★MotoGP2017 シーズン前半戦をジジ・ダッリーニャが語る【Part2】

Part1もお届けしましたが、シーズン前半戦についてManuel Pecino氏がDucatiのジジ・ダッリーニャに色々と鋭い質問を投げかけています。後半戦に間違いなく投入される新型カウル(※ハンマーヘッドシャーク型ではない新規のもの)などについても、少しだけ語ってくれています。

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【ミシュランの特別扱いの噂】

 

Q

「シーズン前半のまた別のホットな点であるタイヤに関して話をしましょう。Ducatiがミシュランに特別待遇を受けているという噂を聞いたことがあると思いますが。」

ジジ・ダッリーニャ

「ああ、そうですね。スペシャルタイヤってやつですよね。これはまったく逆なんですよ!ミシュランの人と会ったのはスペインGPの後の月曜でしたが、スペインGPではDucati以外全てのメーカーがフロントタイヤを昨年のタイプに変えたことがありました。そして最後にミシュランの代表者と会った時は本当に頭に来ていたんです。彼が下した決定はDucatiにダメージを与える決定でしたからね。これがゲームの一部というのは理解しています。彼の決定がDucatiへ敵対的なものだったとは言いません。彼らは多数派が望んだことをしただけです。ですから、ミシュランが特にDucatiに合うようなタイヤを作っているなんて言えませんね。他のメーカー達がタイヤを選んだわけですから。」

 

Q

「なるほど。ではなぜグリッド上で唯一Ducatiだけが、ソフトタイヤオプションを使用することが出来るのでしょうか?」(※予選走行などではなく、レースタイヤとして使えるということ)

ジジ・ダッリーニャ

「これは昨年の間、いかにタイヤを機能させるのか?ということにかなりの投資をしたからです。以前は大きな問題を抱えていましたから、この違いは明らかですね。ですから過去数年もこうした作業をしてきましたし、私が思うに、いかにタイヤを機能させるのかということに関しては極めて良く理解出来ていると思います。」

 

Q

「この投資ではかなりシャーシのテストをしたのだと思います。Ducatiを曲がるバイクにするのはどの程度掛かるのでしょうか?というのも、ドヴィツィオーゾは常に”自分達の問題は変わっていません。バイクが曲がらないんです。”と語っています。」

ジジ・ダッリーニャ

「イタリアには”この絨毯は短い”(※あちらを立てればこちらが立たず 的な意味と思われます。)ということわざがあるんですよ。曲がるバイクをと考えていくと、幾つかの優れた点を失ってしまうものなんです。常に全てのエリアに関しての妥協点を見つける必要があります。これがトラック上のバイクのパフォーマンスに影響を与えるのです。確かに他のバイクと比較すると、自分達のバイクは未だに曲がらないでしょうし、それに向けて作業をしているところです。ただ、他の点に関しては他のバイクよりも優れているということも事実です。結果的には我々のバイク非常に競争力が高いと思います。」

 

【新しいエアロダイナミクスの到来】

 

Q

「夏休みの後に、Ducatiが再び新しいカウルを投入するというのは誰もがわかっています。カタールで一瞬披露したように、エアロダイナミクス上の解決策がウイングレットの禁止で失ったものを取り戻すことになるのでしょうか。これらはホルへ・ロレンソがDucatiで戦闘力を発揮する上での解決策となりますか?」

ジジ・ダッリーニャ

「これは彼が苦しんでいる部分の助けとなるでしょう。」

 

Q

「どこですか?コーナーの進入?それともコーナーの立ち上がりですか?」

ジジ・ダッリーニャ

バイクの安定性に関しては、我々のバイクは高速域において少し安定感が足りません。これがホルヘの速く走るための自信という彼の強みの1つを失わせる結果になります。エアロダイナミクスがこの点で彼の助けになってくれると思います。ドヴィも同じ問題を抱えていますが、ドビはこの種のバイクを扱うのに慣れていますし、どうすれば良いのかを理解しています。ですから、彼にとってはこれはバイクのネガティブなポイントというよりは特性という程度のものでしょう。ですから、これも彼にとって改善となるんです。」

 

Q

「ドヴィツィオーゾは繰り返し今年のバイクはより機敏で、フィジカル面の要求が少ないと言っていますが、昨年のエアロダイナミクスを求めているように思えるというのは矛盾していませんか?アンドレアの今までのパフォーマンスを考えると、彼のコメントも考慮すべきだと思います。それともそうは思いませんか?」

ジジ・ダッリーニャ

「私はいつもと同じことを言うだけです。昨年アラゴンとバレンシアの間で、ドヴィツィオーゾは最もポイントを獲得したライダーでした。常に”あちらを立てればこちらが立たず”という状況なんです。ウイングレットに関しては得るものもあれば失うものもあります。私は確信して、いや信じていると言ったほうがいいでしょうね。我々がこれから導入する新たなエアロダイナミクスは、今のものよりも良い妥協点であると。それに、もし昨年のウイングを使うことが出来れば、我々のバイクはより戦闘力を増すでしょう。他の面で作業を進めればウイングレットによるデメリットを減らすことが出来るんです。」

 

Q

「本当のエアロダイナミクスの効果というのは、ウインドトンネルの中で再現出来るものですか?」

ジジ・ダッリーニャ

「これはライバルに比べて、我々がより力を入れている部分です。未だに全ての答えは得ていませんが、バイクに関するある特定の内容について懸命に作業をしているところです。これは今までは未知だった内容です。

 

【ケーシー・ストーナー 単純な家庭の事情】

 

Q

「ストーナーについて話をしましょう。彼とは親しい距離なのか、それとも噂にあるように距離があるのでしょうか?」

ジジ・ダッリーニャ

「全ての幸せな家族も議論をすることはあります。私の意見ではこれは人間として自然なことです。ただ、もし物事が通常の定められた中で動いているのなら、自分を強くするのに役立つでしょう。全ての物事は今までも、これからも素晴らしい状況で進むとは言えません。時には議論が発生するものです。私は特定の物事をするのが正しいと思っていて、彼は違うやり方でそれがなされるべきだと考えていることもあります。ただ、今お伝えしたように、最後には物事をより良く理解出来る助けとなる状況があるんですよ。ケーシーとやっていくにあたって最大の問題は、彼はオーストラリア人で、我々はヨーロッパ人だということです。常に最新の状況を共有するのは難しいですし、時には勘違い難しい状況があり、それが関係性においての危機となることがあります。思うに、我々全員がヨーロッパにいるか、オーストラリアにいれば、物事はもっと簡単でしょうね。」

 

Q

「驚きました。。あなたがエンジニアリングのマスターでなければ、あなたは外交術のマスターでしょうね。どんなスキルもあるんですね!」

ジジ・ダッリーニャ

「(笑)私は常に真実を語ります。ただ、時にそれ以上のことも言いますが(笑)より、バランスの取れた形とでもいいましょうかね。」

(Photo courtesy of michelin)

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