★MotoGP2017アラゴンGP 予選プレスカンファレンス翻訳

アラゴンGPの予選プレスカンファレンス翻訳をお届けします。全体的に3位を獲得したロッシ選手への質問が集中していますが、ロレンソ選手の新型カウル、ビニャーレス選手のイノシシを模した新しいヘルメットなどの話題もありました。

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ニック・ハリス

「それではまずは明日の23周のレースに向けてポールを獲得したマーべリック・ビニャーレスから聞きましょう。昨日と比較すると今日の決kは大違いですが、実に重要なポールポジションでした。」

マーべリック・ビニャーレス

「予選で1列目を獲得するのは常に重要です。レースの大半は序盤にプッシュすることになりますから、良いレースをしてタイヤをコントロールする上では重要になってくるんです。ただチームが素晴らしい仕事をしてくれました。今朝から午後にかけて大きく改善をすることが出来ました。新しいセッティングにして、より良い感触を得る事が出来ましたし、自信を持ってプッシュすることが出来ました。非常に嬉しいですが、ペースに関しては比較が難しいですね。皆が新品タイヤを使用しますから、明日にならないとですね。しかしチームは良い仕事をしてくれたと思いますし、ポールを獲得出来て嬉しいですね。」

 

ニック・ハリス

「昨日の後の今日では皆もそうですが、短い時間でかなりプッシュする必要があったでしょうね。」

マーべリック・ビニャーレス

「ウェット走行は厳しかったですね。ウェットで戦闘力を発揮出来たのはミサノくらいでした。この部分の改善が必要だと思いますが、またフィーリングをしっかりと上げて行く必要があります。ドライでは競争力の高いバイクがあることはわかっていましたが、ウェットでは改善が必要です。これはしっかりと意識をしておく必要がありますね。」

 

ニック・ハリス

「タイヤ選択に関しては既に決めていますか?それとも明日の朝まで待つ必要がありますか?」

マーべリック・ビニャーレス

「通所はソフトのリアタイヤを使用します。ミサノでも素晴らしい形で機能しましたから。ただ今回はどうなるかわかりません。ウォームアップで出来る限りハードに作業をして理解しようと思います。」

 

ニック・ハリス

「あなたが優勝したのはル・マンが最後ですが、レースでの優勝がチャンピオンシップにおいて非常に重要になるでしょうね。」

マーべリック・ビニャーレス

「明日は素晴らしいスタートをして最初から引き離しにかかることが重要です。チャンピオンシップにおいて重要な一戦になるでしょうから、このチャンスを活かして最大の力を尽くしたいですね。」

 

ニック・ハリス

「マーベリックありがとう。それではホルへ・ロレンソ。今回はQ1からということで大変だったのではないでしょうか?」

ホルへ・ロレンソ

「そうですね。特に1列目で終える事が出来ましたからね。今朝はかなりトップから離されていました。ドライ路面での走行時間が足りず、このバイクをあらゆる形でライディングして理解する時間が無かったんです。ですから今朝はかなり苦戦していたんです。ただ走行ごとに調子が良くなってきました。Q1から20分余計に走行出来たことが良かったですし、これで47秒台を出すことが出来ました。今シーズンの1列目獲得の中で、今回のが一番予想外の結果でしたね。」

 

ニック・ハリス

「ヤマハでは素晴らしい結果を残していますが、Ducatiではまた一から始める必要がありますね。」

ホルへ・ロレンソ

このバイクの事が好きになってきましたね。確かに昔のバイクとは大きく異なりますが、速く走る事が出来るものが見つかってきていますし、今回のFP4のペースも良かったですね。明日はいろんな事が起きる可能性がありますが良いポジションです。良いスタートから素晴らしいレースが出来るでしょう。」

 

ニック・ハリス

「ミサノのレース序盤は素晴らしい走りでしたね。」

ホルへ・ロレンソ

「あのことはあまり思い出さないようにしています。非常に頭に来ているんですよ。普段自分はあまりミスはしないんですが、こういうこともあります。非常に難しいコンディションで、少しの変更をしたことでリアを失う事があるんです。でも今回に関しては、ほとんどの状況で戦闘力があると思いますよ。」

 

ニック・ハリス

「ホルヘありがとう。3位を獲得したのはバレンティーノ・ロッシ。23日前は怪我をして足を骨折したわけですが、アラゴンGPの予選で1列目を獲得するなんて信じられなかったのではないでしょうか?」

バレンティーノ・ロッシ

「自分にとっても本当に大きな驚きでした。どんな結末になるかわかりませんでしたからね。1週間前にアラゴンでライディング出来るかもしれないと考え始めたんですが、R1でミサノを走行した時は、乗れることはわかったが、痛みが酷いという状況でした。ただ足が毎日良くなっていたのが、実にラッキーでしたね。金曜日にM1に乗った時点で、R1に乗った火曜よりもかなり良い感触でした。M1のポジションのほうが自分には快適でサイズも丁度良いんです。ですから、昨日ウェットコンディションで乗った際はあまり痛みは感じませんでした。ただ、ドライでどうなのかはわからなかったんです。今朝に関しては既に良い感触で、痛みは多少あるがライディング出来る状態でしたので、しっかりと集中する事が出来ました。バイクのポジションは完璧ではありませんでしたけど、極めてノーマルに近いものでした。チームともしっかりと作業を進めることが出来、予選ではすぐにバイクから良い感触を得ることが出来ました。そしてセカンドタイヤではすぐに良いラップタイムを記録することが出来ました。フロントローからスタートすることは常に重要ですから。明日はレースタイヤでのペースがあまり良く無いので、その作業が必要です。しかし明日改善を進めたいと思います。」

 

ニック・ハリス

「明日23周をどのようにレースペースで走るのでしょう?」

バレンティーノ・ロッシ

「金曜は目覚めて痛みがありましたが、今朝は目覚めた段階で良い状態でした。ですからこういう形で進めて、明日さらに改善が出来れば、足に関してはレースディスタンスを走る事が出来ると思います。ただ、どうなるかはまだ理解する必要があります。もちろんレースタイヤではバイクのライディングはもう少し難しくなるでしょうが、レースは誰にとってもノーマルコンディションで難しいものですからね。かなり厳しいものになるでしょうが、それに挑む必要があります。
 

ニック・ハリス

「バレンティーノありがとう。私からは以上です。フロアからの質問をどうぞ。」

 

Q

「心理的にバイクに乗っていていかがですか?痛みを忘れてどんどんスピードを上げて走るなかでいかがでしょうか?」

バレンティーノ・ロッシ

「ステップ・バイ・ステップ、ラップごとに改善を続ける必要があるんです。練習走行ごとに改善していくこと、そしてこれはバイクのセッティングに関してもそうです。そしてまたミスをしないように、少しのマージンを取ることが重要です。ただ金曜の段階からバイクに関しては良いフィーリングを得ていました。そしてライディングする時は最大の力では攻めず、そこまでの痛みは感じませんでした。最大のチャレンジは明日でしょう。レースは通常のコンディションでも難しいですからね。」

 

Q

「キャリアを通じていろいろな怪我をしていますが、怪我から学んだことは?」

バレンティーノ・ロッシ

「他のライダーと同様にキャリアの中で色々な怪我をしています。これはどの程度の怪我なのか、ライディングする時にどの程度の痛みを感じるのかということでもあります。時には指一本だけとか軽症の場合もあります。ただ指というのはライディングする際に常に痛みを感じる部分なので、怪我をする箇所としては最悪なんです。2010年に骨折から戻ってきた時は、コンディションはより悪かったですね。より気をつけようとすること、もう少しマージンを取ることもそうなんですが、毎週末レースでよりより結果を得ようとしているので難しいですね。」

 

Q

「FP4では前後ソフトを履くまでラップタイムが出ませんでしたね。何か特別なことが起きたんですか?」

マーべリック・ビニャーレス

「タイヤがレース全周で持つかどうか試していて、良い感触が無かったということです。最終的に前後ソフトで良い感触を得る事が出来ましたけど、レースに向けては色々な選択肢があるので難しいですね。どれになるかはわかりませんが、最適なタイヤを選びたいと思います。」

 

Q

「おそらく事故の3日後に、その時点で2010年よりも怪我の程度が軽いと感じていると発言していますが、これは早くレースに復帰するにあたり、心理的により良い影響がありましたか?」

バレンティーノ・ロッシ

「それは間違いないですね。残念ながらこういう経験を過去にもした中で、その経験と比較することが出来ましたから。前回は事故から5日後に自分でトイレに行けたんですが、今回は1日でしたから。それに手術後の痛みもより小さいものでした。2010年は病院に1週間いましたが、今回は僅か2日でした。それにこれはレースのようなもので、セクター1で既に良いタイムであれば、セクター2もさらにプッシュしようとしますし、タイムをさらに縮めようとしますからね。

 

Q

「今日はカウル形状として長いもの、短いものの両方をテストしていました。どちらを使用するのか、また絵以上の違いによる機能差などを教えてもらえますか?」

ホルへ・ロレンソ

自分にとってはフロントの設置感を常に感じているということ、安定感をより感じる事が重要なんです。ですから新しいフェアリングはそういったメリットが大きいですね。より巨大なウイングのものはより設置感を感じますから、トップスピードをより失ったとしても自分はこちらのほうを使いたいと思います。他のライダーはここまでフロントの設置感は必要ないのかもしれませんけど、自分はフロントの設置感が欲しいので、ロングストレートがあるここでも巨大なカウルのほうを好んでいるんです。」

 

Q

「バレンティーノ、理学療法についてどのようなことをやったのか教えて下さい。またマーベリック、今回のヘルメットのデザインについて教えて下さい。」

バレンティーノ・ロッシ

「今回体調にさほど問題がなく痛みも少ないのであれば、アタックする必要があると思っていました。一番最初にしたことは怪我をして数時間後となる同じ日に手術を受けたことです。ドクターがボローニャから来てくれたんです。そして翌日からもう足を地面につけて歩いていました。それからは1日最低2回はフィジカルセラピーを受けて、足を積極的に地面につけるという運動をしていました。そして膝と足首を動かす運動をしていました。それと手術が完璧な出来だったので、足もそこまで腫れていなかったんです。そして運動後もそこまで痛みが出るわけでもありませんでした。こうした小さな物事の積み重ねによるものですね。」

マーべリック・ビニャーレス

ファンに向けて新しいロゴを披露したかったんです。アラゴンは多くのファンに向けてお披露目するのに最適だと思ったんです。2018年に向けて新しいロゴを覚えて貰うため、2017年はずっとこのデザインでいこうと思っています。気に入っています。」

 

Q

「バイクのポジションが完璧ではないということですが、何が完璧ではないのでしょう?また今日は痛み止めは飲んでいますか?」

バレンティーノ・ロッシ

「最初はシートを少し高くして、フットペグを下げて足のスペースに余裕を持たせていたんです。ただ、スタンダードセッティングのほうが良いのはわかっていますし、スタンダードで走れることがわかったのでスタンダードを試してみたんです。そして今日からは通常のポジションで走っています。ですからフットペグ、シートもノーマル位置です。当然スタンダードな位置のほうが良いですからね。左コーナーを曲がる時は、足をいつもの位置に置けないんです。より足の先端が外を向いてしまう状態で、リアブレーキのコントロールもより難しいんです。ただミサノではバイクの向きを変える際に脛骨に発生するねじれが大きな痛みを発生していたんです。ただ、これは徐々に良くなっています。痛み止めは使っています。痛み止め無しではブーツを履くのが痛いんですよ。痛み止めは飲んでいますが1錠だけですね。」

 

Q

「ミサノではスペシャルヘルメットを準備していたと思いますが、それを見る機会はなかったですね。」

バレンティーノ・ロッシ

「水曜日にアルドとデザインについて話していたんですが、木曜の午後に自分が足を骨折してしまったので、完成していないんですよ(笑)」

 

Q

「ホルヘとマーベリックは、ミディアムやハードよりもソフトタイヤを好んでいるようですが、明日暑くなるとすると、ソフトタイヤは保ちますか?またソフトタイヤのほうがグリップ低下が大きいと思いますか?」

マーべリック・ビニャーレス

「シルバーストーンも暑かったですからね。そしてそこではレースの中でしっかりと機能しました。ですから、明日の朝が冷たいコンディションであったとしても、こういった部分をしっかりと理解することが必要でしょうし、ここで正しい選択をすることが重要です。タイヤのことが徐々にわかってきましたから、明日正しいタイヤ選択が出来るかどうかということでしょう。」

ホルへ・ロレンソ

「自分はFP4をソフトで走りましたが、非常に良い感触でした。これはその時にレースに向けて良い選択だと思えたからです。レースに向けてはまだどのタイヤにするかわかりません。ウォームアップで両方とも試してみるかもしれません。ハードは硬すぎると聞いたので、ミディアムとソフトのどちらかになるかもしれませんけどね。基本的にはバイクと路面次第です。あるサーキットでは特定のバイクがソフトタイヤで最後まで走れることもありますし、全く逆になることもありますから。」

 

Q

「木曜日にレース完走、ポイントを獲得することが目標と話していましたが、1列目を獲得して目標は変わりましたか?」

バレンティーノ・ロッシ

「足とバイクの問題の両方を理解する必要があるんです。予選ではソフトタイヤで走行したほうが体には優しかったですね。ただ、これは明日のリアのタイヤチョイス次第ですね。まずは正しいタイヤを選択すること。そしてその後は良い作業をしてペースを向上出来ることを祈っています。1列目スタートは確かに助けになりますが、まずは良いスタートをしてみてどうなるかですね。」

 

ニック・ハリス

「それではSNSからの質問をお願いします。」
 

スティーブン・デイ

「それではマーベリックから聞きましょう。Facebookからヘルメットに関する質問です。”ヘルメットに描かれているのはこれはイノシシでしょうか?”」

マーべリック・ビニャーレス

「ええ、イノシシですね。これは子供の頃からこんなロゴを使っていたんです。トラックでは自分は負かすのが難しい選手で、オーバーテイクが得意ですから、それをヘルメットに描きたいと思ったんです。前のデザインよりも気に入っています。トラックにいる時によりわかりやすいですしね。」

 

スティーブン・デイ

「ありがとう。それでは次にホルヘTwitterからの質問です。”F1の中で最も気になるドライバーは?過去、未来など含めてですが。”」

ホルへ・ロレンソ

「シューマッハは完璧主義者として知られている選手ですし、彼のドライビングは本当にスムーズでしたよね。彼は本当にハードに働いていたプロフェッショナルな選手だっだと思っています。そしてアイルトン・セナですね。彼はよりアグレッシブで確たる目標を持った人でした。レース中の集中力ということではフェルナンドでしょう。ただ、1人を選ぶのであればシューマッハですね。

 

スティーブン・デイ

「ありがとう。それではバレンティーノ。この質問はマイケル・ファン・デル・マルクからです。(※会場(笑))”僕があなたのバイクに座っただけで乗らなかったことに関して嬉しいですか?」

バレンティーノ・ロッシ

「マイケルがバイクに乗って良い気分になれたのは良かったと思います。リンがシーズンが終わる前、もしくは終わった後に、一度くらいはM1に乗せてあげようと話していたから、その時は楽しめると思いますよ(笑)」

ニック・ハリス

「それでは皆さんありがとうございました。」

(Photo courtesy of michelin)

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