決勝ではポールポジションを活かすスタートにはならなかったものの、一旦後方に沈んだことでタイヤを温存するには最適な位置での走行が可能となり、良い形でレースを展開出来た。元々タイヤ温存には定評がある選手だが、今後の活躍もますます楽しみだ。[adchord]
ヘレステストから戦闘力の高さを感じていた
エネア・バスティアニーニ
「MotoGPクラスではじめてのポールポジションからのスタートだったので戦略はありませんでした。しかしこの先のMotoGPはそうなると思いますが、最後までいかにタイヤを温存するかが重要になっていくでしょうね。」
「GP21はヘレステストの間から競争力の高さを感じていましたし、しっかりと電子制御周り含めてセットアップを進めました。予選でも良い走行でフロントロースタートとなり、ミディアムをリアに選択しました。」
「ソフトは低速コーナーで柔らかすぎる感覚があったんです。序盤はポル・エスパルガロがプッシュしていたのでついていくのが大変でしたが、最後の数周はミディアムのメリットを活かして優勝することが出来ました。」
「ファウストはこのチームの要でした、その後ナディアがこのチームをまとめてくれて、皆にとっての力となっています。ラスト1周は人生で最も長い一周でした。Moto2でタイトルを獲得したポルトガルと同じ感覚でしたね。」
「今後もGP21で戦闘力を発揮できるか分かりませんが、素晴らしい戦闘力があると思います。今後はファクトリーには最新パーツが投入されるでしょうし。ただ、可能な限りトップ争いをしたいですね。」
(Photo courtesy of michelin)