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スペインGP 3位フランチェスコ・バニャイア「フロントのフィーリングの問題が継続している」MotoGP2025

前にライダーがいる状況で苦戦

フランチェスコ・バニャイアはスペインGPの結果に満足していないことを明かし、序盤は好調だったもののファビオ・クアルタラロに接近するたびにフロントの不安定さに悩まされ、思うように攻められなかったと振り返った。GP25のポテンシャルは高いとしながらも、バイクのバランス見直しが必要だとした。

フランチェスコ・バニャイア

「この結果は嬉しくないですね。レースの序盤はペースもフィーリングも良かったですが、ファビオに接近するたびに抜くチャンスが得られませんでした。ターン7、8、ターン9〜11で大きくフロントが逃げていってしまいどうすることも出来ませんでした。」

「これが現実ですが、明日にはテストがありますからバイクの最適なバランスを見つける必要があります。現時点では非常に苦戦しています。昨年はターン11、ターン12で強みがあったのが、今年は苦戦しています。なぜかアレックスは昨年の自分のように走行出来ていますから、どこかで失っている部分があるようです。バイクのバランスを変更してみたいと思いますね。」

「マルクは序盤でターン8で仕掛けてくると思っていましたが、自分のほうが強みはありました。マルクは自分がターン9で飛び込むとは思っていなかったでしょう。マルクはラインを閉じたので出口でワイドになり、自分はターン10で仕掛けました。マルクはそこでウイリーしていたのでフロントのコントロールが難しかったんで。そこで接触してしまいました。あの接触で互いに順位を落としてしまいましたね。」

「自分はリアの振動はあまり感じませんでしたが、ターン7、ターン8でわずかに感じました。しかしコンディションは昨年と似ている中でペースも遅いので不思議です。通常はペースを上げるとチャタリングが発生するものですからね。」

「今シーズンの問題は同じで、誰かの後ろにいるとフロントがあらゆる箇所でロックするように感じることなんです。マルクにも同じ症状が出ていたと思っていて、マルクが初めて誰かに先行を許して走行している中でフロントを失いました。常に誰かの後ろで走行している状況でブレーキングをリリースした瞬間にフロントが滑るんです。」

「自分は開幕戦からこの問題を抱えているので、ある意味この問題に慣れたと言えます。今日はいつものように、ターン8、9、11でもフロントが流れていました。まだ理由はわかりませんが解決したいと思っています。マルクはあらゆる箇所で快適に走行出来ていますが、自分はこれが出来ていません。昨年自分はフィーリングが良かったんですが、今年はフィーリングに苦戦する問題が続いています。高速コーナーも今年は苦戦しているんです。バイクのバランスを変えることで改善が出来るかもしれません。」

「GP25のほうがポテンシャルは高いです。加速、トップスピード、ブレーキもいいです。シャーシは変わっていないんですが、なぜか前にライダーがいることが苦手なんです。昨年はホルヘ・マルティンを10周以上に渡って追うことが出来ていました。その状態で問題はなにも起きなかったんです。フロントがより柔らかいようなフィーリングなんです。GP24に完全に戻ることは正しい選択肢だとは思っていません。チームメイトのマルクが優勝を続けている状況ではそういった選択肢は考えにくいですね。」

「ファビオは競争力の低いバイクで素晴らしい走りをしていました。自分のバイクはあらゆる箇所で他のバイクをオーバーテイク出来るバイクでえすが、それでも彼には接近出来ませんでした。特に高速コーナー、ブレーキングで素晴らしいパフォーマンスでした。もし彼に追いつけたらストレートで簡単に抜けたはずですが、彼のコーナーの立ち上がりは本当に強力でしたね。」

「フロントの問題はタイヤの空気圧だけではなくて、温度のこともあります。これはレース中ではあくウォームアップ時点でも誰かの後ろを走行していると、フロントが切れ込み感覚が出てくるんです。これはもしかするとバイクバランスなのかもしれないと思っているんです。」

(Photo courtesy of michelin)

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