★MotoGP2017チェコGP ロレンソ「新型カウルはポジティブ80%、ネガティブ20%」

ウイングレットで失ったダウンフォースを取り戻し、なおかつトップスピードとコーナリングパフォーマンスを犠牲にしないというのが、ウイングレット内蔵カウルの狙いであるわけですが、チェコGPのFP2でロレンソ選手が新型カウルを使用しました。以前カタールでテストしていた通称ハンマーヘッドカウルと言われるものよりもトップスピードの減少を減らすなどの狙いがあるとされていますが、ロレンソ選手は土曜日もさらにこのカウルでセッティングを煮詰める方向のようです。なお、レギュレーション上ライダーごとにシーズン中1回のみデザイン変更が許可されている関係上、(KTM除く)ドヴィツィオーゾ選手はこのカウルを使用しないのではないか?という見方が一般的です。

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ホルへ・ロレンソはチェコGPの金曜のフリープラクティスで登場させた新しいカウルのセットアップを進める考えだ。トップスピードの不足とコーナリング時の問題で使用されなかった以前のハンマーヘッドカウルほどは過激なデザインではないが、 新しいカウルは新世代のダウンフォースカウルの中では最も過激なデザインだ。

このカウルはミサノにおいてダニロ・ペトルッチとミケーレ・ピッロがテストを行ない、金曜にロレンソのみが使用した。このカウルはサイドに巨大なダクトがあり、これがウイングレットの禁止によって失われたダウンフォースを生み出す。

ホルへ・ロレンソ

「興味深い1日でした。カタールで新しいカウルを試した時はポジティブな部分よりもネガティブな部分が多かったんです。そのためこのカウルは使用しないことにしたんです。今回のは5周だけ使用したわけですが、個人的にはスタンダードカウルよりもポテンシャルは高いですね。明日はもう少しこのカウルで距離を走ってみようと思います。どういったセッティングが合うのかどうかを見てみたいと思います。今日はセッティングを変えずに走っていたんです。このカウルではフロントのグリップが高まりますから、よりリアのグリップを要求してくるんです。ですからセッティングの変更は必須でしょう。

「明日天候が良ければ、もっと距離を走って、このカウルにとってのセッティングを見つけたいと思います。そして最高のパフォーマンスを引き出すには、どのようなライディングスタイルが良いのかということを試したいと思います。」

 ウェットセッションとなった朝の後に、ロレンソはFP2をノーマルカウルで1周走り、その後5周新しいカウルで走行した。ロレンソはFP2を15位で終え、新品タイヤを使用せずに彼のベストラップを記録した。コンディションが良くなったこともあって、カウルとタイムの関係はわからないとしながらも、ロレンソは1/10秒単位では役に立っているとする。

 
「ウイングレットのレベルに到達するのは難しいですね。しかし以前の(ハンマーヘッド)カウルよりも近いと思います。フィーリングは自分が考えていたものに近いですね。肩や手に当たる風が多いとはいってもね。これに関しても少し作業が必要ですね。ただ、全体的にはポジティブです。80%ポジティブ、20%ネガティブってところでしょうか。向き替えのしやすさについては大きく変わりません。自分が思っていたほど変わっていないと思いますから、これはポジティブですね。」

 
チームメイトでありタイトル争いをしているアンドレア・ドヴィツィオーゾは金曜に最速で、この日新しいスイングアームを試していた。ドヴィツィオーゾはこの新しいカウルを試すかどうかはわからないとしており、ロレンソの走行データ次第としている。

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「カウルに関してはまだわかりません。今日の走行データを分析する必要があります。ホルヘのデータを見て明日のための決定をしようと思います。ただ、今週末、もしくは来週末使用するかどうかはわかりません。」

なぜ待つのか?興味深いことにカウルは(ルール上)ライダーごとにデザインの認証を受けるものであり、ドヴィツィオーゾはタイトル争いをしている。Ducatiはロレンソとペトルッチにこのカウルをデータ収集のために使用させ、ドヴィツィオーゾにアップグレードしたバージョンのカウルを使用させるということが出来る。KTMを除いて、各ライダー達はシーズン中に1回のデザイン変更が認められているので、ドヴィツィオーゾが新型カウルを使用すると、ドヴィツィオーゾは新たなデザインのカウルを使用することが出来ないのだ。また、カウル以外の部分についてロレンソはこう語っている。

 
「まだエンジンに関して作業が必要です。自分の意見では将来的にはもう少しスムーズになって欲しいんです。ただ、パワーはこのエンジンの強みの一つですから、簡単なコンビネーションではありません。ただ、チームもこの点に関して作業をしていると思いますよ。ただ、エンジンに関してはエアロダイナミクスよりも時間がかかるでしょう。」

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