★MotoGP2017 テック3の2018年以降のタイトルスポンサーもモンスターとなる見通し

テック3と言えばモンスターカラーという印象ですが、実は2017年で契約が打ち切りになる話が進んでいたとのこと。ザルコ選手、フォルガー選手の活躍によって、今後もテック3ヤマハのタイトルスポンサーはモンスターということになりそうですが、2021年までにどのチームがどのブランドに乗り換えるのか乗り換えないのかも含めて面白くなりそうです。

Sponsored Link

Tech3ヤマハは今シーズンの終わりにタイトルスポンサーであるモンスターとの契約が切れることが決まっていたが、ルーキーのヨハン・ザルコ、ジョナス・フォルガーの活躍によって、モンスターとの契約更新があるかもしれない。

ザルコは開幕戦のカタールでMotoGPライダーとして最初の6周をリードし脚光を浴びた。2度のMoto2チャンピオンは転倒してしまったが、その後のラウンドでバレンティーノ・ロッシとバトルを展開、地元ル・マンでは表彰台を獲得した。フォルガーはザルコと比較すると遅咲きだったと言えるが、夏休み前のドイツGPで2位を獲得。2人は現在チャンピオンシップスタンディングにおいて6位(ザルコ)、7位(フォルガー)となり、ノンファクトリーライダーとしてはトップの位置にいる。2人とも既に2018年もTech3で走ることが決まっている状況だ。

Q

「昨年冬に、Tech3がレースをリードし夏休みまでにポールポジションを獲得、表彰台を獲得していると言ったとしたら、なんと言ったでしょうか?」

エルヴェ・ポンシャラル

「妄想はやめろと言ったでしょうね(笑)自分達がトップ10が目標と語った際、悲観的で冬の間に本当に思っていることを口にしないと思っていた人もいるようです。正直なところ、これが目標だったんです。というのも2台のファクトリーDucati、ファクトリーホンダ、ファクトリーヤマハ、ファクトリースズキがいるわけです。彼らはマーベリックなどがそうですが素晴らしい形でシーズン開幕を迎え、加えてカル、ペトルッチ、レディングなどもいたわけです。データ上はトップ10を獲得出来ないというのは頷ける話なんです。」

「ですからシーズン前半は本当に信じられない結果ですね。冬の間に思うところはありましたが、皆が手の内を全て見せているかはわかりませんから。自分達のライダーが速いのはわかっていましたが、レースでも同じシチュエーションになるのかどうかはわかっていませんでした。しかし、ザルコのカタールから全てが始まりました。ただ同時に悲しくもあったんです。”これが最後のチャンスかもしれない”と思ってね。ロッシ、ビニャーレス、マルケス、ドヴィツィオーゾの前でレースを6周リードしてというのは、もうけして起きないと思っていました。でもカタールでも日曜にお話しましたけど、ザルコが”エルヴェ悲観的にならないで欲しい。またこういった状況は起きるから”と話していたんです。私は果たしてそうだろうかと思っていたんですが。。」

「しかし次のアルゼンチン、オースティン、ヘレスでヨハンは何度も力強い走りをしてくれました。ル・マンではフロントローを獲得し表彰台を獲得しました。アッセンではポールポジションを獲得。そしてジョナスがドイツでは表彰台を獲得しています。これは確かに予想していませんでしたし、目標を遥かに超えています。昨年のバレンシアでモンスターの代表から”今まで9年間ありがとう。ただ、もう少しブランドとしての知名度を知らしめたい、さらなる結果をと思っているので、これからはファクトリーチームと共にやっていきたいと思っている。2017年がスポンサーとしての最後の年になる”と言われていたんです。彼らの決定は理解出来ます。確かに残念ですけど、腹を立てるとかそういったことはありません。これのゲームの一部ですから。ただ、私達の他のスポンサーと同様に彼らのポジションも変化したんです。現在は再契約に向けてポジティブな交渉をしています。ですからヨハン・ザルコとジョナス・フォルガーがチームの為に成し遂げてくれたことは明白です。」

Q

「他のスポンサー達は契約更新を考えているのでしょうか?」

エルヴェ・ポンシャラル

「我々のメインスポンサーはモンスターで、次がStanley Black and Deckerです。両社ともに3年契約で今年満期です。ですから2018年に向けて新しいスポンサーが必要なんです。」

Q

「ヤマハに関してはどうなのでしょう?」

エルヴェ・ポンシャラル

「私は常にヤマハとは2年契約をすることにしています。ですから昨年の段階で2017年と2018年の契約をしているんです。既にうちのライダー達とは契約を更新していますから、ヤマハ、フォルガー、ザルコ、Tech3という組み合わせは2018年まで続きます。VR46がMotoGPクラスに参戦するかもという噂は聞いています。彼は否定していますけど、Moto3、Moto2チームを持っているわけですから、いつの日かMotoGPチームをというのは理解出来ますよね。私も馬鹿じゃないですから(笑)ですからバレンティーノが2018年に引退したらどうなるでしょう?彼は2019年も走るかもしれないと話していますけどね。」

「1つ明確に言えるのは、6つのサテライトチームであるLCR、Pramac、Gresini(アプリリア)、Tech3、Aspar、Avintiaは2021年まで契約があるということです。つまり新たなチームとして新規参入出来るチームはないってことです。もし新規参入をしたい場合は、チームを購入するか既存チームと交渉するしかありません。2021年の終わりまではLCRにセカンドバイクが増える以外のことは起きないでしょう。ですから例えばVR46が2019年に新規参戦しようとするっていうのは無理な話なんです。皆がさらに2台のバイクが増えるということに同意すれば話は別ですけどね。ただ、そういったことは自分達の存在価値を薄めるだけですから起こりえません。」

「マシンの価格に関しては、全てのメーカーがドルナが定める最高価格に近い価格でリースする事になるでしょう。(※ライダー1名につき220万ユーロ)ある面ではこうした上限価格は助けになるんですが、未だにトップメーカーが強い立場ですね。問題としてはMoto2のように誰もがKalexを欲しがるように、MotoGPではヤマハ、ホンダ、そして最近はDucatiのマシンを手に入れない限りは厳しい戦いになるということです。KTM、スズキ、アプリリアは現時点ではフロントを走っていませんから。」

「これら3メーカーがマシンのリースに合意したとしても、どのチームがこういったバイクを使いたがるでしょうか?そうするとトップライダーを失うことにも繋がります。Tech3は今年素晴らしいシーズンを送っており、それで我々のスポンサー達も契約の更新を考えてくれています。これは我々の結果によるものであることは明白です。そしてこうした結果というのはライダー、チーム、そして技術パッケージによるものなんです。」

「もし使用するバイクを変更したら、今のライダー達を確保しておくことは出来ないかもしれません。ですから、少しリース価格が安くなったとしても、スポンサーを失いライダーを失えば状況は悪くなります。ですから、そういった観点では独立チームが以前よりも強い立場にあるとは思いません。」

(Photo courtesy of michelin)
(Photo courtesy of Tech3 yamaha)

この記事が約に立ったら
「いいね!」お願いします!

Twitter で
Pocket
LINEで送る

Sponsored Link
★MotoGP2017 エクトル・バルベラ「怪我を嘆いても仕方ない」
★MotoGP2017カタールテスト2日目 ロレンソ「今日はずっとハードタイヤを使用していた。」
★MotoGP2017カタールテスト3日目結果
★MotoGP2017カタールテスト3日目 ドヴィツィオーゾ「ビニャーレスはもっと速く走れる」
★MotoGP2017 クラッチロー「全てのサーキットで速く走る事が出来ると証明出来た。」
★MotoGP2017カタールGP イアンノーネ「リアグリップを改善出来れば可能性あり」
★MotoGP2017カタールGP4位 マルケス「ミディアムタイヤに変更したのは失敗」
★MotoGP2017カタールGP 決勝プレスカンファレンス全文翻訳
★チャーン・インターナショナル・サーキット 2018年からMotoGPを開催か?
★MotoGP2017アルゼンチンGP イアンノーネ「エレクトロニクスの改善が必要」
★MotoGP2017アルゼンチンGP ミラー「今年の目標は10位以内で完走すること」
★MotoGP2017 データから見るアルゼンチンGP
★MotoGP2017ヘレスGP ロッシ「セッティングに問題がある。」
★MotoGP2017ル・マンGP ロッシはル・マンで競争力を取り戻せるのか?
★MotoGP2017イタリアGP ビニャーレス「ヤマハの高いグリップを最大に活かしたい」
★MotoGP2017カタルーニャGP ペドロサ「ムジェロ以前のレベルを取り戻したい」
★MotoGP2017カタルーニャGP イアンノーネ「どこまで競争力を発揮出来るか」
★MotoGP2017 6/16時点でのポイントスタンディング
★MotoGP2017オランダGP リンス「ペトルッチには申し訳ない」
★MotoGP2017オランダGP マルケス「これ以上ポイントを失うわけにはいかない」