★MotoGP2017ヤマハ シルバーストーンで2018年型プロトタイプシャーシを使用していた

Manuel PecinoさんによるヤマハのイギリスGPでの復活に関する記事です。その復活の理由には2018年のプロトタイプシャーシの存在があったとのこと。テストで良い結果を記録したミサノでは当然良い結果が期待されますが、その後のレースでも2018年型プロトタイプシャーシが良い結果を発揮するかどうかで、チャンピオンシップ争いの行方が決まりそうです。

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レースにおいて魔法は存在しない。驚くような結果の背後には何かしら技術的な答えがあるものだ。2週間の間にモビスターヤマハのM1が急激な変身を遂げたのにも理由がある。レッドブル・リンクではモビスターヤマハのマーべリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは6位、7位という結果で、優勝ライダーからは8.9秒離されていた。先週日曜に彼らは2位と3位でレースを終え、優勝ライダーからの差は0.114秒と0.749秒であった。

パフォーマンス面の違いで言えば、彼らはシルバーストーンの練習走行でも恐ろしく競争力が高かった。彼らはその理由について、オーストリアGPからイギリスGPの間に開催されたミサノテストでのエレクトロニクスの調整の結果だと話していた。

そしてその他の要素としては、ヤマハファクトリーチームのボックスにあった、2018年プロトタイプとラベルがつけられた2台の新しいバイクだ。もちろんこれはシャーシの話だ。(エンジンはシーズン中の変更が出来ず、6台使用出来る)この新型シャーシはレッドブルリンクでのチームの酷いレースの後に、テストに持ち込まれた。新型シャーシはすぐに明らかな性能改善を示し、そのためイギリスGPでもこのシャーシが使用されることとなった。

シルバーストーンのレースウィークの中で、ロッシとビニャーレスは2017年型のバイクと、2018年型のシャーシを使用したバイクを比較のためにライディングしていた。そして2人とも日曜のレースでは新型シャーシを使用したバイクを使用するという決定を下した。結果として、2台のパフォーマンスは2週間前のオーストリア戦とは大きく異なるものとなった。オーストリアでは両ライダー、チームともに不安を口にしていた。

日曜にビニャーレスはドヴィツィオーゾのすぐ後でレースを終え「非常に快適にライディング出来ました。特に最後の数週は非常に良かったですね。フィーリングとしてはシーズン前半に感じていたものに近いです。」と語っている。

ロッシはレース後半に競争力がないことから、チャンピオンシップ争いは難しいだろうと語っていた。しかしイギリスGPの内容からはそういった内容は伺えなかった。ロッシが1位ポジションで走行していた最後のラップである17周目に、ロッシは2’02.239を記録している。そして最後の2周となる19周、20周目に2’02.291、2’02.191というタイムを記録しており、これはビニャーレスがレース中盤で記録したベストタイムよりも速いタイムだった。

ミサノでこのプロトタイプがみせたパフォーマンスによって、エンジニア達とライダー達は、これをイングランドでも使用することを決めた。チームは2週間後にミサノで開催されるサンマリノGPにおいても、新しいシャーシが高い戦闘力を発揮することを期待している。その可能性が無くなったかに思えたヤマハだが、再びチャンピオンシップ争いに加わることが出来たと言えそうだ。

(Photo courtesy of michelin)

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