ヴェントゥーラが母国で圧勝 ラリー・ポルトガル第4ステージ制覇 世界ラリーレイド選手権

2026年ラリー・レイド・ワールドカップ第2戦ラリー・ポルトガルの第4ステージで、マルティム・ヴェントゥーラが母国で見事な勝利を挙げた。スペインからポルトガルへと南下する639kmの過酷なルートで行われた今ステージは、計時区間317kmを含む大会最長かつ最難関の一日となった。序盤はゲートが連続するテクニカル区間、その後は国境越えとともに高速区間へと変化したが、水たまりや深い轍が残り、最後まで慎重な走行が求められた。

今大会は雨天が続き、この日も路面コンディションは改善されず、ライダーたちは厳しい状況に直面した。ヴェントゥーラはプロローグでのクラッシュにより出遅れたものの、徐々にリズムを取り戻し、Honda CRF450 RX RALLYで安定した走りを披露。地元ファンの前での走りに強い意欲を見せ、ミスを最小限に抑えながらラリー2クラスでトップに浮上。そのままリードを守り切り、2分14秒差をつける圧勝を飾った。この結果、総合首位のブルーノ・サントスとの差も4分縮め、8分53秒差の総合2位へと浮上した。

チームメイトのプレストン・キャンベルは、今大会で最も手応えのある一日だったと振り返る。多様な地形とコンディションへの適応を進める中で走りの向上を見せたが、結果には完全には結びつかず、ステージ8位でフィニッシュ。総合では首位から29分19秒差の7位につけている。最終ステージを前に、モンスターエナジー・ホンダHRCの2人は残る291kmでさらなる追い上げを狙う。

ルーベン・ファリア

「マルティムにとって大きな一日となり、ラリー2クラスでステージ優勝を果たしました。総合でも4位に入り、彼の前にいたのはトシャ・シャレイナ、ダニエル・サンダース、アドリアン・ファン・ベフェレンというラリーGPのライダーのみでした。プレストンも8位で堅実な走りを見せ、マシンに対するフィーリングも良好で大きな問題はありませんでした。2人ともレースに残っており、明日の最終ステージに向けて準備は整っています。」

マルティム・ヴェントゥーラ

「少しペースを上げようとしましたが、コーナーでは足をあまり地面につけたくなかったので制限がありました。ここポルトガルでファンや地元の人々の前で良い走りをしたいと思っていましたし、素晴らしい応援をもらいました。今週はもっと上を目指していましたが、それは叶わなかったので、今日の結果には満足しています。将来的にはこのレースで大きな成果を残したいですし、今年もそれを望んでいましたが、まだリズムもコンディションも万全ではありません。それでも自分ができた走りには満足しています。」

プレストン・キャンベル

「今日はとても良くて、すごく楽しめました。ラリーの中で一番良い走りができたと感じています。バイクのフィーリングも良く、ここでの適応に手応えを感じています。苦戦はしていますが、毎日改善していくことを楽しんでいます。自分たちの地元にはこういった地形があまりなく、広い砂漠が中心なので、こうした狭くてウェットで泥の多い道は得意ではありません。それでも適応していく過程を楽しんでいます。」