アルゼンチンでのスタート時の混乱を受けて、今後スタート時のルールが変更されます。新しいルールでは
とアルゼンチンで実際に起きた事態に対応出来る形でルールが改められました。
ちなみに、以前のルールでは下記のように定められていました。
このルールによると、アルゼンチンにおいてマルケスはバイクの上に留まり手を上げる必要があり、マルケスの列のオフィシャルはパネルを挙げたままで待機し、その列のスタート準備が整っていないことを知らせる必要がありました。しかし、エンジンをストールさせたライダーが、エンジンを再始動するために次に何をすべきかが明示されていなかったわけです。
ルールブックにはウォームアップ前にエンジンをストールさせたライダーは、バイクをピットレーンまで移動させると規定されていましたが、ウォームアップの後、そしてスタートの前にエンジンがストールした場合に関しては、ルールブックに記述がなかったわけです。
実際マルケスが行った、バイクが再始動するまでバイクを押す(押しがけ)というのはルールに規定されていましたが、これはレースがスタートした後にのみ、下記のように許可されていたわけです。
なお、グランプリコミッションは8月5日のチェコGPにおいて、2名のワイルドカードライダーの参戦を許可します。ホンダからはステファン・ブラドルがレプソルホンダチームの3人目のライダーとして、スズキからはシルヴァン・ギュントーリがスズキEcstarから3人目のライダーとして参戦します。
(Source: motorcycle.com, motogp)
(Photo courtesy of michelin)