカ合衆国下院の足元に進む前に、交通委員会で審議される。これらのハードルをクリアした場合、この法案によって25マイルまでの速度、車との速度差10マイル以下で、車と車線を共有することが可能となる。この法案5378は、アメリカの他の州の前例となるべく現在検討が行われており、現時点ではカリフォルニア州のみが49州の中でレーンスプリッティングを合法的に行う事が出来る州となっている。

多くのモーターサイクリストが知っているように、レーンスプリッティングは不注意でイライラしたドライバーがストップ&ゴーを繰り返す交通の中にいるよりも安全であることが知られている。バークリー大の2015年5月の研究によると、レーンスプリッティングが可能となれば、混雑した交通状況の中でのモーターサイクリスト達の交通事故を減らせる事が明らかになっている。

今までの法案は多くの反対に合い、昨年のこの時期に既に法案として消滅していた。そのため、Judy Clibborn議員のオフィスへと、多くのモーターサイクリストからこの法案へのサポートの表明をお願いしたい。

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