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ビモータ・カワサキ、ドニントンで再び挑む FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)

1988年、ワールドスーパーバイク選手権(WorldSBK)はイギリス・ドニントンパークでその歴史をスタートさせた。初代ウィナーはダヴィデ・タルドッツィとビモータ YB4EI。そこから37年、約1000レースを経た今、bimota by Kawasaki Racing Teamのアレックス・ロウズとアクセル・バッサーニが、最新仕様のWorldSBKマシン「ビモータ KB998 リミニ」でドニントンパークに挑む。今大会は2025年シーズン第7戦であり、全12戦のちょうど折り返し地点となる。ドニントンはアレックス・ロウズの地元からわずか数キロの距離に位置する。

シーズン前半のベストリザルト

KB998リミニは今のところ、ミサノラウンドにおいてバッサーニがスーパーポール予選で3位、ロウズがスーパーポールレースで2位を記録したのが最高位となっている。現在のランキングでは、アレックス・ロウズが総合7位、アクセル・バッサーニは11位。7位のロウズから14位のマイケル・ファン・デル・マークまで、わずか23ポイント差という僅差の争いが展開されている。

ドニントンパークの特徴

2025年仕様のドニントン・ワールドSBKサーキットは全長4.023km。トラックは前半が大きな高低差とフロー感に富んだセクションで構成され、後半は高速シケインから下りの右ヘアピン、そして難易度の高い最終左ヘアピンへとつながるテクニカルなレイアウトが特徴的。

レースウィークのスケジュール

アレックス・ロウズ

「ドニントンは毎年楽しみにしているイベントのひとつ。天気もいかにも“イギリスの晴れ”といった感じになりそうです。このサーキットは本当に楽しくて、特に前半セクションはカレンダー中でも最高レベルの走り応えです。マシンと一体となってリズムを作れる場所で、終盤のストップ&ゴーセクションはレースでのバトルや予選のタイムアタックで鍵になります。KB998リミニはこのレイアウトに合っていると思いますし、ホームラウンドながら、目標は変わらず金曜から集中してベストな週末に仕上げることです。」

アクセル・バッサーニ

「ドニントンはライダーにとって走っていて楽しいサーキットです。前半は非常に高速で、特に身体への負荷が大きいです。速い切り返しが続くので、腕に痛みが出ることもあります。前戦ミサノではマシンの感触も良く、速さもありましたが、最終的に本来獲得出来るはずだったものをすべて得られたわけではありません。今週末はすべてをかみ合わせて、いい結果を出したいです。重要なのは、週末を通じて一貫性を保つことだと思っています。」

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