来年からMotoGPクラスにステップアップすることが決まっているフランコ・モルビデッリ選手はEstrella Galicia 0,0にとっては期待の星とも言える選手ですが、同じ道を辿ったティト・ラバト選手はMotoGPにステップアップしてから苦戦が続いています。モルビデッリ選手がRC213Vを手懐けることが出来るかどうかは、2018年の注目ポイントの1つと言えるでしょう。

Moto2クラスでセンセーションを巻き起こしているフランコ・モルビデッリは、ブラジルのサンパウロにおいてEstrella Galicia 0,0 とブラジルのプレスが主催したイベントに出席した。イタリアとブラジルのハーフであるモルビデッリは彼のMoto2世界選手権におけるリード、そして2018年にEstrella Galicia 0,0 のMotoGPライダーとなる事などについて語った。

フランコ・モルビデッリ

「自分はブラジル人の血が流れていますから、皆が自分とブラジルの強い繋がりについて理解していることでしょう。母の母国であるブラジルにこうして戻ってくること。そしてブラジルのファンのサポートを感じることが出来るのは素晴らしいことです。いつかブラジルでMotoGPレースが開催されるかもしれませんし、またすぐに戻ってきたいと思います。」

モルビデッリはこの場で、次回8/6にチェコ共和国で開催されるブルノGPで使用するブラジル国旗がデザインされたスペシャルレースを披露した。9レースを終えて、モルビデッリはランキングトップでブラジルの地を踏んだ。彼は前半戦で6勝、トーマス・ルティに対して34ポイントのリードを築いている。

「これは自分のルーツであるブラジルへ捧げるものです。本当にこのレザースーツは素晴らしいデザインになっていますね。ブルノで勝利出来るよう幸運をもたらしてくれることを願っています。自分のゴールは今のペースを続けてこのチャンピオンシップで優勝することです。これがEstrella Galicia 0,0 Marc VDSからMotoGPカテゴリーに参戦する上では最高の形でしょう。」

プレスカンファレンスにはEstrella GaliciaのCEOであるイグナシオ・リベラ、ブラジルのレース界の伝説であるアレックス・バロスも参加した。リベラはブランド大使として、若き才能溢れるライダーがチームにいることの重要性を語った。

Estrella Galicia CEO イグナシオ・リベラ

「Estrella Galicia 0,0は、MotoGPに参戦出来る選手を育てるというピラミッド構造を持ち、14人のライダー達がこのユニークなプロジェクトに参加しています。我々はモーターサイクルレースに大いなるコミットメントを持って参加しています。モルビデッリは我々が正しい方向に進んでいるということを明確に表していると言えるでしょう。」

モルビデッリとは別に、Estrella Galicia 0,0はMotoGPのビッグネームであるマルク・マルケス、ダニ・ペドロサ、ティト・ラバト、アレックス・リンス、ジャック・ミラーなどをサポートしており、Moto2ではアレックス・マルケスをサポート、さらにはエネア・バスティアニーニ、アロン・カネットなどのサポートも行っており、ブラジルではアレックス・バロスとパートナーシップを結んでいる。プレスカンファレンスの後、モルビデッリはEstrella Galicia 0,0のソーシャルメディアチャンネルを通じて、MotoGPファンからの質問に答えている。

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