ファビオ・クアルタラロ ホンダ移籍の理由を語る「新鮮な空気と新しいプロジェクトが必要だった」

ファビオ・クアルタラロが2027年シーズンからホンダに移籍することを明かし、シルバーストーンでその決断の背景を初めて公に語った。2021年チャンピオンは8年間ヤマハのM1を駆ってきたが、ヤマハとの契約延長に向けた交渉は一切行わないまま、現在の契約満了を待たずしてホンダとの合意に至った。移籍の発表は7月末まで伏せられており、クアルタラロが公の場でこの決断について口を開いたのはシルバーストーンが初めてとなった。

ファビオ・クアルタラロ

「ホンダには勝てるバイクを持ってきてほしいと思っています。ただ、ヤマハとの章が終わるのは確かです。8年間を共にしてきました。最初の頃は後半よりも良い時期でした。」

「でも、自分は今の選択に満足しています。昨年からいくつかのチームと話し合いを続けてきて、発表されたのはつい2週間ほど前のことです。ホンダに加入できることが本当に嬉しいですし、これからがとても楽しみです。」

「今回の決断は、特にマシンのことが大きな理由でした。MotoGPでのキャリア全体をヤマハと歩んできました。もちろん、ヤマハには心から感謝していますし、とても幸せな時間でした。」

「でも、自分にとっては移籍する適切なタイミングだったと思います。新鮮な空気、新しい人々、新しいプロジェクトが必要でした。精神面でもマシンの面でも、すべてにおいて変化が必要だったのです。」

「ホンダが回復してきていることには、自分も感銘を受けています。厳しい状況にあったことは分かっています。でも、ここ数年で遂げた成長と、これから進もうとしているプロジェクトの内容が、自分をそこへ向かわせる大きな理由になっています。」

「2027年は本当に難しいと思います。今うまく機能しているバイクも、レギュレーションの変更、特にタイヤの変更によって、来年は機能しなくなるかもしれません。ですから、もちろんある種の賭けではあります。」

「ただ、完全な賭けとは言えません。考えなければならないこと、取り組まなければならないことが、その裏にたくさんあるからです。」

「多くのチームと何度もミーティングを重ねました。ホンダとの話し合いでは、自分の疑問にとても丁寧に答えてもらえました。それが、ホンダへ進もうと思った理由です。」

「もちろん賭けではあります。でも、自分はいくつかの答えを得たかったのです。そして、その答えを得ることができました。」