今季は確かに他のライダーに大きな影響を与える転倒が発生しているが、ペナルティーが課されていないケースが存在する。ペナルティーの意味で一貫性の不足をしてきされてもやむを得ないだろう。ドルナは各メーカーの戦力差を埋める取り組みを推し進めてきたが、今後は正確で公平なペナルティー適用についても働きかけをして欲しいところだ。[adchord]
ファビオの転倒はレースインシデント
リン・ジャービス
「ファビオ・クアルタラロを始め、モンスターエナジー・ヤマハ(Monster Energy Yamaha)、ヤマハは、MotoGPにおいて常に公正さとスポーツマンシップの追求をしてきました。ですから、今回FIMスチュワードパネルによってくだされたファビオ・クアルタラロへのペナルティーが不公平であったことに失望しています。」
「ファビオ・クアルタラロのオランダGPのターン5における転倒はミスでしたが、これはレースインシデントであると考えています。ファビオ・クアルタラロはクリーンな走りをするライダーで、過去もこうした出来事を起こしていませんし、悪意のない純粋なミスでした。」
「アレイシ・エスパルガロのレースに影響を与えたことは事実ですが、FIMスチュワードパネルは、事故の重大さに関して一貫性のない主観的な基準によって判断していると思えてなりません。こうした一貫性のなさはスチュワードへの信頼を失わせるものです。」[adchord]
「MotoGPクラスでは、今年少なくとも3回はこうした重大な転倒が発生していますが、いずれも罰せられていません。本来ならば日曜のスチュワードの決定に不服を申し立てたかったものの、こうしたペナルティーに関しては不服の申立の余地がありません。」
「CAS(スポーツ仲裁裁判所)にも訴えたかったものの、それも叶いません。スチュワードの判定は正しく一貫性の取れた決定であり、合理的に限られた時間の中で行われるべきなのです。」
(Photo courtesy of michelin)