レッドブルKTM MotoGP開幕に向け2チームの体制を正式発表 MotoGP2026

レッドブルKTMが2026年MotoGPシーズンの体制とカラーリングを正式に公開した。RC16の最新仕様、パートナー陣、そして参戦ライダーがベールを脱ぎ、10年目の最高峰グランプリに向けて出陣準備を完了した。

レッドブルKTMファクトリーレーシングにはペドロ・アコスタとブラッド・ビンダー、テック3にはエネア・バスティアニーニとマーヴェリック・ビニャーレスという実力者が揃い、現在の技術レギュレーション下で最後となるRC16を駆る。KTMは「Ready to Race」のスローガンを改めて体現すべく、2026年シーズンを全力で戦う構えだ。

RC16のカラーリングは、MotoGPグリッドの中でも最も個性的なデザインとして知られてきたが、今季に向けて細部が刷新された。数値で語るのがレースの世界。2026年のKTM陣営を象徴する数字の数々が、その本気度を物語る。

数値で見るレッドブルKTMの2026年への挑戦

  • 4:ペドロ・アコスタの2025年MotoGPランキング(KTMとしては歴代最高位タイ)
  • 6:今季全22戦中、KTM陣営にとっての“ホームレース”数
  • 7:プレシーズン初テスト(セパン)までの残り日数。2月7日にはクアラルンプールで公式ローンチイベント開催予定
  • 14:2025年にKTMが獲得したGP表彰台とスプリント表彰数
  • 17:KTMライダーが2025年に記録したトップ5フィニッシュ数
  • 24:KTM参戦ライダーの通算MotoGP出場年数(アコスタ2年目、ビンダー6年目、バスティアニーニ5年目、ビニャーレス11年目)
  • 366.1 km/h:RC16が2023年・2024年イタリアGPで記録したMotoGP最高速度
  • 3,600,000人:2025年シーズンのMotoGP現地観客動員数(前年比21%増)

ペドロ・アコスタ

「2025年の後半は、ベストコンディションでなくても常にトップ5争いができるようになってきました。3位争いをできたのは良い経験でした。チームとKTMに感謝しています。今年はさらに上を目指します。セパンのテストから良いスタートを切りたいです。」

ブラッド・ビンダー

「オフシーズンはしっかり休みも取って、トレーニングとライディングに集中できました。今年は頭で考え過ぎずに、本来のライディングを取り戻したいです。自分の力を出し切れば、必ず上に行けると信じています。」

エネア・バスティアニーニ

「2025年は正直難しいシーズンでしたが、多くを学びました。2026年はマシンやチームへの理解も深まり、より強くなれるはずです。重要なことを争える位置に戻りたいです。テストの手応えも良く、チームのポテンシャルは高いと感じました。今年は“Ready to Race”です。」

マーヴェリック・ビニャーレス

「昨年は短期間で多くのことを理解する必要がありましたが、すぐに競争力を持てたと思います。ケガの影響もありましたが、リカバリープランを正しく選べたおかげで回復も順調でした。今はチームを勝たせる責任を強く感じています。このプレッシャーの中でこそ、自分は最高の力を発揮できると思っています。今年は“全力で喰らいついていく”覚悟です。」

アキ・アホ(レッドブルKTMファクトリーレーシング チームマネージャー)

「昨年は序盤こそ難しい展開でしたが、シーズンを通して着実に成長できたと感じています。チームの内部コミュニケーションやプロセスの簡素化に取り組んできたことで、日々の改善が成果に繋がっていきました。2026年には大きなポテンシャルがありますが、我々は地に足をつけて進んでいきます。」

ニコラ・ゴヨン(レッドブルKTMテック3 チームマネージャー)

「2025年は感情の浮き沈みの激しいシーズンでした。KTMとのパートナーシップが始まった2019年から、年々工場からの支援が増しており、昨年は最も多くのサポートを受けました。今季は新しい体制とともに、新たな時代に突入します。非常に楽しみにしています。」

ピット・バイラー(KTMモータースポーツディレクター)

「我々には4人の素晴らしいライダーが揃っていますが、昨年はその全員がベストを出せるパッケージには仕上げられなかったという反省があります。過去数週間は、それぞれのライダーが最大限の力を発揮できる環境作りに全力を注いできました。チーム全体の力と信念がある今、RC16も大きく進化しています。2026年はMotoGPにとって重要なシーズンです。将来を見据えるのは当然ですが、まずは目の前の2026年に集中し、この年を我々の年にするつもりです。」