★MotoGP2017チェコGP 木曜プレスカンファレンス翻訳

後半戦がいよいよ開始となったMotoGP。舞台はチェコ共和国です。木曜日に行われたプレスカンファレンスの翻訳をお届けします。なお、こちらのプレスカンファレンスは木曜日遅くにアンヘル・ニエトが無くなる前に行われたものとなります。

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ニック・ハリス

さて夏休みも終わり後半戦がスタートしました。今回の第10戦の舞台となるブルノでのレースは今回が48回目となります。旧サーキットでの初めてのレースは1997年でした。新しいサーキットでのレースその後30回行われています。今日はソーシャルメディアからの質問はない形となります。これは13回世界チャンピオンシップを獲得したアンヘル・ニエトが、現在生死に関わる戦いをしているためです。

それでは今日のプレスカンファレンスはチャンピオンシップを5ポイントでリードするマルク・マルケスをセンターに迎えています。ドイツで優勝、2012年にブルノで優勝。2013年にはMotoGPクラスでも優勝しています。4度のMotoGPクラスのレースで3度表彰台を獲得しています。右側にはマーべリック・ビニャーレス。チャンピオンシップ2位でマルケスとは5ポイント差。今年は3勝しており2013年にここでMoto3クラスで2位、2016年にMotoGPクラスで9位でした。マルクの左にはアンドレア・ドヴィツィオーゾ。マルク・マルケスとは6ポイント差。チャンピオンシップ3位、今シーズンは2勝しており、ここでは小排気量クラスで3回2位を獲得しています。またMotoGPクラスでも1度2位を獲得しています。マーべリックの横にはバレンティーノ・ロッシ。チャンピオンシップ4位、マルケスとの差は10ポイントです。今期は1勝、ここでの初めてのレースは1996年でした。250ccで2度優勝、最高峰クラスでは11度表彰台、5勝しています。また3度のポールポジションを獲得しており、昨年は2位でした。反対側にはジョナス・フォルガー。モビスター、いや失礼、モンスターテック3ヤマハのライダーです。少し先の未来を語ってしまいました(笑)チャンピオンシップ7位。5週間前のザクセンリンクでは2位を獲得しています。ここでのグランプリデビューは2008年。ここでは2勝していますが、彼が2勝しているのはここブルノだけです。Moto3で2012年、Moto2で2016年に優勝となっています。そして反対側には地元チェコのカレル・アブラハム。チャンピオンシップ19位で最高位はアッセンの7位。MotoGPクラスでのレースはここで5回しており、2012年に獲得した9位が最高位となっています。これが今日のラインナップで、トップ4名のライダーは僅かに10ポイント差という状況です。

ニック・ハリス

「マルク、まずはアンヘル・ニエトに関しての質問から初めても良いでしょうか。彼はスペインにおける伝説のライダーですね。」

マルク・マルケス

「パドック全体、全てのスポーツ、そしてMotoGPにとって残念なニュースです。そして特にスペインにとっては、彼は伝説のライダーなのでなおさらです。彼のご家族へのサポート、そして彼の回復を心より祈っています。」

ニック・ハリス

「今シーズンに関する質問ですが、前半は本当に接近したシーズンになっていますね。後半も同様に接近したシーズンになるのではないでしょうか?」

マルク・マルケス

「夏休みはリラックスしたりトレーニングをしたり、ここブルノでテストをしたりしていましたが、これからは再びレースに向けて全てのリズムを整えて行く必要があります。後半戦は全てのレースでトップにいる、競争力を発揮するということは難しいでしょう。多くのライダーがトップ争いをしていますからね。ただ、そんな中でもブルノからバレンシアまで良い形でレースをしたいと思います。」

ニック・ハリス

「ブルノのテストでは、ここでの初日の走行に役立つ何かはあったのでしょうか?何か変更であったり、何らかの学びはあったのでしょうか?」

マルク・マルケス

「ブルノでは例年苦戦していますから助けになったと思います。テストでも初日は苦戦しましたが、2日目に少し改善することが出来ました。今日は最低限良いベースセットアップを用意することが出来ました。ただ今週末の気温は非常に高いようです。テストは少し助けになると思いますが、後半戦はもっと競争力を発揮していきたいと思います。」

ニック・ハリス

「テストの中では後半戦に役立つ何らかの学びはあったのでしょうか?」

マルク・マルケス

「常に何かを学ぼうとしています。常に努力をしていますし、ホンダも全てのホンダライダー達に最高のパッケージを届けようと努力してくれています。ブルノテストは非常に良い形で終えることが出来ましたし、今週末を本当に楽しみにしているんです。月曜のテストもそうですし、次のレースでもコンスタントにスピードを発揮することが重要になるでしょう。

ニック・ハリス

「マルクありがとう。それではマーべリック・ビニャーレス。今シーズンはスタートの後は残念な結果になっていますが、それでもピッタリと後ろに付けています。」

マーべリック・ビニャーレス

とにかく後半戦にシーズンを再スタートすることが必要です。フィジカルコンディションは良い感触ですし、メンタルはいつも通り力強い状態です。1ヶ月間考える時間がありましたし、ヤマハも全ての情報を収集して良いバイクを作り、良いセットアップを作り、シーズン前半のように自分が良い感触を得ることが出来るように尽くしてくれています。これは非常に重要なことです。自分もリラックスして集中出来ていますし、こういう状態が自分を本当に強くさせてくれるんです。」

ニック・ハリス

「トップに返り咲くためには、あなた自身、そしてヤマハはどのようなことが必要なのでしょうか?」

マーべリック・ビニャーレス

「コンディションがベストとは言えない時の走りを改善する必要があります。ミックスコンディション、レインコンディションなどに関して改善が必要でしょう。速く走るには足りない部分があります。かなりの作業が必要でしょう。」

ニック・ハリス

「ブルノはあなたが優勝経験のないサーキットですが、これは珍しいですね。」

マーべリック・ビニャーレス

「ブルノでは今まで速いタイムで走行が出来ているんです。昨年もドライで良いペースでしたし、ウェットでも良い感じでした。今週は良いフィーリングがありますし、良いフィーリングがある時は全てが上手くいきますから、どうなるか見てみましょう。」

ニック・ハリス

「マーべリックありがとう。それでは次にアンドレア・ドヴィツィオーゾ。チャンピオンシップをリードしていましたが、ブルノはあなたとDucatiにとっては簡単なサーキットではありませんね。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「確かに昨年は少し苦戦しましたが、ただここは全てのライダーにとって難しいトラックだと思います。高速で大きなサーキットですし、色々なラインが存在します。昨年はグリップが良くなく、バンプも多数ありました。ですからコンディションがどうなるのかということを見て行く必要があります。ただ今年は例年とは状況が異なっていますから、自分はリラックスしているんです。前半戦は非常に良い形でレースが出来ましたし、自分達のポイントは非常に接近していますから、まるで新しいチャンピオンシップが今からスタートするような感じですね。もしチャンピオンシップ争いに参加するにしてもリラックスしていますし、そこに自分がいるのだろうという感覚があります。どうなるかわかりませんが、どんなことも起き得るでしょう。夏休みの間はトレーニングもしましたし、しっかりとバッテリーを充電することも出来ました。」

ニック・ハリス

「素晴らしい前半戦の後に、チャンピオンシップ優勝をするには何が必要でしょうか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「皆バイクが違いますけど、毎週末表彰台を獲得することが重要だとは言えるでしょう。全てのコンディションの中で競争力を発揮するというのは簡単なことではありませんが、これは今年誰に対しても言えることでしょうから、毎週末出来る限り表彰台を獲得出来るように努力をすることが重要ですね。」

ニック・ハリス

「夏休みの間はレースに戻りたいと思っていましたか?娘さんと過ごす時間がやはり楽しい時だったと思うのですが。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「1ヶ月間の休みというのは無かったですから、非常に長く感じてレースをしたいと思っていました。ただ、家でトレーニングをして、友人達や娘とプールで過ごすというのも良いものですね。」

ニック・ハリス

「ドビありがとう。それではバレンティーノ・ロッシ。現在チャンピオンシップ4位ですが、ここでは1996年に初めて優勝しています。あと9戦で10ポイントですが、チャンピオンシップ争いにしっかりと加わっています。」

バレンティーノ・ロッシ

「ええ。こうしてチャンピオンシップ争いに加わっているというのが本当に嬉しいです。このチャンピオンシップは本当に興味深いですからね。1週間で色々な結果が出ていきますし、5名のライダー達がチャンピオンシップ争いでバトルを繰り広げています。こうして後半戦が始まりましたけど、毎週末何が起こるかわかりませんから本当に驚きの連続です。昨年はブルノで練習走行の中、ドライで高い競争力がありました。ただ日曜日にレインコンディションとなり、そこでハードタイヤを選択したことでポイントを獲得出来たのはラッキーでした。今週の日曜も表彰台を獲得したいと思います。」

ニック・ハリス

「多くのライダーが優勝する可能性がある中では、コンスタントさが何よりも大事ですね。」

バレンティーノ・ロッシ

「バイクとタイヤに関して良いフィーリングがある時は強い走りが出来ないといけませんし、そこまでスピードが無い時であってもあまり苦戦するわけにはいきません。ただ、時には日ごとに物事が大きく変わってしまうことがありますから、見方を変えるとこうして1週間ごとに物事が変わっていくという事はまだ穏やかと言えるのかもしれません。いかなる状況にも準備をして臨みたいと思います。」

ニック・ハリス

「最後に13度の世界チャンピオンシップであるアンヘル・ニエトは本当に伝説なわけですが、どのような思いでしょうか?」

バレンティーノ・ロッシ

「アンヘル、そしてパブロとも素晴らしい関係なんです。フォンシとは一緒に育ちましたからね。ニュースを聞いた時はパブロと一緒でした。彼は丁度その時チームと一緒にタブリアにいたんです。バイクのレース界にとって辛い状況です。アンヘルはそのカリスマ性で特別な人です。勝利数だけじゃなくてね。13回チャンピオンシップ輝いただけでなく人間としても素晴らしいんです。何とか良い方向に行くことを願っています。」

ニック・ハリス

「バレンティーノありがとう。それでは反対側のジョナス・フォルガー。現在チャンピオンシップ7位、ドイツでは2位、ここでは2勝していますが、今回は非常に多くの自信を持ってやってきた形でしょう。」

ジョナス・フォルガー

「ええ。結果に飢えている状態ですね。誰も、そして自分達自身も予想していない結果でした。シーズンの前半にこんな素晴らしい結果を得ることが出来るとは思っていませんでした。ショーとしてだけではなく、こうした結果を残せたというのは、自分にとっても素晴らしい自信になりました。今シーズンはかなりタフなレースがありましたけどね。ただチームは常に”落ち込むな、お前が速いのはわかっている”と励ましてくれました。最終的に結果を出せた時にはこれが大きな助けとなりました。今は非常に良いポジションにいると思います。今までに得た経験、レースの中でマルクやダニから学んだ色々なことを活かしていきたいと思います。これらの経験を使ってブルノをまた素晴らしい週末にしたいと思います。」

ニック・ハリス

「チームとあなたにとっては素晴らしい前半戦でしたが、ここにいる選手達があなたのことを良く知った後となって、後半戦はタフになるのでしょうか?」

ジョナス・フォルガー

「間違いなく簡単にはならないでしょう。たた、1度2位を獲得した後で、自分達のゴールも大きくなっています。同じ結果をサイド残したいと思いますし、あれが単なる幸運によるものではないことを証明したいと思っています。チームとして素晴らしい仕事が出来ていますし、素晴らしい素材が手元にあります。プレッシャーありませんから、ゴールとしては出来るだけ多くのポイントを獲得するということです。自分はあくまでもルーキーですし、さらなる高みを目指したいと思います。」

ニック・ハリス

「最後に、2008年に15歳でここでグランプリデビューをしたわけですが、こうしてMotoGPクラスでチャンピオンシップ7位、レースでも2位を獲得したというのは信じらないでしょう。」

ジョナス・フォルガー

「キャリアの中では本当にタフな状況がありましたから、驚きではあります。実際レースを辞めようかと思った時もあったんです。ですから、こうしてここにいられるというのは、自分にとっては大きなモチベーションです。ただ過去のミスから学ぶことが出来ています。」

ニック・ハリス

「ジョナスありがとう。それでは最後にカレル・アブラハム。MotoGPに戻ってこれたのは本当に嬉しいことなのだと思いますが、しっかりとした結果を残していますね。」

カレル・アブラハム

「MotoGPに戻ってこれたのは本当に嬉しいです。今こうして良いバイク、良いチームでレースが出来ています。しっかりとした作業を通じて結果が出ています。確かにアッセンが最高の結果ではありますが、他の全てのレースで良い結果が出せています。確かにまだやるべき作業がありますが、大きく前進していますし全てのレースで良い結果が出せています。ですからそういったことが本当に嬉しいですね。」

ニック・ハリス

「GP15は今まで乗った中で最高のバイクだと話していましたが、どうでしょう。」

カレル・アブラハム

「Ducatiは本当に大好きで、GP15は素晴らしいですね。確かに他のバイクに比べると古いバイクですが、未だに高い戦闘力がありますし、チームも素晴らしい仕事をしてくれています。バイクから全ての性能を引き出すべ作業をしていますが、上手くいっていると思います。」

ニック・ハリス

「最後にブルノについて、ここでは48回レースが行われ、新しいサーキットでは30回レースが行われています。本当に特別なレースですね。」

カレル・アブラハム

「ええ。本当に特別なレースですね。多くの方がブルノでのレースを見るために訪れてくれているというのが本当に嬉しいです。ただチェコ人ライダーというのは少ないですから、全てのプレッシャーが自分ともう1人のチェコ人ライダーに集中しますので、難しいレースになります。ただこうしてチェコGPに参加出来ること、そしてそこでバイクに乗れるというのが本当に嬉しいですね。最高のフィーリングですが、この良いフィーリングが今週ずっと続くことを願っています。」

ニック・ハリス

「カレルありがとう。それではフロアからの質問をどうぞ。」

 

Q

「マルクとバレンティーノにアンヘル・ニエトに関する質問です。彼とはどのような思い出がありますか?」

マルク・マルケス

「2008年に世界選手権で戦うようになった2008年から沢山の思い出があります。彼は自分にとっては初めて話をすることが出来た伝説のライダーの1人であるんです。関係も素晴らしかったですね。彼のモーターホームでフットボールの試合を良く一緒にみました。彼はレアル・マドリードのファンだったんです。自分はバルセロナファンなんですけどね(笑)レーストラックだけじゃなく、マドリッドなどでも良く一緒に過ごしました。バレンティーノが言ったように、彼の12+1という勝利数ではなく、彼は人間性として偉大な人なので、彼の回復を心よりお祈りします。」

バレンティーノ・ロッシ

「彼の素晴らしいところは、70歳だというのに素晴らしいパワーを持っているということです。先週彼のお母さんが100歳になられたわけですけど、元気にしてらっしゃいますから。だから彼も元気なんでしょうね。10年くらい前に一緒にディナーに行った時のことを覚えています。その後のパーティーで朝の5時くらいに自分はもうヘロヘロで寝たかったんですが、アンヘルは”いや、ここにいろ。寝るんじゃない。まだ行くところがあるんだから!”と言ってました。自分は”なんてこった。彼は65歳なのにまるでピンピンしてる。。”と思ったんです。これが彼の最高の思い出ですね。」

 

Q

「ケビン・シュワンツが今のMotoGPは今までにない最高のレベルにあると話していましたが、それに対してどう思いますか?そして技術的にMotoGPを非常にエキサイティングにしているものは何だと思いますか?というのも7年前は5位のライダーはトップから40秒も離されていたわけですが。」

マルク・マルケス

「見る側からすると本当にエキサイティングなチャンピオンシップになっているでしょうね。ライダーの立場としては昨年のように少しポイントが離れていてライバルが少ないうほうが良いんですけどね。最高のチャンピオンシップになっているということに関してはケビンに完全に同意ですね。なぜなのかはわかりませんが、ドルナが良い仕事をしているんだと思います。皆がMagneti Marelliを使用することになったことなど、各チームのレベルが接近したことが大きいと思います。各メーカーも最大限努力をしていて、メーカー間の力の差が年々縮まっていると思います。ですから異なるバイクが優勝するという展開になっているんでしょう。」

マーべリック・ビニャーレス

「ケビンに同意です。今年のチャンピオンシップはレベルが高いですし、多くのライダーがトップにいます。トップ4というだけではなくて、レースによってはトップ6、トップ7ということもあります。それだけのライダーが1周目から一緒に走っているわけで、そこから逃げ出すのは容易ではありません。エレクトロニクスの面で数年前はメーカー達は異なる方法で作業していましたが、今はその差が非常に小さく接近した状態になりました。ただ、これは非常に良いことでレースが面白くなっています。この決定によってこのスポーツにもショーにとっても良い状況になっています。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「皆に同意ですね。ルールのおかげもあってバイクの差が小さくなっています。それにケビンがレースをしていた時よりも、若いライダーが多く走っていると思います。こうしたことも理由の1つになっているのだと思いますね。」

バレンティーノ・ロッシ

「そういうコメントをケビンがしてくれたのは嬉しいですね。彼もまたGP500の時は素晴らしいレースをしていましたね。そして確かにパフォーマンスのレベルは素晴らしいものがあると思います。今はトップ10、12位の選手が金曜から日曜の午後まで非常に接近している状態です。他のライダーも話したようにエレクトロニクスが共通化されたというのもありますし、ミシュランタイヤがフロントとリアに3つの選択肢を用意しているというのもあるでしょう。ですから、様々なライダーの様々なスタイルに合うタイヤが供給されているということなんだと思います。それにテクニカルルールも同様になりましたし、多くのバイクが非常に近いレベルで戦える状態になったんでしょう。そしてMoto2から沢山の才能ある若いライダーがやってきているのもあります。こういう状況で続いていくと良いですね。」

 

Q

「バルセロナまでは簡単なチャンピオンシップではなかったと思います。テック3にとってはザルコばかりが目立っていた状態だと思います。これからはドイツで2位を獲得したこともあって、ザルコに対抗していくことが出来ると思いますか?」

ジョナス・フォルガー

「確かにシーズン序盤はヨハンが常に注目を集め、レースでも力強い走りをしていました。ただ、決勝レースでまとまりきらないだけで、彼からそこまで離されているわけではないというのはわかっていました。フリープラクティスやテストでは彼に非常に近いのに、レースでは彼は大きな前進を遂げて差をつけられてしまうという状況には頭に来ていたんです。何を変えるべきなのかということに気づくのに時間がかかりました。物事を試しているときは毎回上手くいくわけではありませんが、バルセロナから徐々に理解が進んでいったんです。そしてレースだけでなく予選でも良い位置からスタートするために徐々に改善が進みました。自分の自信は非常に向上したと思います。自信があればしっかりと戦うことが出来ますから、自信というのが本当に全てなんです。自信がないと多くのポジションを失ってしまいます。今はしっかりと自信をもってヨハンについていくということ、そして彼を再び負かすということを考えているんです。」

 

Q

「2019年にフィンランドでレースが行われるという発表がありました。来年はおそらく20戦になりそうですが、20戦というのは多すぎですか?それともテストの数を減らし、1ヶ月も夏休みを取らないということであればそうでもないと言えるのでしょうか?」

マルク・マルケス

「20戦が限界でしょうね。18戦の時点でかなり多いと感じますから。あと2戦増えるとなると、レースにせよテストにせよさらにしっかりと管理して行く必要があるでしょう。F1はさらにレース数が多いですが、彼らはテストの数が少なく、シュミレーションでテストを行うことが出来ます。ただMotoGPはそういうわけにはいきません。ですから20戦以上となると多すぎだと思いますね。」

バレンティーノ・ロッシ

「もう少しF1のやり方を参考にする必要があるでしょう。今はF1は20戦ですか?マルクに同意ですね。確かに自分はテストよりレースのほうが好きです。楽しいですしね。18戦の時点でかなり多いですから、20戦が限界でしょう。ただなんとか出来るとは思います。重要なことはレースが興味深いトラック、MotoGPレベルのトラックで行われるということでしょう。良い施設、良いアスファルトなどがあることで、チャンピオンシップのレベルを高い状態に保つことが出来るわけです。」

ジョナス・フォルガー

「2人と同じ意見です。18戦は多いですが、あと2戦というのは可能だと思います。フィンランドが加わるのは良いと思います。新しい国での開催というのは暫く無かったですからね。楽しみですが、やはり20戦以上となると、どこかに限界を設けないと駄目だと思います。疲れやすくなってしまうと思いますし、多くのテストなどもあります。ただ、自分はレースが好きですかあら、あと2戦増えるのは自分は構いません。」

 

Q

「チャンピオンシップ争いをしている唯一のDucatiライダーとして、シーズン後半にかけてチーム、そしてファクトリーから何か特別なサポートが得られると思いますか?何か前半戦と異なるサポートが得られるでしょうか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「今の段階で最大のサポートを受けていますから、それはないでしょう。それに前半戦にDucatiが自分に最大限のサポートをしてくれていなかったとも思いません。Ducatiとは既に5年目ですし、共に何をすべきか理解しています。特に問題になるとは思いませんね。」

 

Q

「バレンティーノ、このカテゴリーで21年間走っているのはあなただけです。そして毎年勝利をしている。あなたのライバルであったセテ・ジベルナウ、マックス・ビアッジなどと、今横に座っている3人のライダー達のファイティングスピリッツについての違いを語ってもらえますか?昔のライバルのほうが強かったのか、それとも現在のライバルのほうがあなたを苦しませているのか?どうでしょうか。」

バレンティーノ・ロッシ

「ファイティングスピリットということに関しては、ジベルナウ、ビアッジ、カピロッシといったライダー達と、今のライバル達はかわらないと思いますよ。ただ若いライダーというのは年月を重ねるごとにどんどんレベルアップしていきます。それに技術的な違いもあります。昨年の時点で、レースはスタートの1コーナーから最終ラップの最終コーナーまで100%で走る必要がありました。これが15年前、10年前との最大の違いだと思います。昔は色々と戦略もありましたし、タイヤも温まるまで2周半ほどかかりましたし、最終ラップ付近のタイムは1秒か1秒半は遅い状態でした。現在のレースでは初めから終わりまでさらに集中している必要があります。それにフィジカル面での準備というのも重要になっています。ですから、今のライバル達のほうが強いと言えるでしょう。ただ、ファイティングスピリットという面では互角だと思います。」

 

Q

「ジェットサーフィンを楽しんでいたようですが、これは難しかったのでしょうか?」

ジョナス・フォルガー

「面白かったですし、素晴らしい経験でした。冬の間にスノーボードをやっていたので、どうやってボードの上に立つかというのは理解していました。ただエンジン付きというのは新しい感覚でしたし、水の上でボードに乗ったことは無かったんですけど、非常に面白かったのでもう一度やってみたいと思います。バランス面でも非常に良いトレーニングになるでしょう。」

カレル・アブラハム

「あれは面白かったですけど、皆が得意だとは思いませんでした。皆簡単にボードの上に立っていました。あれはある意味ショー的な要素もあったので、ちょっと乗って、各自がそれぞれ楽しんだという感じでしたけど、トラックの周りをレースのように走ったのは面白かったですね。」

 

Q

「ブルノでは何をテストしたのでしょう?これはホンダからもたらされることを期待していたアップデートなどだったのでしょうか?」

マルク・マルケス

「ええ。2週間前はいつものテストと同様に行ないました。気に入ったものもあれば、今まで使っているもののほうが良かったということもありました。ただ、日本人スタッフ達が懸命に作業をしてくれていて、少しでも改善をしようと努力してくれているのを見れたのは嬉しかったですね。これからのテスト、そしてレースが楽しみです。後半戦は再びプッシュし、皆で一丸となって同じ方向に進む必要があります。ホンダの仕事には本当に満足しています。詳しくはお話出来ませんが、シャーシは新たにテストしました。しかしコーナー出口で少し足りない部分があるんです。ですから、こうした場合は自分は今使っているもののほうを好みます。こちらはセットアップなどもどういったものなのかわかっていますからね。でもホンダはこうしたテストから情報を収集していて、テストに関しては満足です。」

ニック・ハリス

「以上ですか?それでは皆さんありがとうございました。」

(Photo courtesy of michelin)

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