終盤はバトルを繰り広げるドヴィツィオーゾ選手、マルケス選手に加わるかという形のペドロサ選手でしたが、僅かに力及ばず3位となりました。リアタイヤのスピンに苦しんでいたとのことですが、今シーズンの安定感は抜群と言えるでしょう。しかし表彰台での蝶ネクタイがお洒落ですね。

Q

「素晴らしい週末でした。ジェームズ・ボンドになった後に表彰台を獲得。良い7日間でしたね。」

決勝3位 ダニ・ペドロサ

「今週は正しいセットアップ、適切なフィーリングをタイヤから得るのが難しい週末でした。FP1では全てのブレーキングでフロントタイヤがロックしてしまって、コーナー立ち上がりではリアがスピンしまくっていました。そのせいでリアタイヤの温度が上がりすぎるというような問題もあったんです。昨日はQ1から予選を走り、タイヤがもう無かったことで8位グリッドとなりました。」

「レースでは思ったよりスピードを発揮することが出来ました。レースの中でもタイヤのロックやスピンという問題は引き続き発生していたんですが、レース戦略は良かったですね。序盤はあまりアグレッシブに攻めずに、燃料満載の時はペースを抑えていました。最後にはペースを上げていったんですが、リアタイヤの温度が上がりすぎてしまい、スピンが多くなってしまいました。最後は前の2人に追いついていったんです。ホンダのワンツーなら最高ですから。最終的には表彰台を獲得出来ましたけど、誇りに思っていますし、チームが素晴らしい仕事をしてくれたと思っています。」

 

Q

「皆がアンドレアとマルクの素晴らしいバトルについて話していますが、あなたのバイクから見えたバトルはどうだったのでしょうか?」

ダニ・ペドロサ

「マルクが頑張っているのは見えましたけど、最終コーナーは簡単ではありません。本当にタイトですからね。これでDucatiは3勝目で、今シーズンは彼らは素晴らしい仕事をしていると思います。1つ2つのサーキットで速いわけではなくて、間違いなく注意していく必要があるでしょう。今日はグリップを得るのに苦戦しましたが、さらなるグリップを発揮出来るように作業をしていきます。そうすればもう少し速く走れるでしょう。」

 

Q

「次は2週間後のイギリスGP、シルバーストーンです。天候はいつも怪しいですが、シルバーストーンに向かうに当たっての心境をお願いします。」

ダニ・ペドロサ

「簡単なトラックではないですね。いつも自分は天候で苦戦してしまいます。良い仕事が出来ればと思います。序盤に集中して時間を使って、正しいタイヤ選択をしたいと思います。そしてまたトップで走れるようにしたいと思います。」


(Photo courtesy of michelin)