★MotoGP2017オーストリアGP 木曜プレスカンファレンス翻訳

木曜日に行われたプレスカンファレンスの翻訳です。今回のプレスカンファレンスではSNSからの質問が復活。ヤマハの二人はブルノテストで試した新型フェアリングはおそらく使用しないのではといった話をしています。プレスからの質問では「マルケス選手とビニャーレス選手の直接対決が10戦消化して未だに無いのはなぜか?」など面白い質問が出ています。

Sponsored Link

 

ニック・ハリス

「皆さんこんにちは。それでは第11戦のオーストリアの舞台、レッドブル・リンクからお届けします。昨年のレースは18年ぶりのオーストリアでのレースとなりました。センターにはチャンピオンシップをリードするマルク・マルケス。今シーズン3勝、これには5日前のブルノでの勝利も含まれます。昨年は肩を脱臼したあとに5位でレースを終えています。マルクの横にはマーべリック・ビニャーレス。マルクから14ポイント離されており、チャンピオンシップは2位、現在3勝しており、昨年はスズキで6位でレースを終えました。さらにマルクの横にはバレンティーノ・ロッシ。チャンピオンシップ4位でマルケスとの差は22ポイント。今年は1勝、昨年のレースは4位でした。そしてここがA1リングと呼ばれていた1996年に初めての表彰台を獲得しています。ビニャーレスの横にいるのはダニ・ペドロサ。ロッシとの差は6ポイント。今期1勝しており、チャンピオンシップ4位。昨年はレースを7位で終えています。マルクと同様に練習走行で酷い転倒をしていました。反対側にはカル・クラッチロー。チャンピオンシップ9位、ポイント上はダニロ・ペトルッチと同様です。今期は表彰台を一回獲得。昨年はここで15位でした。昨年は多くの選手がジャンプスタートをしましたが、ジャンプスタートした中で唯一ポイントを獲得した選手だったと記憶しています。反対側にはポル・エスパルガロ。ブルノでは9位となり、KTM初のトップ10となりました。昨年はここで10位を獲得しています。」

ニック・ハリス

「それではマルク・マルケス。ここでは2回目のレース、天候、このスピードのトラックなどもあって面白い週末になりそうですね。」

マルク・マルケス

「ええ。ブルノからここにそのまま来たわけですが、月曜のテストの素晴らしいフィーリングがそのまま残っている状態です。昨年の週末はここでかなり苦戦をしたわけですけど、今年は加速性に関して足りない部分があるわけですが改善をしてはいます。天気が安定しないようですから、正しい方向に進んでいくには、正しいステップを踏んでいくということが重要になるでしょう。FP1、FP2とステップ・バイ・ステップで日曜に向けて正しいセットアップを見つけていくということが重要です。」

 

ニック・ハリス

「レッドブル・リンクは特別で高速なサーキットですね。」

マルク・マルケス

「ええ、ここは本当に特別なサーキットです。ハードブレーキングが必要な部分があり、同時にハードな加速が必要です。正しいバランスを今年見つけることが出来ればと思いますが、昨年は戦闘力があったにも関わらず、リアタイヤがかなり早い段階でグリップを失ってしまいました。ただ、今年はもっと高い戦闘力を発揮出来ると信じています。トップ5、表彰台、もしかしたら優勝出来るかもしれません。レースウィークが始まる前ですからわかりませんが、ベストを尽くしていつも通り全力で戦いたいですね。」

 

ニック・ハリス

ブルノではテストもあったので、あまり優勝を祝うということも出来なかったでしょうね。」

マルク・マルケス

「ええ。日曜は11時にはもう寝ていました。月曜のテストが重要でしたからね。月曜はトラックのグリップが非常に高く、快適にライディングが出来ました。ラップタイムが簡単に出ましたし、フロントのフィーリングを向上することが出来ました。ここでも良い仕事が出来るかどうかですが、ここでおそらく機能するであろう自分達のベースをしっかりとキープしたいと思います。」

 

ニック・ハリス

「マルクありがとう。それではビニャーレス。ブルノでは表彰台を獲得出来たことは本当に素晴らしかったですね。昨年はここで素晴らしい結果を残しています。」

マーべリック・ビニャーレス

「ええ、このサーキットは好きですし、昨年はトップに最も近づくことが出来たトラックでした。ですから、今週末はブルノで表彰台を獲得した後で、実にモチベーションが高いんです。月曜のテストでは色々なことを試して、また良い感触を得ることが出来ました。最後は素晴らしいリズムで走行が出来ました。非常にポジティブですし、準備は出来ています。」

 

ニック・ハリス

「今や皆が新しいフェアリングについて話していますが、あなたもブルノテストで新しいフェアリングを試していました。今週末は使用するのでしょうか?」

マーべリック・ビニャーレス

「ポジティブな内容があまりなかったのでおそらく使用しないでしょう。別のトラックでまたテストをしてみますが、どうなるかは少し待ってみないとわからないでしょう。ただル・マンで使用していたバージョンがありますから、こちらを使用してみて加速が向上するかテストをしてみようと思います。」

 

ニック・ハリス

「天候はまだわかりませんが、今朝は雨でした。練習走行時はウェットかもしれません。」

マーべリック・ビニャーレス

「このままかもしれませんから、いかなる状況にも準備が出来ている必要があります。Q2に入るということが非常に重要ですので、しっかりと準備が出来ていますし、いつもどおり高いモチベーションを持っています。」

 

ニック・ハリス

「マーベリックありがとう。それではバレンティーノ・ロッシ。1996年には初めての表彰台を獲得しましたが、ここはほぼ全く新しいトラックと言えるもので、天候についてはまったくどうなるかわかりません。ブルノのフラッグtoフラッグなど、何がどうなるかわかりません。」

バレンティーノ・ロッシ

「このサーキットは非常に高速ですから、他のサーキットでライディングしている時とは比べようがありません。あまりコーナリングもありませんから、ベストをつくすために常に集中している必要があります。ブレーキングは非常に重要です。とにかく面白いトラックですね。今週は特に明日からの天候が優れないようですから、どのようなコンディションであっても準備をしている必要があります。ブルノでスピードを発揮出来て、そのまま迎える週末ですが、バイクに関して良いフィーリングがあります。ウェット、ドライの両方で良い走りをすること、日曜にしっかりと準備をして望むことが重要です。」

 

ニック・ハリス

「月曜テストでは1位でした。」

バレンティーノ・ロッシ

「テストは良かったですね。いろいろ試してかなり改善に役立ったものもあれば、全く変わらないというものもありました。最終的には土曜日と同じようなタイムで走行出来ましたけど、良いフィーリングを得ています。」

 

ニック・ハリス

「マーベリックは新しいフェアリングを使用しないとのことですが、あなたはいかがですか?」

バレンティーノ・ロッシ

「新しいフェアリングには合わないトラックだと思いますが、週末の中で確認はしようと思います。」

 

ニック・ハリス

「フラッグtoフラッグに関しては、振り返ってああすれば良かったというのは簡単です。しかしブルノでは難しい状況でしたね。」

バレンティーノ・ロッシ

「ええ。フラッグtoフラッグというのは皆にとって難しい状況なんです。それに状況によって話が違いますから。特に今年は昨年に比べて、トラックが非常に早いスピードで乾いてしまったんです。もう少し走ってバイクを交換するはずが、トラックが乾いてしまったので皆スリックを履ける状況になってしまいました。改善出来るようにしないといけませんし、こういったコンディションではバイクにとって完璧という状態で走ることは出来ません。」

 

ニック・ハリス

「バレンティーノありがとう。それではダニ・ペドロサ。過去8戦で6度の表彰台というのは素晴らしいですし、かなりの自信を持ってレースに挑んでいるのでしょう。」

ダニ・ペドロサ

「ええ、明らかにブルノは良い形でした。ただ、今週はまたしっかりと準備をして望む必要があります。というのも、昨年はかなり大変なレースで、練習走行、予選、レースとレースウィーク全体で苦戦しました。まずは序盤から集中していきたいと思いますし、まずはバイクがトラックでどのような感触であるかを確かめることが必要です。そしてまずは走ってみるということが重要で、昨年レースをしたとは言え、走り込んでいけば、よりトラックの理解が進むと思います。」

 

ニック・ハリス

「あなたも月曜にテストをしたわけですが、良いテストでしたか?」

ダニ・ペドロサ

「トラックコンディションは徐々に改善していき、午後のトラックのグリップに関しては非常に良かったですね。ですから良い形でテストを終えて、またこうしてレースウィークの作業を始めることが出来るのは良いものです。強烈なブレーキングと加速が必要な、異なるレイアウトのトラックですから、適切な加速をコーナー立ち上がりで発揮出来るようにすることが重要になります。昨年はDucatiが本当に強かったですから、彼らに注意が必要でしょう。」

 

ニック・ハリス

「皆が聞いていると思いますが、ジェームズ・ボンド風のビデオは素晴らしかったですね。」

ダニ・ペドロサ

「全てのクルーと共に実に楽しみました。素晴らしい写真も撮影出来ましたし、パラシュートでジャンプしたのは初めてでした。ですから、本当に最初は怖かったんですが、一生に一度はしておかないといけない類のものですから非常に楽しみましたし、最終的に仕上がったものも素晴らしいものでした。それにSNSのファンのコメントを読むのも面白かったです。」

 

ニック・ハリス

「それでは反対側のカル・クラッチロー。ブルノでは素晴らしい週末で、最後はバレンティーノとのバトルもありました。今週は天候にこと、Ducatiの強さなど、面白い週末になりそうですね。」

カル・クラッチロー

「唯一変わらないのは天候は皆にとって同じということです。ブルノでは良いレースが出来ましたけど、最高ってわけではなかったですね。バレンティーノと一緒に走ったことはあまり無かったんですが、最終的に抜かれてしまいましたから。ただブルノのレースは良かったと思います。正直もうすこし表彰台に近づきたかったですけどね。また今週何が出来るかというところですね。」

 

ニック・ハリス

「ブルノテストではHRCの為にテストをした部分もあると思いますが、同時にLCRのためのテストもある。あなたにとっては2つの仕事をしているって感じなのではないでしょうか?」※ここで選手席の天井のライトが消える。

カル・クラッチロー

「そうですね。それに自分はこうやってライトを消すことも出来るんです(笑)(※会場(笑))実際、月曜のテストでは新しいことはしていません。FP3での転倒の怪我がありましたから、あまりテストで体を酷使したくなかったんです。ですから体を休めることに集中していました。FP3の転倒で壁に激突したのは、かなり大きな転倒でしたからね。週末の間は問題なかったんですが、レースのあとは1日中テストをしないほうが良いかと思ったんですよ。テストでは特に新しいものは無かったんですが、ウイングレット効果のあるフェアリングなどは再びテストしています。そこでポジティブな内容もありましたから、今週末に試すかもしれません。ここオーストリアでアドバンテージを得ることが出来ればと思います。」

 

ニック・ハリス

「ホンダはこの2戦で勝利し、チャンピオンシップをリードしています。おそらくあなたの助けが効いているんでしょう。おや、ライトが戻りましたね。」

カル・クラッチロー

「ええ。ライトもこうして元に戻すことが出来るわけですから(笑)ただ自分はレースには勝利していませんからね。まぁホンダにとっては良い状況でしょうし、全てのライダーが良い状態でいるんだとは思います。自分もベストを尽くしていますしね。エンジニア、スタッフ、LCRチームも素晴らしい仕事をしていますから、こうして良い形で物事が回っていくと良いですね。昨年は素晴らしい形の後半戦を過ごすことが出来ましたから、ことしもまた同様であることを期待しています。」

 

ニック・ハリス

「カルありがとう。それでは反対側にいるポル・エスパルガロ。今週末はKTMにとっては大事な週末ですね。」

ポル・エスパルガロ

「ええ。かなりストレスフルな週末ですけど、こうしてKTMのホームGPを迎えることが出来て嬉しく思っています。先週末は全てのスタッフ、メカニックも素晴らしい結果を受けて喜んでいる中で、こうしてホームGPを迎えることが出来たわけです。こうして良い状態でホームGPを迎えたことは嬉しいんですが、少しばかりプレッシャーとストレスがある状態です。」

 

ニック・ハリス

「ブルノではKTMにとって初めてのトップ10入りという結果を出せたのは、KTMにとっては最高の形になりました。」

ポル・エスパルガロ

「ええ、素晴らしい週末でした。コンディションは妙だったんですけど、バイクのスピードは非常に高いものがありました。通常はレースではあまり他のライダー達とバトルが出来ることはないんですが、チェコでは自分のミスの後になんとか順位を取り戻そうとしていたんです。そしてチェコでは他のライダーに追いつき追い抜くことが出来ました。本当に最高のフィーリングでした。ただ、レース、テストの度に常に良いフィーリングを得ているんです。夏休みのアラゴンテストは自分達にとって重要なレースでした。バイクを改善する時間もありましたし、新しい内容をテストする時間もありました。ファクトリーは素晴らしい形で機能していますし、皆素晴らしい仕事をしています。いくつかのレースでは、グリッドの最後から半分まで順位を上げることが出来ることもあって、僅か8戦でこれですから素晴らしいと思います。」

 

ニック・ハリス

「アラゴンテストはかなりハードに取り組んでいたようですね。」

ポル・エスパルガロ

「ええ、本当に色々やることがあったんです。自分、チームメイト、ミカ、それにオリベイラもいました。ですからライダーごとにテストする内容を分割してテストしていったんですが、それでも全てのテストを終えるのが不可能なほどのボリュームでした。今お伝えしたように、ファクトリーは本当に懸命に作業をしていて、全くリラックしておらず、寝ていないのかと思うほどです。ただ上を目指しているわけですから、こうやって努力をするのは自分もファクトリーも同じなんです。KTMがしてくれている努力に関して本当に感謝しています。こういう仕事が必要とされているわけですからね。」
 

ニック・ハリス

「ポルありがとう。それでは今週はソーシャルメディアからの質問もありますので、それはスティーブン・デイにお願いします。ただ、その前にフロアからの質問をお願いします。」

 

Q

「ヤマハのライダーに質問です。現在トップを走るマルケスですが、彼の強みは何なのでしょうか?30ポイント以上差が開いていたのに、現在はチャンピオンシップをリードしているわけです。」

マーべリック・ビニャーレス

「思うに、マルケスはウェットでもドライでも早いので、よりコンスタントなのだと思います。それもあって過去数戦でポイントを回復出来たのでしょう。素晴らしい走りをしていると思います。ですから、自分達のウェットでの成績を向上させる必要があります。ブルノではウェットでかなり良いフィーリングを得ることが出来ています。最終戦がウェットであることもあるでしょうから、ウェットの成績を向上させる必要があるでしょう。」

バレンティーノ・ロッシ

「彼がウェットでもドライでも速いというのはありますが、特に今年はどのトラックで速いということが大きいでしょう。自分の場合は速いトラックもあれば苦戦するトラックもあります。今のところトップから離されているのは、こうした理由があるんだと思います。」

 

Q

「あなたがここにいる中で最も経験のあるライダーですが、ブルノでのホルヘ、ドヴィツィオーゾ、ペトルッチのように、今年もDucatiはこのトラックでの優勝候補と言えるでしょうか?」

バレンティーノ・ロッシ

「今年は全てのレーストラックで色々なことが変わっていますから、何とも難しいですね。ただ、Ducatiはこのトラックでは昨年同様に強力であると思いますね。接近出来ればと思いますが、ドヴィは常に強いですし、ブルノでもスピードがありました。それにロレンソにしても、今週は優勝のチャンスがあるでしょう。それに月曜テストにおいてもペース、スピードともに素晴らしいものがありました。ペトルッチも今年は強い走りをしていますから、表彰台争いが出来ると思います。」

 

Q

「経験のあるライダーということで、バレ、ダニに聞きたいのですが、昨年はバリアがトラックに非常に近いという懸念がありました。何か変更を要請したのか、何か変わっているのか、今年に関してはいかがでしょう?」

バレンティーノ・ロッシ

「このトラックの最高速度は非常に高く、ラップ全体を通じてそれは変わりませんから、ランオフエリアに関しては十分ということはけしてありません。危険な部分というのは2つか3つなんですけど、昨年とくらべて何か変わったというのはあまりわかりません。明日走行してみて、セーフティーコミッションと話をする形になるでしょう。」

ダニ・ペドロサ

「そうですね。特にこれといって何か変更があったかどうかはわかりません。昨日トラックを歩いたなかでは、ウォールが近すぎる部分が2つ3つありました。バレンティーノが話したように、明日走行してみて将来的に何が出来るかを考えたいと思います。」

 

Q

「マルクとマーべリックに質問です。既に10戦が終わっていますが、未だに2人の直接対決というものが無いように思います。我々と同様に驚いているのか、何か思い当たる理由がありますか?」

マルク・マルケス

「わかりません。ブルノは自分達が表彰台を共にした初めてのレースです。ブルノ以前はどちらかが表彰台を逃して、どちらかが表彰台を獲得するという状態でした。最終的には異なるバイク、異なるライディングスタイルですから、皆が自分が得意なサーキットでベストを尽くしているんです。ただすぐに、昨年のここのレースのように、他の4人のライダー、2台のヤマハ、2台のDucatiとのバトルになると思います。最終的に重要なのは常にフロントにいること、表彰台を獲得することです。誰が前にいようと誰が後ろにいようと関係ありません。

マーべリック・ビニャーレス

「片方が良い週末、片方が悪い週末という状況が続いたんでしょう。その状態で2人がトラック上で出会うのは難しいでしょう。ただマルケスが言ったように、最終的にはレースに勝つこと、表彰台を獲得することが大事です。コンスタントであることが重要で、最後まで優勝争いに加わるということが重要なんです。」

 

Q

「チェコGPを振り返って、スリックタイヤでスタートするということは選択肢としてあり得たのでしょうか?」

バレンティーノ・ロッシ

「レースを終えて振り返ってみると、確かにスリックを履いてスタートしていれば間違いなく優勝出来たでしょう。ただリスクもあったでしょうし、グリッド上では雨が降り始めていたんです。太陽も出ていましたが、雨も降っていたんです。単純にグリッドでタイヤを履き替えれば良いってわけじゃなくて、バイクごと変える必要があるんです。タイヤに対して適切な調整がされていないと駄目ですからね。ですからグリッドに付く前に決断を下す必要があるんです。あの状況では十分ドライではなかったでしょうし、多くの選手がまた雨が降り出すことを恐れていたと思いますし、乾燥が遅いということも恐れていたでしょうね。」

 

Q

「フラッグtoフラッグの安全性についてなんですが、おそらくセーフティーコミッションと話をすると思います。何かしら状況を好転させることは可能なのでしょうか?ピットレーンでの1秒はトラックでの10秒ほどの価値があると思うのですが。」

バレンティーノ・ロッシ

「1つはピットに入るのをもう少し遅くするかですね。ただこれはレインからスリックに履き替えることを考えると、タイヤの温度からしても難しいでしょう。アレイシとエスパルガロのケースは、またビデオを見直して行く必要があると思いますが、今回の件に関してはエスパルガロは他のバイクが止まるまで待っている必要があったでしょう。ただ自分はそこまでビデオをじっくりと見ていないので、明日また話あうことになるでしょう。」

ダニ・ペドロサ

「あそこまでトラックが速く乾くとは誰も思っていませんでしたから、このレースにはドラマがありました。それに多くのメカニックがドライ路面に対して準備が出来ていない状態でした。ですからバレンティーノがいったように、まず1つはスピード。ピットレーンは長いですからタイヤには厳しいものがあります。あとは明日また話すことになるでしょうが、もう少しスペースを確保するというものですね。これはMotoGPチームのピットの間にMoto2チームのピットを挟むというもので、そうすればピット間のスペースを確保できます。それにピットに到着する時のほうが、何が起きているかはわかりやすいはずなんです。ピットに止まっている時は、後ろを振り返って誰が来ているというのはわかりませんから。ですから、ライダーにとって誰かが近くにいるかどうかを把握するのは非常に難しいんです。そこはメカニックに頼るしかありません。ただ人があまりにも多くいるんです。1人のメカニックが自分のバイクを支えていて、2人が今まで乗っていたバイクを片付けているわけです。ですから、誰が自分に「止まれ」だとか「行け」だとかの指示をするのかがわかりにくいんです。自分の進路がクリアなのかどうかもわかりません。ですから、ピットインしてくるライダーのほうが何が起きているかを把握するのは容易だと思うんです。それに既にピットストップしている選手は、自分よりもレースでアドバンテージを抱えているわけですから。いずれにしても、明日また別のライダー達の意見も必要でしょう。そして改善をしていきたいと思います。」

 

ニック・ハリス

「以上ですか?それではSNSの質問をスティーブン・デイにお願いします。」
 

スティーブン・デイ

「SNSからの質問が帰ってきました。2勝したということでマルケスからです。ツイッターからの質問です。”マリオ・アンドレッティは全てがコントロール下にあるのであれば、自分のスピードが足りないんだと話していました。これには同意しますか?”」(※限界で走っていないということ)

マルク・マルケス

「完全に同意です。全てがコントロール下にあるということは、リスクが大きすぎると感じているわけです。多少のものごとがコントロール下にあるのなら全てがスムーズにいきますし、もう少しリスクを取ることが出来ます。ただそうなってくるとリミットを見つけるのが難しくなります。ですからこういうのは自分のスタイルなんでしょうね。」

 

スティーブン・デイ

「まるくありがとう。それではマーベリック。Instagramからの質問です。”スズキでMotoGPデビューした時、そしてまたヤマハに移籍した時に、どのように人生が変わったのでしょうか?人生として、余暇の過ごしかた、それ以外など”」

マーべリック・ビニャーレス

「スズキに来た時はMoto2から来たばかりだったので、メディアのスケールには驚きました。ただスズキからヤマハに移籍した時はその倍でした。ですからメディアと接する時間が圧倒的に増えましたね。それにいかにトレーニングするかなども大きく変わりました。自分の人生が完全にMotoGPを中心に回るようになりました。」

 

スティーブン・デイ

「ありがとう。それではバレンティーノ。Facebookからの質問です。”カタルーニャの最終ラップでのホルヘに仕掛けたオーバーテイクが過去に最高のオーバーテイクだと考えているのか、それ以外のお気に入りのオーバーテイクがあるのでしょうか?」

バレンティーノ・ロッシ

「多分あれがベストでしょう。特にあれは最終コーナーでしたから。他に最終コーナーで仕掛け他MotoGPクラスのオーバーテイクで覚えているものはありません。おそらく125ccや250ccでならあるかもしれません。後はストーナーとバトルしたラグナセカ。あれは同じくらいのレベルのものでした。ただ、ホルヘとのバトルは最も素晴らし(マルケス選手がロッシ選手の肘をポンポンと叩く)」

会場の誰か

「セテはどうでしょう?」

バレンティーノ・ロッシ

ああセテ!確かにあれも最終コーナーだったね。(笑)」(※ジベルナウ選手、笑顔だが、忘れんなよと言わんばかりの表情)「そうだね。あれもそのあと色々あって。。(笑)確かにセテも最終コーナーでした。常に最終コーナーでのバトルというのは最高なんです。ただ、やはりホルヘとのバトル、オーバーテイクがやはり最高でしょうね。」

 

スティーブン・デイ

「それでは次にダニ・ペドロサです。Twitterからの質問です。”もしジェームズ・ボンドの映画を撮影するなら、どのライダーを選んで、どの役をやらせますか?”」

ダニ・ペドロサ

「ちょっと時間が必要だね。」

 

スティーブン・デイ

「それでは後でまたお聞きしましょう。それではカル。Instagramからの質問です。”もしMotoGPライダーが砂漠に置き去りにされたとしたら、誰が最後まで生き残るえでしょうか?”」

カル・クラッチロー

「うーん難しいね。全員一緒に?」

スティーブン・デイ

「ええ。」

カル・クラッチロー

「まぁ2通りだろうね。一番太ってるやつか、一番アグレッシブなやつか。そいつが皆を食っちまうだろうからね。自分だといいけど、あまり関係ないでしょう。どうやって脱出するかわかりませんから。」

スティーブン・デイ

「それは関係ないということで。」

カル・クラッチロー

「まぁ自分がいちばん長生きすると思いたいね。(笑)」

 

スティーブン・デイ

「カルありがとう。それではポル。Twitterからの質問です。”良く兄との関係を聞かれますか?そして彼にもそれを聞かれますか?また、それはあなたをイラつかせますか?」

ポル・エスパルガロ

「自分は記憶が悪いので、兄のほうが自分のことをよく知っているでしょうね。ただ通常は長男が次男の面倒をみるもので、その逆はありません。」

 

スティーブン・デイ

「もう1つ質問があって、”レースをする時は他の選手と兄の扱いというのは違うものですか?”」

ポル・エスパルガロ

「ブルノでは彼に追いついて最終コーナーで抜くチャンスがあったんですが、リスクが大きすぎました。でも、KTMでトップ10に入る9位だったのは本当に嬉しかったんです。でも別の状況であれば抜きにいったでしょうね。ですから常に兄と戦っているんです。確かにブルノでは他のライダーを抜く時よりは注意を払っていましたが、でもそれは状況がそうだったからです。兄のことは信頼していますけど、他のライダーに対してそういう感情はないですね。これは普通だと思いますよ。」

 

スティーブン・デイ

「ポルありがとう。それでは最後にダニ、あなたがジェームズ・ボンドの映画を撮影するとして誰がどの役でしょうか?」

ダニ・ペドロサ

「自分は出演していいの?監督だから出れないということだよね?」

スティーブン・デイ

「確かにそうですね。あなたは映画には出演出来ません。」

ダニ・ペドロサ

「誰かが悪役になって、誰かがボンドになるわけだけど、マルケスとバレは時に一緒だと良いショーになることがありますから。(笑)街中をレースしながら何かしら速く走るための秘密を探すとか、世界をコントロールする方法を探すとかでしょうか。」

スティーブン・デイ

「ダニありがとう。」

 

ニック・ハリス

「皆さんありがとう。それでは良い週末を。」

(Photo courtesy of michelin)

この記事が約に立ったら
「いいね!」お願いします!

Twitter で
Pocket
LINEで送る

Sponsored Link
★MotoGP2017カタールテスト1日目 フォルガー「スタンダードなM1の調子が良い」
★MotoGP2017 マルケス「昨年のプレーシーズンよりは少し良い状態」
★MotoGP2017アメリカGP マルケス「より2016年に近いアプローチで走る必要がある」
★MotoGP2017ヘレスGP ミラー「全体的にバイクがしっかりと機能している。」
★MotoGP2017ヘレスGP 4位ザルコ「最後まで3位争い出来ると思っていた。」
★MotoGP2017ル・マンGP ロッシはル・マンで競争力を取り戻せるのか?
★MotoGP2017フランスGP ザルコ「M1は表彰台を獲得出来るポテンシャルがある」
★MotoGP2017イタリアGP ビニャーレス「ヤマハの高いグリップを最大に活かしたい」
★MotoGP2017ブルノテスト イアンノーネ「バイクに対するフィーリングが大きく向上した」
★MotoGP2017オーストリアGP FP3結果
★MotoGP2017オーストリアGP Q1結果
★MotoGP2017イギリスGP ロッシ「良いレースをして戦闘力を発揮することが目標」
★タイのチャーン・インターナショナル・サーキット 2018年からMotoGPを開催
★MotoGP2017サンマリノGP 予選2位ドヴィツィオーゾ「完璧な予選走行だった」
★MotoGP2017 9/15時点でのポイントスタンディング
★MotoGP2017アラゴンGP 決勝結果
★MotoGP2017いよいよ開催が迫る日本GP その見どころは!?
★MotoGP2017 Ducati”サラダボックス”の中身はマスダンパー?ジャイロスコープ?
★MotoGP2017日本GP ロレンソ「あの接触は別として、良い走行が出来た1日だった。」
★MotoGP2017日本GP ドヴィツィオーゾ「リラックスしているが3列目スタートは問題」