★MotoGP2017 エルヴェ・ポンシャラル「カルこそ、全てのモーターサイクルレーサーがなるべき姿」

テック3ヤマハのボスであるエルヴェ・ポンシャラルが、クラッチロー選手のMotoGPルーキー時代の思い出について語っています。言い争うこともあったようですが、エルヴェ自体がクラッチロー選手の大ファンなんだということが伝わってきます。

Sponsored Link

エルヴェ・ポンシャラル

「カルは大物ですね。確かに時には完全にイカれてると思うことはありますが、彼のことは尊敬していますし大好きなんです。彼を愛しているとも言えますね!本当に独特なキャラクターですし、論争を起こすのが好きでユーモアもあります。彼は度胸がありますし、彼こそがモーターサイクルレーサーがなるべき姿でしょうね。」

「カルはテック3の1年目はスピードは凄かったんですが、転んでばかりいました。ラグナセカで彼のモーターホームでした夏休み前の最後のレースでの会話を覚えています。私は”カル、こんなやり方じゃ駄目だ。チャンピオンシップで15位だけど、君は前にいる選手等よりよほどいい選手だ。でも転倒が多すぎてコンスタントさがないんだ。”と言ったんです。」

「カルは”俺が嫌いなら首にしてくれ。”と言って、それから議論がいったりきたりしたんです。ただ、カルとは言い争いはしたくなかったんです。特にカルは自分よりもずっと強いですから(笑)でも、自分は言ったことは取り下げませんでした。皆が自分のライダーをサポートしようとしますが、ライダーは自分の子供のようなものなんです。特にルーキーの場合はね。そして時には彼らを目覚めさせてやる必要があるんです。彼らのことが嫌いだからと言って怒鳴ったり、批判は出来ないんです。そういうことをするのは、彼らのことを助けたい、教育したいと思うからなんです。」

「カルは自分に”失せろ!”と言ってましたが(笑)自分が彼の元を去った後は、彼もそのことについて考えたと思いますよ。カルは馬鹿ではないですからね。彼は頭のいい男ですし、その後に”エルヴェ、ちゃんと俺に向き合ってくれてありがとう”と言ってくれました。でも、カルはルーキーの初日からとんでもなく速かったんですよ。彼の場合、問題はスピードでは無くて転倒が多過ぎたことなんです。毎回プッシュをする度に転倒していました。これはMotoGPではタイヤが異なっていたせいか、プロダクションバイクよりもMotoGPバイクがカチッとしているせいかもしれません。その年のどこかのタイミングで、彼はスーパーバイクに戻りたいと話していたんです。」

「ただ、カルは強くて特別な男です。常にけして諦めず、誇りを持っています。私は、彼が”俺は駄目だ。ここでやっていくには十分じゃない”なんて思ったことはないと思いますよ。それに彼の夢はずっとMotoGPで走ることでしたし、彼自身もMotoGPでスピードを発揮出来ると思っていたでしょう。ですから、彼はけしてスーパーバイクに戻るなんてことは無かったでしょうし、MotoGPにとっても彼がMotoGPに残るという決断をしたこと、そして多くの成功を遂げたことはラッキーなことでしたね。何よりも素晴らしいキャラクターの持ち主ですから。」

(Photo courtesy of michelin)

この記事が約に立ったら
「いいね!」お願いします!

Twitter で
Sponsored Link
★MotoGP2017カタールテスト3日目 ドヴィツィオーゾ「ビニャーレスはもっと速く走れる」
★MotoGP2017カタールGP2位 ドヴィツィオーゾ「最後の5周はタイヤが終わっていた」
★ル・マン24時間耐久 チームSRCカワサキ 転倒により順位を落とす
★MotoGP2017アメリカGP予選6位 ロレンソ「少しづつ良くなっている」
★MotoGP2017ヘレスGP 予選2位マルク・マルケス「新しいエンジンでコーナリングが改善している」
★MotoGP2017イタリアGP ペトルッチ「ロッシを抜いた時は、誰かに殺されるんじゃないかと思っていた」
★MotoGP2017 KTM 今年もミカ・カリオがワイルドカード参戦
★MotoGP2017 来年のアメリカGP開催は100%確実
★MotoGP 2017ドイツGPのブレーキングをブレンボが徹底解説
★MotoGP2017 ジャック・ミラーのホンダとの契約更新はなし
★MotoGP2017レプソルホンダの2人の特別レース
★MotoGP2017チェコGP マルケス「こういう状況でも表彰台争いは出来る」
★MotoGP2017チェコGP FP3結果
★MotoGP2017オーストリアGP フォルガー「レッドブル・リンクでのレースは楽しい」
★東京モーターショー2017チケットプレゼント!
★MotoGP2017アラゴンGP優勝 マルケス「いくつも危ない瞬間があった」
★MotoGP2017ミシュラン 日本GP決勝レースリリース
★Moto2 キーファーレーシングのステファン・キーファー亡くなる
★MotoGP2017ライダー写真ギャラリー カル・クラッチロー
★MotoGP2018 ロッシ「MotoGPを引退した後は、車のレースを10年やる。ル・マン24時間耐久にも出たい」