★MotoGP2017 リン・ジャービス「エンデューロが最高のトレーニングとは思わない」

ミサノのレース前に、ヤマハのリン・ジャービスがロッシ選手のトレーニング中の事故について語ったインタビューの詳細版をお届けします。どのようなトレーニングがMotoGPに有効なのかはライダーそれぞれだと思いますから、一概には言えないこともあるでしょうね。(※クラッチロー選手はバイクに乗っての練習は一切しないと語っていますし。)

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ヤマハのマネージング・ディレクターであるリン・ジャービスはバレンティーノ・ロッシのトレーニング中の事故に関して語る際、哲学的であった。彼はバレンティーノ・ロッシが今後トレーニング方法を改めるかどうかということについては、”何とも言えない”と語る。

ロッシはホームGPであったミサノの前にエンデューロバイクでの練習中に右足の腓骨と脛骨を骨折。これによってミサノに出場出来なくなり、この後のアラゴンの出場も難しい。そして何よりも彼の10度目のタイトル獲得の望みは消えてしまった。

ジャービスはMotoGPバイクに乗るにあたってエンデューロバイクでのトレーニングが役に立つかどうかについては懐疑的であるが、他のミニバイク、ダートバイク、モトクロスなどはリスクはあるもののありだと考えている。「モーターサイクルレーサーを真綿で包んでおくようなことは出来ませんからね」と彼は言う。

今年始めにロッシはモトクロスで転倒した際に腹部に怪我を負ったが、これはイタリアGPの数日前の出来事だった。ロッシが今後のトレーニング方法を変えるかどうかといった内容に関して、ジャービスはこう語る。

リン・ジャービス

「何か明確なことを話したかって?いいえ。自分は先週金曜に病院を尋ねて、かれは”何で?どうして?なぜこうなった?”と尋ねたんですが、彼は”こういうことは起きるんだよ”と言うだけでした。今年彼はレースの前に2度怪我をしています。1つはムジェロの前、そしてもう1つはミサノの前です。ムジェロの場合はもっとひどい転倒でしたね。ハイスピードでの転倒で、モトクロスのジャンプからの着地でした。今回の転倒はシンプルなエンデューロでの単純な転倒です。」

「ただ問題は怪我が頻繁だということ。そしてエンデューロライディングをする人なら多くが知っていますが、エンデューロは停止状態で転ぶ時でも足を出します。鎖骨を追ったり、手首や膝を骨折する可能性があります。ですから、どちらが良いとかそういうことは難しいですね。明らかに彼のメインのトレーニングはランチでの走行で、その他はミサノでの走行です。彼はそのいずれでも酷い怪我をしてはいません。ランチでの転倒はありましたけどね。彼はランチで何度も転倒しているのでしょうが、ある程度予想出来る転倒で、彼もよくわかっている状況での転倒なんでしょう。」

「私にとって、彼がエンデューロで転倒したということを批判するのは難しいですね。というのもこれは個人的な時間に起きていることですから。ただ、私は常日頃からモーターサイクルレーサーを真綿で包んでおくなんてことは出来ないと思っているんです。彼らは野獣のようなものですし、モーターサイクルというのは遅かれ早かれ転倒するものですから。そういうものなんですよ。ではどうするかというと、彼らはMotoGPバイクは練習で乗れません。通常のレーストラックでのテストも出来ません。彼らは何かしら他の方法で練習することになり、最近多いのがダート上でのトレーニングというわけです。」

「ランチでライディングするのはエンデューロとは異なるでしょう。それにモトクロスもまた異なるでしょう。サーキットでライディングするのはわかりやすいですね。エンデューロライディングというのは常に予想出来ない物事があります。何か驚きを得るようなものがね。エンデューロライディングをする場合は長距離を走り、1つの箇所を一回しか走らないでしょう。何が待ち受けているかはわかりません。ですから、MotoGPバイクをライディングする上で、エンデューロが最高のトレーニングだとは思いません。」

「でもミサノでのテスト、ミニバイクも乗りますしランチでの走行も彼はします。モトクロスを含む様々な練習をしますよね。彼が先週の木曜にエンデューロバイクに乗っていなければということだけですよ。ただ、彼は今シーズンに既に何回もエンデューロバイクに乗っていますし、過去にも乗っています。私が何を言えるというんですか?」

(Photo courtesy of michelin)

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