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FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)フィリップアイランド戦レース1 ブレガが圧倒的な差で優勝

ブレガが開幕戦レース1を圧勝

2025年MOTUL FIMスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)がついに開幕した。開幕戦オーストラリアラウンドのレース1で、ニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing – Ducati)が圧倒的な走りを見せ、トップでチェッカーフラッグを受けた。2位にはトプラック・ラズガットリオグル(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)、3位にはアルヴァロ・バウティスタ(Aruba.it Racing – Ducati)が続いた。2024年のランキング2位だったブレガは、フィリップアイランド・グランプリ・サーキットでの開幕戦を最高の形で制し、2位以下に5秒近い差をつける完勝を飾った。

ブレガが圧巻の走り、ラズガットリオグル2位、バウティスタ3位

Tissotスーパーポールでポールポジションを獲得したブレガは、その勢いのままホールショットを決め、ライバルたちを寄せつけず独走態勢を築いた。唯一接近されたのはターン1のみで、それ以降は一度も首位を譲らず、最終的にラズガットリオグルに4.811秒差をつけてフィニッシュした。

ラズガットリオグルは、機BMW M 1000 RRのフィーリングを掴みつつ、バウティスタ、アンドレア・イアンノーネ、スコット・レディングと激しいバトルを展開。ピットイン義務前の走りでは3位争いを繰り広げながら、最終的に2位を確保した。

アルヴァロ・バウティスタもセットアップに手応えを感じつつ、レディング、ダニーロ・ペトルッチ、イアンノーネらの猛攻を受けながらも粘り強く走り、3位表彰台を獲得した。

ペトルッチがインディペンデント勢トップ、レディング5位、イアンノーネ6位

ダニーロ・ペトルッチ(Barni Spark Racing Team)は、開幕戦でも安定した走りを披露。5番グリッドからスタートし、スコット・レディングやイアンノーネの攻撃をしのぎながら、最終的に4位でフィニッシュし、インディペンデント勢最上位を獲得した。

レディング(MGM BONOVO Racing)は、レース序盤にバウティスタやラズガットリオグルを一時的に交わし、表彰台圏内を走る場面もあった。しかし、18周目のターン1でペトルッチに抜かれ、トップインディペンデントの座を逃し5位となった。

イアンノーネ(Team Pata GoEleven)はスタート直後、ターン1で2位に浮上。しかし、2周目のターン4でマシントラブルを抱えたかのように減速し、一気に6位まで後退。その後、ターン1でのワイドランなどミスが重なったが、ピットストップ後は巻き返しを図り、最終的に6位でフィニッシュした。

ロカテリが7位、ビモータ勢はトップ10入り

アンドレア・ロカテリ(Pata Maxus Yamaha)は、負傷欠場のジョナサン・レイ(Pata Maxus Yamaha)の代わりにヤマハ勢を牽引。7位でフィニッシュし、チームの期待に応えた。

復活を果たしたビモータも健闘。アレックス・ロウズ(bimota by Kawasaki Racing Team)が8位、アクセル・バッサーニ(bimota by Kawasaki Racing Team)が9位に入り、新型KB998 Riminiの戦闘力の高さを証明した。ロウズはピットレーン出口での違反により0.6秒のタイムペナルティを受けたが、それがなければロカテリとわずか0.096秒差だった。バッサーニは14番手スタートから7位まで浮上し、ピットイン後も粘り強い走りを見せた。

10位にはサム・ロウズ(ELF Marc VDS Racing Team)が入り、序盤にシャビ・ビエルゲ(Honda HRC)との激しいバトルを制した。

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