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FIM スーパーバイク世界選手権(SBK) イギリスラウンド – プレビュー

ピレリ ドニントンにスタンダードソリューションで挑む

今週末に開催されるイギリスラウンド(ドニントンパーク)をもって、FIMスーパーバイク世界選手権はシーズン後半戦へと突入する。今大会でピレリは、WorldSBKクラスに対してすべてスタンダードスペックのタイヤ構成を提供する。スリックタイヤでは、フロントにミディアムのSC1とハードのSC2を用意。リアにはソフトのSC0、スーパ―ソフトのSCXに加え、エクストラソフトのSCQを提供する。SCQは例年通り、プラクティス、予選、スーパーポールレース専用で、4本限定となる。各ライダーには、リアタイヤとフロントSC2が8本ずつ、フロントSC1は9本供給される。

WorldSSPおよびWorldWCR

ドニントンで同時開催される他の2カテゴリーにもスタンダードタイヤが供給される。WorldSSPでは、フロントにSC1とSC2、リアにSCXまたはSC0が用意される。ドニントン初参戦となるWorldWCRでは、前後ともにSC1を使用する構成となっている。

ウェットオプション

3クラスすべてで、SCR1のレインタイヤ(フロント・リア)が使用可能。また、WorldSBKクラスにはインターミディエイトタイヤも用意されている。

ジョルジオ・バルビエ(モーターサイクル・レーシング・ディレクター)

「ドニントンは、バイクがリーン状態のままパワーをかける非常に長いコーナーが続くサーキットです。2023年に再舗装され、昨年は気温が低めだったこともあり、想定よりもタイヤへの攻撃性は少ない結果となりました。今年はアスファルトがさらに変化しているかどうか、そして気温がどうなるかが注目されます。コンパウンドの選択にも影響を及ぼすでしょう。イギリスらしく、天候は変わりやすいと予想しており、スリックからレイン、インターミディエイトまで全レンジが活躍する可能性があります。」

「リアのスリックについては明確な“本命”は存在しません。2024年にはSC0が2本のロングレースで最も多く選ばれ、スーパーポールレースではラズガットリオグルがこのSC0で勝利しました。一方で、多くのライダーはSCXを選択しており、今年も天候やライダーの好みによって使い分けが進むと予想されます。条件が整えば、SCQがスーパーポールレースで活躍する展開もあり得ます。また、今週末はWorldWCRが初めてドニントンに登場し、前後ともSC1タイヤでレースを戦います」

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