イタリアGPのスプリントレースで2位に入ったアレックス・マルケスは、レース序盤でペッコへのアタックを狙うも、その隙にマルクが仕掛けてきた展開に驚きを隠せず、フロントタイヤの温度上昇も影響し、最終的にはマルクに追いつけなかったと振り返る。明日に向けてはタイヤ選択とプッシュのタイミングを見極め、よりクレバーな走りで勝負に挑む覚悟を示している。

兄マルクに惜敗しつつも手応え

「ここではマルクと戦えるポテンシャルがあると思っていましたが、マルクのほうが上手でした。ペッコにアタックをしかけようと思った時にマルクもすでにアタックを仕掛ける状況にあったので、スタートが遅れていたのになぜここにいるんだ?と思いました。その後アタック出来る状況にあったターン5でハイサイドしそうになり、その時点でバイクのコントロールを優先しました。フロントタイヤがどんどん暑くなっていたんです。マルクは最後までペースを維持していたので追いつくことが出来ませんでした。明日に関してはタイヤ選択等もしっかりと検討していきます。ミディアム、ソフトいずれも良い感触ですが、クレバーに走行したいですね。」

路面温度の影響に苦戦、明日へ向け課題整理

「今日はレースをリードしてフロントを温存したかったんですが、マルクのほうがペースがありました。明日に関してもしっかりとコントロールする必要がありますが、今日はこの路面温度の中でプッシュしすぎました。明日に関してもしっかりとプッシュしていきます。明日に関してはタイヤ選択、そしてどこの時点でプッシュするかを検討する必要があります。明日に向けてしっかり分析していきたいですね。」