混乱の中で冷静な判断
中上貴晶は、母国GPを制したザルコの勝利を祝福しつつ、自身も冷静な判断と集中力で難しいコンディションの中を戦い抜いた。レインタイヤを履いたままの決断が功を奏し、混乱した序盤のピットインやバイク交換を乗り越えてトップ6入りを果たした。長年努力を続けてきたテストチームにとって、これは最高の結果であり、チームとホンダHRCへの感謝を口にした。
中上貴晶
「ザルコの優勝は本当に素晴らしいですね。ホームGPで勝つなんて夢のようなことです。彼は今日、本当に速かったです。僕も彼と同じくレインタイヤでそのまま走る決断をしました。自分のやるべき仕事に集中して、転倒せず、オーバーライドしないことを心がけました。序盤のピットインやバイク交換など、とても混乱していましたが、それでもこのレースを心から楽しめました。長いレースでしたが、トップ6という結果は信じられないほど嬉しいです。今年だけでなく、長年全力を尽くしてきたテストチームにとって最高のご褒美です。この機会を与えてくれたホンダHRCに感謝しています。」