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チェコGP スプリントレース 優勝マルク・マルケス「新しいアスファルトはエンジニアにとっても空気圧調整が難しかった」

スプリントレースでの好調な走行と空気圧トラブル

マルク・マルケスはチェコGPのスプリントでは快調なフィーリングで走行を進めつつも、フロントタイヤの空気圧不足という問題に直面。新舗装によるバイクバランスの変化や、予想と異なる空気圧の上昇が状況を複雑にしたが、レース中に状況を的確にコントロールし、ペドロのスリップストリームを利用して適正圧へと持ち込んだ。これで日曜に向けたデータも獲得出来たとしつつ、ヘレスでの大転倒から5年の日に自分自身の成長も振り返った。

タイヤ空気圧問題への認識

マルク・マルケス
「パルクフェルメにいた時、タイヤ空気圧について調査を受けているとは知りませんでした。ダッシュボードを見た時に問題がないと思っていたんです。ただ、実際の空気圧は調査が終わるまで最後までわかりませんからね。」

新舗装と空気圧の予想外の変化

「今日はフィーリングは最高で快適に走行出来ていました。フロント空気圧のおかげでレースは少し大変になりましたが、実際にエンジニアにとっても難しい問題です。新しいアスファルトでバイクのバランスがかなり変わっているので、それもあって少し奇妙な形でライディングを行っています。走行中にもっと空気圧が上がることを見越していたんですが、そうはなりませんでした。いずれにしても状況をコントロール出来て良かったと思います。」

Ducatiとの連携と経験の蓄積

「フロント空気圧に関して通常は特にペッコ側のガレージと会話することはないんです。エンジニアにとってはフロント空気圧をしっかりと入れておいて、ライダーがレースにおいて不満を持つほうが楽なんです。ただ、Ducatiのエンジニア達はライダーが最高のフィーリングを持てるようにちょうどいい部分を探ってくれているんです。ただ、今回は新しい路面、昨日は雨でドライでの走行が取れなかったこともあって、空気圧の予想が難しかったと思います。ただ、これで経験が増えましたし、日曜に向けてのデータも取れたと言えます。今日は適正空気圧まで本当に僅かに足りないだけの設定でした。ペドロのスリップストリームに入ってすぐに空気圧が適正になりましたから。」

ヘレス転倒から5年、成長を振り返る

「今日が因縁のヘレスの転倒から5年目です。キャリアの中でもっとも長く回復にかかった怪我でした。あの怪我のせいで3、4年はチャンピオンシップ優勝のチャンスを逃しましたけど、その反面人間として大きく成長しましたし、個人の人生としても大きく成長し、自分自身の性格にも影響がありました。ポジティブな面に集中していきたいですね。」

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