
2026年世界ラリーレイド選手権第2戦ラリー・ポルトガルで、モンスターエナジー・ホンダHRCのトシャ・シャレイナとアドリアン・ファン・ベフェレンがそれぞれ総合2位と3位に入り、ダブル表彰台を達成した。
総合優勝を争うシャレイナは、最終ステージを首位サンダースから1分46秒差で迎え、逆転を狙ってアタック。98kmのスペシャルステージと2kmのスプリントで構成された最終日はドライコンディションとなったが、山岳地帯特有のブラインドコーナーや起伏により高い集中力が求められた。
この日は先頭スタートという不利な状況の中、43km地点ではサンダースとわずか1秒差の接戦を展開。しかし最終的には13秒差を広げられ、総合では1分56秒差で惜しくも2位に終わった。シャレイナはこれで2年連続の総合2位となった。
ファン・ベフェレンは安定した走りで大会を通して上位を維持し、今季初表彰台となる総合3位を獲得。昨年のクラッシュからの完全復活を印象づける結果となった。リッキー・ブラベックは最終ステージ6位、総合8位。スカイラー・ハウズはステージ8位、総合7位でラリーを終えた。両者ともウェットかつ滑りやすい路面に苦戦しながらも完走を果たした。
ランキングではシャレイナが44ポイントで2位に浮上し、首位ルチアーノ・ベナビデスに4ポイント差。ファン・ベフェレンは31ポイントで5位、ブラベックは4位、ハウズは6位につけている。
ルーベン・ファリア
「ラリー・ポルトガルが終了しました。望んでいた結果ではありませんでしたが、選手権にとっては悪くない内容です。チームとして全力を尽くし、ライダーたちもベストを尽くしました。トシャは非常に良いパフォーマンスを見せ、トップからわずか1分56秒差でフィニッシュしました。初日に少しタイムを失いましたが、全体として素晴らしいレースでした。彼自身も次戦に向けて改善したいと話しており、チームとしても勝利を目指していきます。」
「アドリアンは表彰台を獲得し、昨年の悔しい経験からの大きな自信につながる結果となりました。スカイラーは7位で、期待していた結果ではありませんが、この地形はアメリカ人ライダーにとって難しく、特にウェットコンディションが影響しました。リッキーは8位で、4日目の川でのクラッシュが大きな痛手となりました。重要なのは、4人全員が完走したことです。チームの努力の成果であり、素晴らしい仕事でした。次戦デサフィオ・ルタ40では勝利を目指します。」




リッキー・ブラベック
「今回のラリーは良い経験でした。ウェットコンディションは普段あまり経験しないので新鮮でしたし、チーム全員が無事に完走できたことが何よりです。自分自身はトラブルも多く大変でしたが、最終日はドライで走りやすく良い感触でした。全体として学びの多いレースでしたし、次は砂漠に戻るのが楽しみです。濡れたブーツではなく乾いたブーツで走りたいですね。」




スカイラー・ハウズ
「ラリー・ポルトガルを完走できて本当に良かったです。特に泥や滑りやすい路面、崖のある山道など、自分にとって非常に厳しいレースでした。思うように走れず慎重にならざるを得ませんでしたが、それがこの競技です。良い走りもいくつかありましたし、何より無事に終えられて満足しています。チームは本当にハードワークしてくれていて、トシャとアドリアンが表彰台に立ったのはチームにとって重要な結果です。素晴らしい人たちに囲まれてレースができることに感謝しています。次戦が楽しみです。」




アドリアン・ファン・ベフェレン
「ポルトガルで表彰台に戻ることができて本当に嬉しいです。6か月前は崖から落ちて病院にいましたから、この結果は特別です。このレースはとてもテクニカルで、走っていて楽しかったです。今日も3位で良い走りができました。ダニエルとトシャは速かったですが、しっかり戦えました。次のアルゼンチンが待ちきれません。」



トシャ・シャレイナ
「自分の走りには満足していますし、ダニエルと最後まで素晴らしいバトルができました。最終ステージでは全力を尽くしましたし、2位という結果とチームのパフォーマンスに満足しています。これからはアルゼンチンに集中していきます。」

中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。