★MotoGP2017 ケビン・シュワンツ「イアンノーネが本気でやっているとは思えない」

シュワンツ御大が現状のスズキについて、シーズン後半戦開幕前に一言申すという形でインタビューに答えています。イアンノーネ選手に関してもそうですが、チームトップはこうした事態をもっと早めに予想出来ただろうという話、またうかうかしているとトム・オケインもKTMに取られてしまうかもという話は現実的にありそうなシナリオです。

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スズキの伝説のライダーであるケビン・シュワンツはスズキMotoGPチームの現状について厳しい評価を下した。1993年に500ccの世界チャンピオンシップを獲得したシュワンツはチームは苦悩しているとし、複数のエリアで足りていない部分があると語る。

ケビン・シュワンツ

「ガレージではあまり多くの時間を過ごしていないけど、ザクセンリンク戦をパドックで過ごした経験から言えるのは、仕事に対する倫理、メンタリティー、集中というものが無かったように思う。アレックスは怪我から復帰して、未だにMotoGPルーキーとして学習を続けようとしている。だから、今はイアンノーネがチームにとっての屋台骨になる必要があるんだが、彼はそこにはいない。」

「私はイタリア語は話せないんだが、ある意味それを嬉しく思っているよ。パドックの中でイアンノーネと彼のクルーチーフが話すのを見ていたとしたら。。。と思うとね。まるで彼の走りにはドライブが感じられないしモチベーションもそこにはない。本気でやっているとはどうにも思えないんだよ。なんというかある意味リラックスしたというか、”俺に出来ることは何もないし”という態度を感じるんだ。物事が上手く行かないとき、ちゃんとした人間はハードに働くものだ。そこで後退したり、楽にやろうなんて思わないもんだよ。」

「ある周は22秒5、次が28秒台、そして22.6秒、そして24秒台。まったくコンスタントさがないし、しょっちゅうピットに出たり入ったりしているんだ。アウトラップ、ピットに戻ってくるラップを元に調整なんてしようがない。特に方向性を見失っているような状態では特にね。バイクは開幕戦ではトップ付近を走っていて、表彰台争いをしてマルケスの後ろを走っていた。それからアルゼンチンではジャンプスタートこそしたが、トップ5で走っていた。」

「どうやらそこからだね。リンスが怪我をした後に全くプッシュするということがなくなったんだ。MotoGPにせよいかなるレースにせよ、究極的に負かしたいと思う相手というのはフロントの選手だ。ただ絶対に負けたくないと思う唯一の選手というのはチームメイトなんだよ。ただ、それがモチベーションであったりインスピレーションであってはいけないんだ。

「それに、状況がここまで悪化する前にこの問題は解決されるべきだった。今やシーズンの折り返し地点にいるわけだけど、一体スズキが何ポイント獲得したかというと、ほぼゼロだよ!チームの責任者は、こういう自体になることをもっと早めに感じ取るべきだった。」

スズキは昨年のシーズン前半にコンストラクターズポイントを89ポイントを獲得していたが、今年は僅か35ポイントで、イアンノーネのチャンピオンシップランキングは16位だ。チームとしての最高位フィニッシュとなったレースは、イアンノーネがオースティンで獲得した7位。昨年はマーべリック・ビニャーレスとアレイシ・エスパルガロが合計して9度トップ6でレースを終え、その中には表彰台も含まれていた。

シュワンツが期待しているのは、アレイシ・エスパルガロのクルーチーフを2015年と2016年に務め、多くの経験を持つトム・オケインの最前線への復帰だ。オケインはイアンノーネがマルコ・リガモンティを引き連れて来た為に、そのポジションを失っている。KTMがオケインに興味を持っているということに触れてシュワンツはこう語る。

「トムが現場に戻ってくれば、大きなプラスになるだろう。ただ、KTMは優れた人材というのをちゃんと理解しているよ。(※スズキがうかうかしているとトム・オケインを持って行かれてしまうかもしれないということ)」

(Photo courtesy of suzuki racing)

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