★MotoGP2017 来年以降のプレシーズンテストなどのあり方が変更される見通し

2018年シーズンからはプレシーズンテスト、そしてシーズン中のテストのあり方が変化するかもしれません。確かにエスペレーターが指摘するように、レース前にプライベートテストを行ったチームにとってレースが有利になるのは間違いありません。テスト回数の減少にはメーカーからの反発も予想されますが、もてぎの開催週にある程度方向性が見えてくるものと思われます。

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2018年にタイGPがカレンダーに加わることで、MotoGPのテストスケジュールにいくつかの変更があるようだ。ドルナCEOのカルメロ・エスペレーターはこうした変更に関してヒントを与えてくれた。Crash.net調べでは、アラゴンGPで開催されたIRTA委員会において、IRTAとドルナは今シーズン何度かレース開催の数週間前に行われていたファクトリーチームによるシーズン中のテストを、制限することを検討している。

IRTAのCEOであるMike Trimbyは「我々はファクトリーチームにこうしたテスト日程を、その後に控えるレースのセットアップや練習に使うのではなく、純粋にマシン開発の為に使用して欲しいと思っています。」と語る。

また今回のテストの制限には、別の非常に極端な変更も検討されている。その中の1つは、各MotoGPライダーのプレシーズンテスト日数をセパン、ブリーラム、ロサイルの3つのプレシーズンテストが開催される9日のうち5日に制限するというものだ。なお、最高峰クラスのルーキーはこのルールには該当しない。もう1つ検討されているのは、11月18日に行われるバレンシアテストを廃止するというものだ。2018年のレースは11月18日に開始される。つまり、レースの後に開催される2日間のテストは気温の低下と、日照時間の減少という問題に直面する。

IRTA委員会は来週のもてぎでも開催され、さらに色々な提案が議題に上がるだろう。ドルナ、IRTA、FIMのメンバーからなるグランプリコミッションとMSMA(メーカー協会)は、これらの変更について協議を行う。

アラゴンにおいて、エスペレーターは「テストを行うよりもレースをしたほうが良いのは明らかです。テストを行っている間、チーム、そして我々はサーキットを使用するためにリース料を支払います。逆にレースをしている間は、我々もチームも逆に支払いを受けることになります。」


69年のグランプリレーシングの歴史の中で、2018年は初めて年間19戦が開催され、3月半ばから11月後半までレースが開催される。その後はフィンランドが加わり、2020年の前に年間20戦までレース数は拡大する。エスペレーターによると、現在3つあるプレシーズンテストも、今後1つ減って2つになるという。

カルメロ・エスペレーター

「もしレース数を増やせば、テストの数を減らさざるを得ないでしょう。かつてテストは次のシーズンに備え、新たな状況に対応するためのものでした。しかし、現在は多くのテストがレースに備えるために使われています。そしてこれは本来のテストの目的ではありません。レースに備えるためにテスト日程を消化して欲しくはないのです。これは単純にコストがかかるからです。少なくともテスト回数を減らすという提案はします。もしメーカーが望まなければそれは彼らの問題です。しかしそれ以降は文句は言うなということです。」

MotoGPルーキーはこうしたテスト日数の制限の対象から外れるのだろうか?「ええ。そういう提案をするつもりです。」と彼は答える。そしてこの特例には「優勝していないチーム」も含まれ、彼らはホンダ、ヤマハ、Ducatiのファクトリーチームよりも多くのテストが出来る可能性がある。

「もし提案が受け入れられれば良いですけど、そうでなければどうするかですね。ただし、優勝していないチームは除外するつもりです。MotoGPクラスのルーキーに関しても除外するつもりです。彼らはより多くのテストが必要ですから。」

この変更に関しては「2018年から変更となるように努力をしていく」とエスペレーターは語る。今年、ミシュランのテクニカルディレクターであるニコラ・グベールは、ファクトリーチームがレース開催の数週間前にテストを行えるようにしていたことがあった。

「明らかに、レース開催前にミシュランのタイヤテストに参加したチーム、例えばル・マンにおけるヤマハ、ムジェロ、バルセロナにおけるDucati、ブルノにおけるホンダなどがレースでも優勝しています。これは大きなアドバンテージになります。そしてレースウィークの天候が悪かった場合、このアドバンテージは実に大きくなります。例えばブルノのようにね。雨が降ると、そこでテストをしていなかったライダー達にとっては、ドライコンディションでの練習時間の減少を意味します。しかし、そこで前もってテストをしていた場合、そのライダーのメリットは大きくなるわけです。」

これらの課題点は、来週には結論が出る見通し。

(Photo courtesy of michelin)

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