
レッドブルKTMファクトリー・レーシングは、ルチアーノ・ベナビデスと複数年契約延長を締結したと発表した。アルゼンチン出身のベナビデスは、2026年FIM世界ラリーレイド選手権第3戦デサフィオ・ルタ40を前に、長期的にKTM体制へ残留することが決定した。
ベナビデスはKTM加入後、ラリーレイド界のトップライダーとして存在感を確立。2023年にはFIM世界ラリーレイド選手権タイトルを獲得し、2026年にはダカール・ラリーを制覇した。今季ダカールでは最終ステージまでもつれる激戦をわずか2秒差で制し、自身とKTMにとって大きな勝利をもたらした。
さらに2026年シーズンは開幕2戦終了時点で選手権首位に立っており、KTM450 RALLYを駆るエースとしてチームを牽引している。
契約延長により、ベナビデスは今後もレッドブルKTMファクトリー・レーシングの一員として参戦を継続。第3戦デサフィオ・ルタ40では母国アルゼンチンでの戦いに臨む。
ルチアーノ・ベナビデス
「レッドブルKTMファクトリー・レーシングとの旅を続けられることを本当に嬉しく思っています。KTMは、自分がまだ若く、この競技経験もほとんどなかった頃から信じてくれました。チャンスを与え、常に支えてくれましたし、最高の人材、最高のバイク、そして成長し続けるためのすべてを提供してくれました」
「世界ラリーレイドタイトルを獲得し、そして今年ついに最大の目標だったダカール優勝も達成できました。その成果を、最初から信じてくれたチームのみんなへ返すことができたのは特別な意味があります」
「ダカール優勝によって自分の中で何かが変わりました。長年追い続けてきた夢でしたが、今はさらに勝ち続けたいというモチベーションが高まっています」
「このチームで特に価値を感じているのは情熱です。常に開発し、改善し、前進し続けようという姿勢があります。それが自分に大きな自信とモチベーションを与えてくれます。KTMは自分にとって第二の家族のような存在ですし、これから一緒に何を成し遂げられるのか楽しみです」
チームマネージャーのアンドレアス・ヘルツルも、ベナビデス残留の重要性を強調した。
アンドレアス・ヘルツル
「ルチアーノとのパートナーシップを継続し、新たな複数年契約を結べたことを非常に嬉しく思います。現ダカール王者であり、元世界ラリーレイド王者でもあるライダーをチームに維持できることは、我々のラリープログラムの強さを示すものです」
「ルチアーノは豊富な経験だけでなく、素晴らしいメンタリティを持っています。本当にプロフェッショナルで、精神的にも非常に強く、常に改善へ向けて努力を惜しみません。彼はチームにとって欠かせない存在になっています」
「今は母国戦となるデサフィオ・ルタ40へ集中しています。そこで彼がどんな走りを見せてくれるのか楽しみです」

中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。