★MotoGP2017オーストリアGP ロウズ「アプリリアが間違っていると証明したい」

まさかそんなことが本当に起こるとは思っていませんでしたが、アプリリアはサム・ロウズ選手と2018年までの契約を破棄し(※本来は17年、18年の2年契約)サム・ロウズ選手を今シーズンいっぱいで放出するということが正式に決まったとのこと。ロマーノ・アルベシアーノは先週のチーム代表プレスカンファレンスの場で、”今週末と来週末の結果を見て、サムの将来を確定する”と話していましたが、この言葉は守られませんでした。crach.netより、サム・ロウズ選手と記者の質疑応答をお届けします。なお、ロウズ選手は現時点では他のチーム(現時点ではAvintiaくらしか空きシートがありませんが)でMotoGP残留を目指すとしており、それが叶わない場合はMoto2に参戦する方向とのこと。

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Q

「アプリリアで2018年に継続して走るということはないのでしょうか?」

サム・ロウズ

「ええ。過去数週間は色々な噂がありました。皆が状況を知っていますがそのうちの1つの結末です。もちろん残念です。MotoGPで走りたいと思っていましたからね。願わくば、何らかの方法で、MotoGPでの挑戦を続けたいと思います。ライディングは好きですし、他の何よりもバイクレースが好きです。MotoGPで走ることが出来て本当に嬉しいんです。誇りに思っています。ただ色々と難しい状況でした。色々な理由で非常に難しかったんです。この場で走る事をずっと夢見てきましたが、状況は自分が思っていたようなものではなかったんです。MotoGPクラスで走るために多くを犠牲にしてきたような気がします。スポーツでは簡単にクビにされることは理解しています。結果が全てのスポーツですから。」

「自分にはたくさんの可能性があり、多くを捧げてきたような気もします。今日の結果も悪くありませんでした。ポールポジションから1秒落ちなんです。多くの改善もありました。わかりませんが、MotoGPクラスでルーキーで、最高リザルトが5位か6位のバイクに乗る状況というのは、レースで優勝出来るパッケージではありませんよね。不可能だとは言ってません。彼らが考えていることっていうのは、自分とはかなり異なるってことなんです。良いやつになろうとしました。正直な人間になろうとしました。色々な状況で率直に話をしようとしました。アプリリにいた人間で、そうした事を全くしない人もいましたし、自分自身がどこにいるのか?というのが本当にわかりにくかったんです。ですから、過去数ヶ月はこんな状況だったんです。まるで何もクリアではありませんでした。何が起きているのかわかっていませんでした。自分に誰も何も伝えてくれなかったんです。彼らは自分の目の届かないところで自分の悪口を言っていました。自分はアプリリアやバイクの事を悪く言ったりはしません。バイクのポテンシャルは非常に高いんです。」

「数名が自分を個人的にがっかりさせました。彼らは自分が彼らをがっかりさせたと言うでしょう。それは構いません。自分はこの経験から強くなります。願わくばMotoGPに残りたいと思います。望みを高く持とうと思います。懸命に努力していますし、ハードに働いて向上を続けています。自分自身を信じていますし。願わくば今回のことを振り返った時、アプリリアが大きなミスを犯したと気付くことを願っています。これが何よりのモチベーションとなります。今朝は苛ついた気持ちで目覚めました。その後リラックスして”お前らが間違っていたと証明してやる”と思うようになりました。自分は出来ると信じていますしね。昨年はレースで優勝しているんです。過去に成功を重ねてきました。MotoGPは難しいですね。まだ、終わってないと思っています。」

 

Q

「アプリリアがあなたをチームに置かないという判断の背景にある理由は何なのでしょうか?」

サム・ロウズ

「ボスとミーティングをした時に”リスクが少ないオプションを取る必要がある”と言ったんです。だから自分も”リスクが少ない方向でレースをしようとしてるんなら、MotoGP参戦を取りやめたほうがいいんじゃないか?”と言いました。そこでボスは”ならいい。リスクが少ないほうを選ぼう”と言いました。」(※ボス=ロマーノ・アルベシアーノのこと)

 

Q

「それはいつのことでしょう?」

サム・ロウズ

「昨日のどこかのタイミングです。」

 

Q

「自分を証明するためにもう少し時間があると思っていましたか?」

サム・ロウズ

「正確には今週の後の月曜のはずでした。これは正確には契約に書いてあるんです。もちろんそれ以前に証明している必要がありますけどね。イタリアに行っていたんです。状況として全く問題ないと思っていました。ブルノはそこまで悪くなかったんです。皆にとって妙な週末で妙なレースでした。ですから、ブルノを元に判断されたのだとしたら妙ですね。」

「自分はこれからも進んでいきますし、彼らが間違っていたと証明します。ガレージの中には自分を信じない人もいるんです。彼らは最初から自分を信じていなかったんです。負けるとわかっている戦いを挑んでいるようなものです。もしリスクが少ない決断をするためにここにいる、もしくは自分のことだけを考えているのであれば。。誰もそのためにレースをしているわけじゃないでしょうし、それは自分が求めているレースのあり方でもありません。自分はレースを楽しむため、最高の自分になるため、皆がレースを愛している環境にいるためにレースをしているんです。これは情熱であって、単純に仕事ってことではないんです。」

「状況は本当に厳しいですし、失望しています。もちろんこの場に残りたいですよ。これからどうなるかもわかりませんが、明らかに彼らには考えがあるんでしょう。自分はそれをリスクの少ない選択肢とは言いません。誰かをけなそうとも思いません。全てが間違っていると証明するための高いモチベーションを持っています。今年の終わりまで、もし良い結果を得ることが出来たら、チームの中で感謝を述べたいと思う人、感謝を述べたくないと思う人が出るでしょう。」

「人生、そしてトラックの外では人から尊敬されようとするものです。自分もそうして来ましたし、誰かを尊敬しようとしてきました。この場にいる全員に対してそう思っています。ここにいる皆さんが個人レベルでそうしていると思います。ただアプリリアは自分にそういう形で接してきませんでしたし、これは自分は男だから余計に頭に来るんです。直近の結果は完璧とは言えないでしょうが、彼らのブランドを尊敬しないような真似は何一つしていません。本当に残念です。世の中には友人になれない種の人間もいますが、それで世界の終わりではありません。今ボールは自分の手元にあります。ここから出ていって彼らが間違っていたと証明すること、自分のMotoGPにおける未来を確保すること。こういうことをしたいと思っているんです。

 

Q

「”彼ら”というのは、マネジメントレベルの話なのかガレージの話なのでしょうか?」

サム・ロウズ

「メカニック達のことではないんです。そこから少し上の人達のことです。誰のことかは皆、おわかりでしょう。

 

Q

「2018年のプランは?」

サム・ロウズ

もし可能であれば、Moto2で走っていたのは最近のことですから、Moto2に戻ってレースで勝利し、世界チャンピオンになりたいです。そうなれば最高ですから。今のところはこのクラスに残ることに集中しています。多くを学べるんです。今日はまた別の前進となります。ここに残りたいと思っていますし、そうでなければただの徒労になってしまいます。一度MotoGPを去ったら戻ってくるのは容易ではありません。出来る限りこのクラスに残って走りたいと思います。もし不可能なら、Moto2で良いパッケージで世界タイトルを狙います。昨年の結果を考えれば、不可能ではないはずです。

 

Q

「あなたの将来に関する話は、今年のかなり最初の段階からありましたね。」

サム・ロウズ

「3戦目くらいからでしょうか。冬の間はずっと古いバイクに乗っていて、カタールまでそうでした。公平な扱いを受けているとは到底思えませんでしたね。ただチームメイトのサポートには本当に感謝しています。昨晩彼とは良い話が出来ました。彼もいかにこれが大変なことか理解していますし、正しいこととは思えないと話していました。妙なことにチームメイトのほうが理解してくれているんです。まるでアプリリアは自分がチームにやってくる以前から自分を信じていないかのようでした。昨年のチームは本当に最高でした。素晴らしいバイクがあって、そのバイクでどんなことでも出来たんです。何も問題になりませんでした。アプリリアでは問題だらけなんです。」

 

Q

「ブルノではロマーノ・アルベシアーノは、先週と今週のパフォーマンスを見て決定をすると話していました。これは夏の間にあなたに話があったのでしょうか?」

サム・ロウズ

正直にいうと、彼と自分、そして自分のマネジメントの間で交わされたコミュニケーションはプロフェッショナルと言えるものではありませんでした。本当に一緒に仕事をするのが難しいかったですね。自分がどこにいるのかもわかりません。これでいいのか?駄目なのか?明らかに彼らは世界中のあらゆるライダーに声をかけて誰もこないわけですよ。ガールフレンドがいて、自分の女友達にどこかに一緒にいかないのかと尋ねまくるのと同じです。アルベシアーノはあまりにもオープンにいろんな選手に声をかけています。もしバイクの乗るのがカルとか他の誰かなら少しはわかりますよ。”リスクが少ない選択”ってやつでしょうし。アプリリアには頑張って欲しいと思います。バイクとプロジェクトはMotoGPで上手くいくポテンシャルがあります。ただ、アプリリアとライダーは不仲ですね。全く問題にはなりませんけど、自分も彼らに対して負うものはありません。というのも、彼らが自分に約束したチャンスなんてものは無かったわけですから。残りの1年に集中して、出来る限りの事をしたいと思います。願わくば良い結果を残して、このクラスに残りたいですね。」

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