★MotoGP2017サンマリノGP リン・ジャービス「ロッシの代役候補は4人いる」

ヤマハのリン・ジャービスがロッシ選手のアラゴン戦の代役について語っていますが、現時点の最有力候補はマイケル・ファン・デル・マーク選手と言えそうです。日本人としては、中須賀選手、もしくは若い爆発力に期待ということで野左根選手に走って欲しい気持ちがありますが、どの選手にとってもロッシ選手の代役というのは荷が重いでしょうね。

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土曜日の朝にヤマハのレーシング・マネージングディレクターであるリン・ジャービスが、メディアに対してバレンティーノ・ロッシの脛骨と腓骨について回復の目処などについて語った。この怪我は、ロッシが31日にエンデューロトレーニングで負ったものだ。これによってロッシはホームGPに参戦することが出来なくなり、これによってチャンピオンシップ争いの望みは失われたと言える。

ロッシはアラゴン戦への復帰を目指すとしているが、これは彼の怪我から僅か22日後ということで非常に難しいと言える。そうしたことからロッシは、現実的な復帰については30日から40日後と考えている。
ジャービスは、ロッシがアラゴンに参戦出来ない場合は4つのオプションがると語る。

しかしながら、1つの可能性であるテストライダーの野左根航汰の参戦に関しては、アラゴンで戦った経験の差から、ヤマハのWSBKライダーであるアレックス・ロウズ、もしくはマイケル・ファン・デル・マークになるだろうと語る。昨日Crash.netはファン・デル・マークがアラゴンでの代役として最も可能性が高いと考えていたが、最終的な結論は来週となる。なお、日本GPはロッシの事故から42日後となる。

 

Q

「バレンティーノの怪我は2010年と比べていかがですか?」

リン・ジャービス

「あの時ほど深刻ではありません。ただ、同様に嫌な怪我ではあります。」

 

Q

「タイミングとしては?」

リン・ジャービス

「苛立たしいですね。つまりこの怪我のせいで、彼のチャンピオンシップ優勝の可能性はなくなってしまったわけですから。怪我の具合はそこまでシリアスではありませんが、結果的には同じくらいシリアスですね。特に今まではトップ争いをしてきて、良い形でまとめてシルバーストーンでもすばらしいレースが出来ました。そして良い形でテストが出来たここに向けて進んでいたわけです。タイミングという意味では、これ以上ないくらい悪いタイミングですよ。本当に残念です。」

 

Q

「あなたはモトクロス、もしくはエンデューロトレーニングに関してどう感じていますか?」

リン・ジャービス

「個人的な立場として彼がエンデューロで転倒したということを攻めるのは難しいですね。でもモーターサイクルレーサーを真綿でくるむようなことは出来ません。モーターサイクルというのは野獣のようなものですからね。遅かれ早かれ転倒はするものです。まぁそういうものですからね。彼らはMotoGPバイクをテストするために乗れませんし、普通のレーストラックも乗れません。ですから、彼らは別の方法でトレーニングをする必要があって、最近多いのはダート上でトレーニングをするというものです。」

「ランチで走ることはまたエンデューロとは違うと思いますし、モトクロスもまたそうです。サーキットを走るというのはある程度似ているんですが、エンデューロというのは常に予想出来ない瞬間があるんです。何かしら驚かされるようなことがね。エンデューロとなると、とてつもない長い距離を走ることになりますし、同じところを走ることは1日に1回しかないでしょう。そしてこれから走る道については、どんなことがあるのかわかりません。ですから、私はエンデューロがMotoGPバイクを操るのに良いトレーニングだとは思いません。ただ、彼はミサノでテストを行ない、ミニバイクに乗り、ランチで走り、モトクロスなど色々な事をするわけです。まあそういうものです。私はただ、彼が先週の木曜日にエンデューロバイクに乗っていなければと思うだけです。ただ、彼は今シーズン既にエンデューロバイクに乗っていますし、過去にも何度もエンデューロバイクに乗っています。ですから、私に何か言えることはありませんよ。」

 

Q

「ロッシはアラゴンで少なくともバイクに乗ることを試すのでしょうか?」

リン・ジャービス

「現時点ではそういう話はありません。もちろん彼の代役を用意するプランを考えています。そうする必要がありますからね。というのもルール上、棄権をした場合は10日以内に代役のライダーを用意する必要があるんです。これはショーを続ける意味では正しいルールだと思います。」

「ですから、アラゴンでバレンティーノの代役となるライダーを発表します。彼がアラゴンに来るか?これについては、彼がレースを走れるという状態であると確信した場合のみでしょう。単純に乗れるかどうかを試すだけには来ないでしょう。単純にバイクに乗るだけというのは面白い仕事ではありません。もし彼がトップ5、トップ6を戦える状態でなければ、彼はおそらく走らないだろうと思います。彼がレースを走れるか?これは現時点ではわかりません。ドクターの話だと回復はもう少し時間がかかるということです。ただスポーツマンというのは、極めて極端ですからね。ヤマハはホルへ・ロレンソの例がありますから、何とも言えません。」

「ただロッシの場合は経験豊富なライダーですから、状況は違うでしょう。彼は自分の感触、そしていつトラックに戻るべきかは自分で理解していると思います。もちろん彼がアラゴンで走る場合は、事前にテストを行ないます。多分R1で乗れるかどうかを試すことになるでしょう。そういうことになるか?これもまだわかりません。彼がどう感じるかによりますね。痛みだとか理学療法だとか、こうした物事によってくるでしょう。」

 

Q

「アラゴンで誰がロッシの代役になるかアイディアはありますか?」

リン・ジャービス

「良いアイディアがありますよ。」

 

Q

「教えて頂いても良いですか?」

リン・ジャービス

「今日は教えられません。今のところ4人の候補がいます。日本には中須賀と野左根という2人のテストライダーがいます。それから2人のスーパーバイクライダーがいます。アレックスとマイケルですね。この4人うちの1人になるでしょうが、これは来週決定します。」

 

Q

「サム・ロウズはアレックスではないと話していましたが。」

リン・ジャービス

「サムがなんと言っているのかは知りませんが、これに関しては私はコメント出来ません。」

 

Q

「ということは、アレックスも未だに候補の1人ですか?」

リン・ジャービス

「申し上げたように4人候補がいるんです。」

 

Q

「日本の2人のテストライダーのうち、どちらのほうが良いということはあるんでしょうか?」

リン・ジャービス

「野左根にアラゴンでバレンティーノの変わりを頼むのは無理な相談だと思います。彼にアラゴンで走る十分な経験があるとは思えません。彼は中須賀のような複数年の経験がありません。中須賀は何度もMotoGPクラスで走っています。毎年ワイルドカードで参戦していますし、バレンシアではホルへ・ロレンソの代わりに走って素晴らしい結果を残したこともあります。野左根も候補の1人ではありますが、彼に声が掛かる可能性は最も低いと言えます。彼を起用することは、彼のスピードを高めるためということになります。ただ経験の少ない若者にとっては、ライオンの巣に放り込まれるような、課題なプレッシャーを感じることになるでしょう。」

 

Q

「ということは、やはり3人ですか。。」

リン・ジャービス

「4人の候補がいるが、3人から選ばれる可能性が高いということです。」

 

Q

「バレンティーノのタイトル争いの可能性は無くなったと言えると思いますが、アラゴンに無理をして戻ってくる意味はあるのでしょうか?」

リン・ジャービス

「これは非常に重要なポイントです。これは非常に重要な意思決定になる可能性があって、今年は1戦の中で何がどうなるかわかりません。日曜は雨が降る可能性もありますから、そうなればより多くの選手が優勝争いに絡んでくる可能性があります。ライバルが苦戦する可能性も、苦戦しない可能性もありますから、彼もアラゴンで復帰しようというモチベーションがあると思います。待ってみないとわかりませんが、これはあくまでも要因の1つであって、最も重要なことは彼が快適に感じるかということ、そして彼がしっかりとした仕事が出来ると感じるかどうかですね。あとはモチベーションの問題です。自分達からのプレッシャーはありませんから、問題は彼の体調だけですね。」

 

Q

「現時点では、Ducati、ホンダ、ヤマハはそれぞれタイトル争いにおいて、明確に1人のライダーがいるという状態です。これは少しポジティブなことでしょうか?」

リン・ジャービス

「特に良いことはありませんね。銃には1発ではなく2発の弾が入っていたほうが良いことは変わりません。もしマルクに何かあればホンダは窮地に立たされるわけで、ヤマハにとっては同じことがバレで起きているわけです。もしバレンティーノが自分達の唯一の弾だったとすると、自分達は窮地に立たされていたでしょう。ですから、自分達は2発の弾のほうが1発の弾より良いことに関して疑いを持ったことはありません。チャンピオンシップ争いの中で多くの人が”1人のライダーがもう1人のライダーのポイントを奪っている”と言うんですが、そんなのはクソ食らえですね。というのも、率直に言って全てのライダーが、メーカーやチームの為に互いに戦っているんですからね。ですから、2人のライダーがチャンピオンシップ争いに参加していても問題は感じません。短期的に1人のライダーしかいないということのメリットと言えるのは、今週末は2018年のシャーシを2台ともビニャーレスに回せるということでしょう。ですから、今週末はビニャーレスにとっては、1台のバイクに新型シャーシ、1台のバイクに従来型という形ではないというメリットがあるでしょう。」

(Photo courtesy of michelin)

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