自信を取り戻すも転倒
ファビオ・クアルタラロは、予選では2列目を目標にしていたが予想以上のスピードを発揮し、初めのアタックから好タイムを記録できた手応えを語った。スプリントレースでは久々にレースをリードし、マルク・マルケスをオーバーテイクする場面もあったことで、大きなメンタルの自信を得たと振り返った。全体のペースにはまだ課題を残すものの、今日はオール・インで臨み、失敗しても精神面での充足感を強調した。
ファビオ・クアルタラロ
「予選では2列目がターゲットだったので、あそこまでスピードを出せるとは思っていませんでした。最初のアタックで良いタイムが出ていたんですが、さらに良いタイムが出る感触がありました。スプリントはメンタル面含めて大きな自信を得ました。数年間レースをリードする経験はありませんでしたし、マルクをオーバーテイクすることも出来ました。まだ1周全体のペースは磨く必要がありますが、今日はとにかくオール・インで走行しました。不幸にも失敗してしまいましたが、メンタル面では最高です。チームにとってもレースをリードするという経験は重要でした。」
「ターン6はマルクにオーバーテイクされました。あの瞬間にリアが暴れはじめてバイクを止めることが出来ませんでした。それでフロントを失ってしまったんです。まだまだ作業が必要ですね。現時点でDucatiと戦うことは難しいですが、素晴らしいスタートから序盤の走行を作っていけば良い位置で走れると思います。」
(Photo courtesy of yamaha)