リッキー・ブラベックがステージ1で2位、シャレイナがリタイア
ダカールラリーのステージ1はプロローグの続きで、峡谷周辺の岩と砂地の混ざった地形が続いた。2020年の優勝者であるリッキー・ブラベックは全体順位を上げるために、ステージの大部分を先頭グループの中で過ごし、その経験を活かして最終的に2位でフィニッシュし、その日の終わりには十分な成果を手にした。
乾いた川、砂利道、岩などの混合地形を克服しながら、ライダーたちは414kmのスペシャルステージをアルウラからアル・ヘナキヤの次のビバークまで、古い火山と溶岩板の刺激的な環境の中を走り抜けた。
ホセ・イグナシオ・コルネホは4位でポジティブな一日を過ごしたが、彼の好みの地形ではないにもかかわらず、チリの同胞パブロ・キンタニラと共にトップでの位置を入れ替えながら、粘り強いペースを維持した。キンタニラはナビゲーションの難しさにより20分以上遅れ、最終的に9位に下がった。
今年の大会に向けて集中的なトレーニングプログラムを実施してきたエイドリアン・ファン・べヴェレンは、石の多いエリアで慎重なペースを保ちながらも10位でフィニッシュし、キンタニラの後ろに位置した。プロローグで苦戦したスカイラー・ハウズは、最終的には16位で40分近く遅れてフィニッシュした。
プロローグで初のステージ勝利を手にしたトーシャ・シャレイナは、スペシャルの240km地点で低速のクラッシュにより、腕を骨折し、リタイアを余儀なくされた。
リッキー・ブラベック
ステージ: 2位 総合: 2位
「岩の数を数えることさえできないくらいで、岩を避けながらノートを読むのは本当に大変だった。岩にクラッシュするのも避けたいし、ノートを見逃すのも避けたい。だから、そのバランスを見つけることが重要でした。間違いなく、今日のナビゲーションは困難で、ライディングも同様でしたね。明日の計画は、大きなミスをせずに次のビバークに到達することです。」
パブロ・キンタニラ
ステージ: 9位 総合: 9位
「このステージには、非常に目立たないが危険な箇所があり、ナビゲーションも困難でした。予想していた一日の最も困難な部分が実はかなり良かったので、大きな問題なく終えることができたと思います。トーシャは非常に残念です。彼は素晴らしいライダーで、これまで卓越した仕事をしてきた。彼がこれからもそうすることに疑いはありません。」
スカイラー・ハウズ
ステージ: 16位 総合: 17位
「非常に長くて本当に困難なステージで、岩が多かったですね。昨日のステージの後では難しいものの、徐々にバイクに自信を持ち、今後数日間で時間を取り戻す必要があります。」
ホセ・イグナシオ・コルネホ
ステージ: 4位 総合: 4位
「ステージ1でとても良い感じでした。ダカールでは見たことのないようなステージだったと思いますね。ルート上には多くの石があり、コースから外れるとさらに多くの石があった。ライディングスタイルに必ずしも合っているわけではありませんが、リッキーと一緒にステージの大部分をかなり自信を持ってライディング出来ましたね。」
エイドリアン・ファン・ヴェベレン
ステージ: 10位 総合: 10位
「本当に厳しいステージで、岩が多くて全く楽しくないステージでした。石の中を走るのは一つのことだが、予測不可能な石があると、いつバイクから飛ばされるかと心配しているだけですから。しかし、これもダカールの一部であり、毎日終わりまでやり遂げなければなりません。今日はあまり時間を失わなかったので、明日もまた戦う準備ができています。」
トーシャ・シャレイナ
ステージ: DNF
「バイクにとても快適に乗れていて、給油所でホアン（バレダ）を捕まえることができた。その自信がリラックスに繋がってしまい、そのためにクラッシュしたと思います。体調は良いですが、このクラッシュで心理的にダメージを受けています。医療報告書によると手首を骨折していますが、クラッシュによる感情的な影響の方が大きいですね。」
（Photo courtesy of HRC）