今回は1周目から良い感触がなかったというドヴィツィオーゾ選手は、「こういう時は0ポイントにしないレースをすることが重要」と言うとおり堅実に3位を獲得。ポイント上はこれではマルケス選手と同点でアラゴンに向かいますが、マルケス選手、ホンダが得意とするアラゴンでもスピードを発揮出来ると語ります。

Q

「ここサンマリノでようやく表彰台を獲得しました。今日は望んでいたような優勝ではありませんでしたが、チャンピオンシップの事を考えると表彰台獲得は嬉しいのでは?」

サンマリノGP3位 アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「16ポイントを獲得出来たことを喜ぶべきでしょうね。最後の8周はスローダウンする形でしたが、トップ2人についていくために多くのリスクを冒していたんです。今日は実際は1周目から良い感触ではなかったんです。今年のチャンピオンシップにおいては、こういう時はゼロポイントのレースにしない、出来るだけ多くのポイントを獲得するということが実に重要なんです。ですからミサノでこうして初の表彰台、こういった難しいコンディションで多くのライダーが転倒する中での結果ですから、喜ぶべきでしょう。チャンピオンシップにおいてはマルクとこれでポイントが並び、マーベリックとの間には僅かな差があります。ただチャンピオンシップ争いが3人であるということは変わりません。次のアラゴンはマルクが得意なトラックですけど、自分達のスピードも十分です。ですから全ての力を使わないといけないでしょう。」

 

Q

「確かにミスをしないことは重要ですね。チームメイトのホルへ・ロレンソはレースをリードする中で転倒しました。今日はどれだけミスをしやすい状況だったんでしょうか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「今までに無いほどグリップが低かったですね。左側に力を入れることが出来ず妙な状況でした。アスファルトが暑かったとかそういったわけでもないんですが、グリップは驚くほど低かったんです。」

 

Q

「チャンピオンシップという意味ではダニロ・ペトルッチがマルケスを抜き返してくれることを願っていたと思いますが、最終的にはマルケスが優勝しました。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「ええ。マルクは多くのリスクを冒したでしょうね。ただ彼はリスクを冒して望む結果を得ました。ですから彼を祝福したいですね。マルクのラップタイムはとても速かったですから、ダニロに出来ることはなかったでしょう。」

 

Q

「199ポイントでマルクと並んでいますが、カタールの開幕ではこんな結末は想像しなかったでしょう。そしてレースはあと5戦。素晴らしくエキサイティングなチャンピオンシップの終盤になりそうですね。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「そうですね。しっかりとチャンピオンシップ争いをしたいと思います。次のアラゴン、そしてヨーロッパを離れての3連戦を楽しみにしています。」

 

Q

「アラゴンに関してはいかがですか?マルクとホンダの得意なコースですが。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「どうなるかはわかりませんが、ミサノで確認出来たスピードがあれば、アラゴンでも良いレースが出来るでしょう。マルクは非常に速いでしょうが、自分達も同じように速さを発揮出来ると思っています。」

(Photo courtesy of Ducati)