プレスカンファレンスからドヴィツィオーゾ選手のコメントを抜粋してご紹介します。チャンピオンシップ争いに関してはリラックスしており、自分がそこに参加出来るのだという感覚もあると語るドヴィツィオーゾ選手。まずは毎週末表彰台を獲得出来るよう努力することが大事という言葉からも、堅実派の彼の性格が良くわかります。

ニック・ハリス

「チャンピオンシップをリードしていましたが、ブルノはあなたとDucatiにとっては簡単なサーキットではありませんね。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「確かに昨年は少し苦戦しましたが、ただここは全てのライダーにとって難しいトラックだと思います。高速で大きなサーキットですし、色々なラインが存在します。昨年はグリップが良くなく、バンプも多数ありました。ですからコンディションがどうなるのかということを見て行く必要があります。ただ今年は例年とは状況が異なっていますから、自分はリラックスしているんです。前半戦は非常に良い形でレースが出来ましたし、自分達のポイントは非常に接近していますから、まるで新しいチャンピオンシップが今からスタートするような感じですね。もしチャンピオンシップ争いに参加するにしてもリラックスしていますし、そこに自分がいるのだろうという感覚があります。どうなるかわかりませんが、どんなことも起き得るでしょう。夏休みの間はトレーニングもしましたし、しっかりとバッテリーを充電することも出来ました。」

 

ニック・ハリス

「素晴らしい前半戦の後に、チャンピオンシップ優勝をするには何が必要でしょうか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「皆バイクが違いますけど、毎週末表彰台を獲得することが重要だとは言えるでしょう。全てのコンディションの中で競争力を発揮するというのは簡単なことではありませんが、これは今年誰に対しても言えることでしょうから、毎週末出来る限り表彰台を獲得出来るように努力をすることが重要ですね。」

 

ニック・ハリス

「夏休みの間はレースに戻りたいと思っていましたか?娘さんと過ごす時間がやはり楽しい時だったと思うのですが。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「1ヶ月間の休みというのは無かったですから、非常に長く感じてレースをしたいと思っていました。ただ、家でトレーニングをして、友人達や娘とプールで過ごすというのも良いものですね。」

 

Q

「ケビン・シュワンツが今のMotoGPは今までにない最高のレベルにあると話していましたが、それに対してどう思いますか?そして技術的にMotoGPを非常にエキサイティングにしているものは何だと思いますか?というのも7年前は5位のライダーはトップから40秒も離されていたわけですが。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「ルールのおかげもあってバイクの差が小さくなっています。それにケビンがレースをしていた時よりも、若いライダーが多く走っていると思います。こうしたことも理由の1つになっているのだと思いますね。」

 

Q

「チャンピオンシップ争いをしている唯一のDucatiライダーとして、シーズン後半にかけてチーム、そしてファクトリーから何か特別なサポートが得られると思いますか?何か前半戦と異なるサポートが得られるでしょうか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

今の段階で最大のサポートを受けていますから、それはないでしょう。それに前半戦にDucatiが自分に最大限のサポートをしてくれていなかったとも思いません。Ducatiとは既に5年目ですし、共に何をすべきか理解しています。特に問題になるとは思いませんね。」

(Photo courtesy of michelin)