今回のザクセンリンクも予選1位を獲得したマルケス選手。途中ビニャーレス選手との接触もあってヒヤッとする場面もありました。余談として、マルケス選手は最近のインタビュー、プレスカンファレンスで、ペドロサ選手のことを「ダニ」ではなく「チームメイト」と呼んでいるのですが、これは何か理由があるのかなどと勘ぐってしまいます。

予選1位 マルク・マルケス

「今日は本当に難しかったですね。こういったコンディションだと最高のフィーリングを探すのに常に手間取ってしまうものなんです。路面の水がどんどん少なくなっていったので、予選の終わりまでアタックを待っていました。最後になって良いフィーリングを感じることが出来ました。最も重要なことはフロントローを獲得することで、今日はポールポジションを獲得出来ました。目標はあらゆる状況をコントロールすることでしたからね。」

「明日はドライレースを希望しています。ドライでも良いペースがありましたから。ただ、どちらのコンディションであってもタフなレースになる可能性があります。ここでは自分のチームメイトも常に速いですからね。最初は皆飛ばしていましたが、自分は少し水が引くのを待っていたんです。ただコンディションがどんどん悪化してしまいました。ただ、こうした中でも素晴らしいラップタイムを記録することが出来ました。」

「マーベリックとの接触はちょっと困惑しました。自分はその前の周回から飛ばしてきていて彼がコースの真ん中にいて、そのせいで少しタイムを失いました。彼をオーバーテイクしてプッシュを続けたんですが、次のコーナで彼が自分を物凄く近い距離でオーバーテイクしその後ワイドに膨らみました。自分は彼が膨らむことを予想していたのでインに入りました。予想外に彼がイン側に戻ってきたのでそこで少し接触がありました。これは少し自分のミスによるところもあります。重要なのは誰も転倒しなかったということで、皆がセッションを終える事が出来たということでしょう。練習走行や予選での接触というのは普通は起きませんが、結局皆がプッシュをしようとしていてタイムを失いたくないと考えているわけです。でも最終的に重要なのは誰も転倒しなかったということですね。」

(Photo courtesy of michelin)