★MotoGP2017チェコGP ロレンソ「ピットインの合図をもらったが、バイクが用意されていなかった」

今回のレース序盤の驚きはレインコンディションでロレンソ選手が圧倒的なスピードでレースをリードことでした。本人も語るように、このままレインコンディションが続けば優勝の可能性もあったかもしれませんが、今回はチームの戦略ミスによって大きく順位を落す結果となりました。今回のレースは、Ducatiチームの今後のフラッグtoフラッグレースの仕方に関して、手痛いレッスンになったことでしょう。

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ホルへ・ロレンソは彼のチェコGPでの望みは、Ducatiがピットにバイクを用意していなかったことで打ち砕かれたと語る。レースはウェットコンディションでスタート。しかし最終的に圧倒的な差で優勝したマルク・マルケスは、スリックタイヤを履いたマシンへと2周目の終わりに乗り換えた。

Ducatiのロレンソはレース序盤をリードし、マルケスのピットインの2周後にマルケスの戦略に追従しようとしたが、ロレンソの2台目のバイクの準備が出来ておらず、ピットでストップしている間にロレンソの順位は19位にまで落ちた。ロレンソは最終的にセットアップが完璧ではないバイクで15位まで順位を上げてレースを終えた。

ホルへ・ロレンソ

「自分達の問題はドライ用のバイクで行くという意思決定の遅さによるものでした。この意思決定の遅さがマルケスにアドバンテージを与えてしまいました。彼らはレース前からドライレースを想定して準備をいていたんでしょう。ピットまで3コーナー手間でピットインせよという合図をもらったんです。ですからバイクは用意されているものと思っていたんですが、バイクの準備が出来ていませんでした。マルケスがかなりのスピードでドライ用のバイクで走行しているのを見て、チームはこれ以上差を付けられる前にピットインの指示を出すというリスクを取ったんです。ピットインした時にチームがバイクの作業をしているのが見えました。サスペンションを交換し、セッティングを変更していました。バイクのフィーリングは妙で、チームもセッティングはハーフドライ用だと言っていました。それもあってあれ以上速く走れなかったんです。」

ロレンソはセカンドバイクをスタート前にドライコンディションに備えて用意しておくのは簡単なことでは無かったと言う。これはフォーメーションラップで何かしら問題があった場合に同じセッティングのバイクを用意しておく必要があるためだ。チームメイトのドヴィツィオーゾも、Ducatiはサーキットが以前のレース、FP1のウェットコンディションよりも速く乾いたことによって手間取った部分があるという。

ドヴィツィオーゾはロレンソよりも1周多くレインタイヤで走行。ロレンソと同じ轍を踏まぬよう、2台目のバイクが準備されてからピットインした。その他のバレンティーノ・ロッシなどは、レース前に早めのマシン交換が必要とされた場合に備え、ドライ用のバイクを用意していたという。ロレンソは今までレインコンディションに苦戦してきたが、今回のウェットコンディションのレースは、彼にとってDucatiで優勝する上での最高のチャンスだったと語る。

「バイクは雨の量、トラック上の水の量に関わらず、素晴らしい自信を与えてくれました。自分は本当に速いタイムで走行できたんです。レースの15分前にトラックが乾いてしまったのは残念でした。Ducatiでの初勝利をするには、レインコンディションは完璧な況でした。今日は優勝出来るチャンスがあったと思います。今年は自分自身かなりのミスをしてしまいました。そして今回はチームがミスをしたわけです。これは受け入れざるを得ませんね。」

(Photo courtesy of michelin)

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