★MotoGP2017サンマリノGP ロレンソ「集中力の低下で転倒してしまった」

転倒した際には4.5秒もの大差でレースをリードしていたロレンソ選手。今回の転倒の理由はエレクトロニクスのセッティング変更に気を取られたことによる集中力の欠如だとのこと。終わってしまったことを悔やんでも仕方がありませんので、次回以降にミスを繰り返さないことが重要でしょう。

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ホルへ・ロレンソは日曜のレースで転倒した際に、4.5秒のリードがある状態ながらエンジンセッティングの変更に気を取られていたと語る。ホルへ・ロレンソはこうして集中力が切れたことで転倒、彼自身Ducatiで初めてとなるMotoGPクラスでの優勝の望みが絶たれた。

それまでの3戦同様に、最初の6周は今までのロレンソのようなオープニングラップのスピードが見られ、ロレンソは序盤に一気にリードを広げる。7周目にロレンソは既に2位を走るダニロ・ペトルッチに4.5秒のリードを確保していた。しかしながら、その時ロレンソの頭は、さらに続く2.6マイルのトラック以外の事に気を取られていた。

ロレンソは異なるエンジンマップを選択したいと思っていたが、彼はそう考えながらターン6に進入していた。そしてその後彼はハイサイドで宙に舞った。ロレンソはこのハイサイドで、ヤマハからDucatiに移籍した初めての勝利のチャンスを無駄にすることとなった。

ホルへ・ロレンソ

「今日の濡れたトラックはいつもより少しトリッキーでした。自分はまだDucatiに関する全てを理解しているところなんです。今日はエレクトロニクスのマップを変更しようと思っていて、そのせいで、いくつかのコーナーで集中力が下がっていました。問題のコーナーで少し速く向きを変えて、リアブレーキを使用しませんでした。トラックのコンディションが厳しいものでしたので、ライディングの小さな変更が大きな変化を生み出してしまったんです。あの状態でバイクのシートに留まることが出来ませんでした。」

「そういうわけで転倒してしまったんです。それでレースはお終いでした。本当に残念ですよ。今日はDucatiで初勝利出来るチャンスだったんです。でもそれを失ってしまいました。しかし次の表彰台獲得、もしくは優勝が出来るのは時間の問題でしょう。過去には今日のようなレースで何度か優勝しています。2011年のヘレスでは10秒の差を付けて勝利しましたしね。ル・マンでは2012年に14秒の差をつけました。通常レースをリードしている時は、後続との距離の維持は得意なんです。」

「Ducatiのマップセッティングは、ヤマハよりも少し複雑なんです。ですから未だに自然だとは感じられないんです。自分は通常週末の中ではそこまでセッティングは変えないんですよ。ですから、そういう意味では未だにあらゆる可能性に適応出来ていないということでしょう。そしてこうした内容というのは、自分のライディングの集中を少し削ぐものでもあります。それで乗れなくなるとか、トラックからはみ出てしまうということではなくて、向き変えなどの際に少しライディングの内容が変わってしまうんです。少しコーナリング速度が速かったこと、そしてリアブレーキを使用しなかったことで、完全にリアのコントロールを失って飛んでしまったんです。」

「この転倒は予想外でした。こうした少しのライディングの違いによってここまでリアを激しく失うことになるとは思いませんでしたし、実に残念です。ああして宙を舞っている間、信じられない気持ちでしたよ。ただ雨の中でライディングをする時は、こうした事も起こるんです。」

確かに不満の溜まるDNFかもしれないが、ロレンソは過去の4戦を振り返って進歩を確認することが出来る。ブルノでは戦略ミスをする前はレースをリード。オーストリアではレースの前半をリード。シルバーストーンでは彼は優勝したライダーから僅かに3.5秒遅れだった。ロレンソは今日の雨がなくとも、レースをリード出来ていただろうと考えている。

「明らかにドライではそこまで離されていません。しかしベストペースで最速だったわけでもありません。ただ、非常に接近していました。そして今週はドライであればフロントグループに付いていくことが出来ると思っていましたし、シルバーストーンよりも少し良いレースが出来ると思っていました。」

「でも雨が降ってしまいました。でも雨の中でも強い走りが出来るだろうというのは思っていたんです。ウォームアップで非常に力強さを感じましたからね。特にプッシュもしていませんでしたから、レースの中ではさらに良い感触になると感じていました。少しバイクに変更を加えたことでさらに自信を得ることが出来ました。ですから少し落ち着いてライディングをして、1周ごとに1秒差を広げていったんです。

「エレクトロニクスのセッティング変更による集中力の欠如が転倒に繋がったと思っています。今日のレースで生き残るには、こうした集中力の欠如があった状態では生き残れないことは明らかでした。ただ今日の自分にはこの集中力がありませんでした。ですから、これを将来に向けて変えることが必要です。次回はこんなことは起きないでしょう。」

(Photo courtesy of michelin)

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