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第5戦スペインGP マルク・マルケス「集中力とエネルギーを維持して挑む」MotoGP2025

スペイン人ライダーにとって重要なレース

マルク・マルケスは、スペインGPを前に「ホームGPであることに特別な意味はあるが、すべてのライダーにとって重要なレース」と冷静に語り、周囲のイベントに動じることなく集中力とエネルギーを維持することが鍵だと強調した。独特のレイアウトを持つヘレスでは、過去3年優勝を重ねたペッコ・バニャイアが明確な優勝候補と認めるも、自身の進化したGP24.5に対する自信を隠さない。

マルク・マルケス

「スペイン人ライダーにとっては非常に重要なレースですが多くのライダーにとって重要なレースです。ホームGPですがこうしたシチュエーションをマネジメントすることは問題ありません。しっかりと状況を管理してレースに挑むことが重要です。ホームGPともなると様々なイベントもありますし、集中力とエネルギーを維持して挑む必要があります。今までレースしてきたトラックと異なり、狭く小さくライディングスタイルも異なります。過去3年間はペッコが優勝していますから、彼が優勝候補であることは間違いないでしょう。」

「GP23とGP24.5の差は大きいですね。自分の場合コーナーエントリーでは大きな違いを感じています。GP23ではエントリーで限界に近かったんですが、24.5では最高のフィーリングがあります。自信を感じますし、どんどん攻め込めるようになっていて限界を感じません。GP23では新品タイヤでの転倒が多かったですし、その理由を理解しようとしていました。ヘレスは作りが異なるトラックですから、どのように感じるのか楽しみですね。」

「2020年の時点ではヘレスでのフィーリング、レベルは最高でした。ただし現在と比べて優れている、劣っているというものではなく、異なるという感覚です。現時点でもスピードがありますが、まだ限界がわかりません。以前のバイク(ホンダ)では長年乗っていたこともあって、アタックすべきポイント、改善点もすべてわかっていたんです。」

「現在のバイクに関しては理解を進めているところで、カタールでは右コーナーの攻略がうまくいきましたし、ここでもその流れを継続したいと思っています。現時点では良い悪いではなくて、異なるフィーリングがあるんですよね。」

「Ducatiのバイクはすべてのトラックでフィーリングが良く戦闘力がありますから、シーズン全勝も不可能ではないでしょう。しかしカタールではKTMとマーべリック・ビニャーレスがスピードを示したようにいろいろなことがあるでしょう。重要なことはDucatiがホンダの連勝記録を破れる状況にあるということです。」

「優勝する喜びはホンダもDucatiも変わりません。ホンダ時代は他のメーカーと争っていました。今は同じDucatiと争っていて、互いにデータを参照出来る状況です。ホンダ自体はバイクと常に戦いながら走っていましたが、Ducatiではよりバイクをコントロール出来ていますし、これが自分にリラックスする余裕を与えてくれますね。」

「自分がMotoGPクラスにやってきた時、チームメイトがダニという最高の教師でした。彼にMotoGPバイクの乗り方を教えてもらいました。キャリア最初の頃のライディングスタイルはダニをコピーしていたので、彼に非常に似ていたんです。ただ、ある側面では彼のテクニックは真似できない素晴らしいものもありました。」

「今自分は34歳になって自分のスタイルは自分のものです。ただ、ペッコは異なるスタイルを持っています。その中で自分も彼のスタイルを取り入れようとしています。最終的には自分の限界で走るわけですし、最終目標はチームにタイトルをもたらすことは変わりません。」

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