スプリント勝利のアレックス・マルケス、兄マルクの苦手セクションで勝機を掴む
アレックス・マルケスは、これまで兄マルク・マルケスが連勝してきたスプリントレースで勝利を挙げた。彼は今週末、自分たちにチャンスがあると感じており、マルクがこのトラックを得意としていないことを踏まえ、タイヤをしっかりとコントロールし、正確なライディングを続けた。特にターン8やターン9など、自身の強みを発揮できるセクションで攻めの走りを見せ、マルクが苦戦するポイントで差を広げた。フランスGPでのミスを乗り越え、再び結果を出すことの重要性を強調し、今後のシルバーストーンやアラゴン、ムジェロといった得意なトラックでの活躍に意欲を示した。明日の決勝に向けては、タイヤマネジメントが鍵となるとし、残り7周付近でのタイヤライフの温存が重要になると語った。
アレックス・マルケス
「本当に嬉しいです。スプリントはずっとマルクが優勝してきました。今週は自分達にチャンスがあると思っていました。マルクはこのトラックはあまり得意ではありませんからね。しっかりとタイヤをコントロールして正確にライディングを続けました。ただ、日曜が最も重要でミスが出来ません。集中を続けていきたいです。明日はいかにタイヤをマネジメントするかが重要になりますね。」
「自分の強みを発揮するターン8、ターン9あたりでマルクが苦手なポイントであるんですよね。マルクはターン7から右コーナーが続くこのセクションで苦戦をしているようで、逆に自分がバイクに自信を持って攻められるポイントなんです。ターン3、ターン4はマルクが得意なエリアですので、ここで差を縮めたいですね。」
「フランスではミスがありましたから、こうしたすぐに結果を再び出すことは重要です。集中を失わずにポイントを獲得出来ていますから嬉しいです。この先は苦戦するトラックも出てくるでしょうが、シルバーストーン、アラゴン、あたりは自分のテリトリーです。この先はムジェロも得意なトラックですね。」
「明日に関してタイヤマネジメントが重要ですが、昨年は本当にタイヤ温存が重要で、エネアが後ろから追い上げていました。いかにタイヤを温存するか、残り7周付近でタイヤライフを温存出来ているかが重要になるでしょう。」
(Photo courtesy of michelin)