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ヤマハ マッシモ・バルトリーニ「戦闘力を向上し、ライバルとのギャップを埋めることが最重要」MotoGP2025

バルトリーニ V4エンジン開発に着手も現状に課題感

マッシモ・バルトリーニは、新型V4エンジンのテストが始まったことを明かしつつ、現段階では期待されたパフォーマンスを発揮していないと語った。今後の開発進捗に応じてオフィシャルライダーによる評価も視野に入れているが、今シーズンのバイクに関してもシャーシや電子制御、スイングアーム、エアロダイナミクスといった多方面での改善に注力している。

今季から加わったサテライトチームからのフィードバックの重要性にも言及し、ジャック・ミラーについては難コンディションでの走行能力と高いモチベーションを評価。最終的な目標は、ライバルとの差を埋める戦闘力の向上であると強調した。

マッシモ・バルトリーニ

「新型V4エンジンのテストをスタートしていますが、開発の状況によってオフィシャルライダーに試してもらおうと思っています。開発には時間がかかりますしまだ始まった段階です。現時点では期待したパフォーマンスは発揮出来ていませんが、引き続き開発を続けています。」

「まだ18戦残っている状況ですから、今シーズンにも当然ながら集中して挑んでいます。現時点ではバイクのグリップに課題を感じておりシャーシ、スイングアーム、電子制御その他の部分で改善を図っています。」

「加えてエアロダイナミクスに関しても改善を進めていますし、エンジンに関しても改善の必要性を感じています。グリップが高くない時に挙動の予想がしやすいバイクを目指しています。」

「毎週末テスト走行をしているわけではありませんが、ほぼ毎週に近く走行しています。バレンシアでもテストを行いますし、ミサノ、そして皆が参加するヘレステスト、もちろんバルセロナも重要ですね。」

「サテライトチームがいることで他のライダーからの意見も得られますから助かっています。複数のライダーがいる中で3人が気に入り、1人が気に入らないのであれば、ある程度の方向性がわかります。しかし2人しかいない時に1人が気に入り、1人が気に入らなかった場合は方向性がわからなくなりますよね。」

「現在は予選でQ2に進出することも増えてきましたし、昨年と比較すると大きな違いを確認出来ています。サテライトの中でもジャックのことはよく知っています。彼と初めて会ったのは2013年ごろです。」

「彼は難しいコンディションでのバイクの扱いに長けたライダーです。モチベーションも高く、予選、決勝でも良い結果を期待出来るライダーです。いずれにしても彼も含めて4人のライダーが同じバイクを使用していますから条件は同じです。」

「ライディングスタイルに関してはジャックは他のライダー達とは少し異なります。ライダー達同士の良い点を互いにミックスしていければ良いですね。」

「将来的なエンジンに関しては明確に決まっていることはありません。重要なことは戦闘力を上げることでライバルとの差を埋めていくことです。これが何よりも重要なゴールです。」 

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